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レンタル屋ストレート4

 嘘から始まる恋と仕事の成功術

 

 ショービズ・カウントダウンでチラッと紹介されて、公開のニュースはなし。そしていよいよ「来るぞ」と狙っていたら案の定“レンタル屋御用達カタログ=ビデオインサイダー”で12月リリース。待ってました、期待通り人々が気がつかない場所に、無造作に置かれてしまう中身は絶品のB級コメディ。もちろんお断りしておきますけれど、合衆国産のコメディですから、アダム・サンドラー好きの方とか限定になってしまうかもしれません(「エージェント・ゾーハン」 もレンタル屋ストレートだもんなぁ)。しかし扱っている内容は今(2010年)観るとスッキリする部分を備えている。

 

 原題が“The Invention of  Lying=ウソの発明 ”というくらいで、作品世界にはウソが存在しなくて、出ている人々は思いっきり本音で喋っている。冒頭部分は「主人公は僕だった」を思わせる軽めの滑り出しなんだけど、まあ誰も彼もが普段我々が思っていることをベラベラと垂れ流しっぱなし。人の“内なる声”が聞こえるというなら「ベルリン天使の詩」 とか「ハート・オブ・ウーマン」 がありましたけれど、“垂れ流しの本音”が日常って凄い。ウソがつけない人間は確かに爽快ですけれど、全部はあり得ない。容姿とか才能に関してオープンに過ぎるのは、どこか人間らしさに抵触するような気がするし、実際“今の世の中”に極めて似ている部分があぶり出されている。

 

 ま、非実力派社員に解雇通告するのは怖気づくのも分かる。「マイレージ、マイライフ」みたいな仕事があるんですからねぇ。女にも相手にされない、才能がない主人公に解雇通告するダメ上司が「ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」にも出ていた「ジョー・ブラックをよろしく」のジェフリー・ダンバー。この辺でおや?となって、バーのカウンターにフィリップ・シーモア・ホフマンが、無造作に出ているトコで釘付けになってしまいました。主人公が白バイ警官に飲酒運転で止められるトコもびっくり。サングラスかけているから分からなかったけれど、声を聞いてアレ?と思っていたら警官がエドワード・ノートン

 

 インディ系を観ている映画好きにとっては次から次へと楽しいキャストで、主人公をアッサリ振るのが当然と思える美貌のジェニファー・ガーナーは当たり前にしても、「JUNO ジュノ」で共演したジェイソン・ベイトマン(「ハンコック」も良かった)まで出ている(この2人の共演は「キングダム 見えざる敵」 、「JUNO ジュノ」に続いて3本目)。更にあの青春スターだったロブ・ロウがメキメキ情けない役をこなしているのも楽しい。「オースティン・パワーズ」辺りからでしょうか、「サンキュー・スモーキング」にしても、決まった典型的な美貌を逆手に取った、間抜け役は彼の十八番になりそう。

 

 さてインディ系コメディですけど、秀作の要件を満たしています。極めて実力派の役者さんが中身に惚れて、ちっちゃい役でも出ているのがその証拠。監督・脚本・主演兼任のリッキー・ジャーヴェイスはこの後仕事がいっぱい来るんじゃないでしょうか。ただ“空の上の人”を扱っているから、原理主義的な人の怒りを買うかもしれないけれど、本質的なのではと思う。メディアを鵜呑みにする人々、本音むき出しの世界、そんな恐ろしい世の中についウソをついちゃうのは人間的。それも金に困ってのことだし、死の間際の母に本当のことは・・・。ぜひご覧になってご確認ください。

 

 ウソと本音を扱っているようだけど、本質的には心=ヒューマニズムの良質コメディ。いつもタイトルとか出演者とか間違うといけないので、参照している映画のデータベースにも載ってなかった(12/8/2010現在)。美味しすぎる1本、いかがでしょう。レンタル屋ストレート4、「エージェント・ゾーハン」 ともども見逃すともったいない。
(12/8/2010)
オススメ
★★★★☆

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  エージェント・ゾーハン

 

 日本ではもののみごとに当たらない、アダム・サンドラーの下品なネタ込みのどアホコメディ。イスラエルの情報機関モサドの凄腕エージェント、アダム・サンドラー演じるゾーハンがニューヨークにやって来て、カリスマ美容師になろうとする。もうこの設定自体が馬鹿げていてたまらない。もともと 「哀しみのスパイ」で初めて“モサド”を観たんだけど、実態は良く分からない。 「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」にもチラッと出てくるけれど、まぁたいていシリアスな情報機関として描かれる。

 

 しかしアダム・サンドラーが手がけるとコケにしまくり。しかもお仲間の ジョン・タトゥーロが、ライバルのパレスチナ・エージェントを演じていて2人でやりたい放題。それにしても美容室に来たおばちゃん達を片っ端から×××しちゃうのは、不道徳で非倫理的で教育上よろしくないけれど爆笑。マライア・キャリーまで特別出演で豪華な スパイ・コメディなんだけど、やっぱ劇場公開は厳しいのかなぁ。ラストもありえないくらい上手くまとめちゃってるんだけど、コメディならではの離れ業じゃないでしょうか。
オススメ ★★★☆☆

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