SF映画

タイトル

 メッセージ ゴースト・イン・ザ・シェル

“非日常もいよいよ衰えてきたか”
    
             

 行き詰まっているのは資本主義だけでなく、SF映画もネタ不足に追い詰められている。昨年末の「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」以来、「ゴースト・イン・ザ・シェル」に至るまでシリーズ、リメイク、はっきり言って焼き直しにしか見えない「キングコング:髑髏島の巨神」などなど。とは言っても文句ないんですよ、「パッセンジャー」にしたって。

 もし根性入れて最新軍事アイテムも込めるとなると「シン・ゴジラ」になるわけで、つくづくよく出来ていることが分かる。日本の映画も捨てたものではないとホッとさせてくれる。もっとも「君の名は。」ともども、モチーフに東日本大震災と福島の原子力発電所事故を選ばないことには、大作の要件を満たさない。今や庶民に出回っているIT機器こそSFそのもので、スピードはまだ衰えていない。

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ「メッセージ」は予告編から察するに、「未知との遭遇」へのオマージュだろう。「ブレードランナー2049」、「エイリアン・コヴェナント」など40代以上にアピールするものばかりで、IT機器を駆使するも「LION/ライオン ~25年目のただいま~」は感動作にして日常。非日常が売りだったこのネタもいよいよ年老いてきたということか。突き抜ける新作を期待。
(4/19/2017)

キングコング:髑髏島の巨神 パッセンジャー

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