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現時点(3/28/2015 1:58:35AM)

     

 瞬く間に日常に、そしてみるみる古くなる新しい体験

 

 「めぐり逢わせのお弁当」のおかげで思いつきましたが、踊り場を設けて一息つく意味も込めて1ページ割きます。日常に流されたままだと、“いつの間にか知らないうち”に唖然とする場所に放り出されている自分に呆然としてしまう昨今。それは前ページにも“観客が忙しくなった21世紀の映画環境”にもリンクするし、「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」も含まれる。

 

 唖然とした場所は至るところに見受けられて、30年前にはけっこう人が乗っていたバスには“自分一人だけ”のことが多い。通勤に使っている御殿場線にはICカードが導入されておらず、このままで大丈夫なんだろうか?などと心配になる。そうかと思えば通勤途中のバスでkindleに登録が完了して「イヴの眠り」、「すべての男は消耗品である。VOL.13」をダウンロードして読みふけっている。

 

 佐々木俊尚氏の著書に書かれていたことは現実化していて、DVDを使って映画を見るのではなく、家に持って帰るまでのカプセルと化した。信じられないくらい加速する流れは実感で、モトローラ社製のスマート・フォンを持ってることでニヤリとしたのは「セレステ∞ジェシー」の時。「glee」を出勤途中で見て、観賞行為そのものが楽しかったけど、画面が小さいことには変わりなく、今ではタブレットになっている。

 

 もうTVのニュースは見なくなっているけど、インターネットを使って膨大な中から“自分に必要なもの”を抽出することはクタクタになる作業。今さら元には戻れませんけれど、実感している人はとっくにいっぱいいて、これから痛感する人もいっぱいいそう。だからネットユーザーとTV視聴者の間には乖離ではなく、時差があるだけでは?と思う。そしていずれみんなが飲み込まれていく。

 

 “カンケイないさ”と知らん顔しても、ロードサイドのショッピング・モールが閉鎖されたらかなりハッキリする。既に合衆国では進行していて、「ゴーン・ガール」でモロに描かれている。品揃えが限りなく完璧なネット通販に、広いとは言ってもスペースに限界のあるリアル店舗は敵わない。ま、“ネットで調べて店で借りる”を未だにやってるけど、配信サービスが不完全だからに過ぎない。

 

 早急にIT化が必要だなど声高に訴える必要などなく、子供達はとっくに順応。ただ「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」みたいだと嬉しいけど、「ステイ・コネクテッド〜つながりたい僕らの世界」のようだったら怖い。もはや年長者が“教えてあげる”のではなく、順応している子供たちを見習って適応したうえで、彼らを導かなくてはならないのが大人。

 

 ですからアニメのキャラクターを追いかけるのは旧態依然で、たとえ日本アニメーションの遺産“ど根性”で成立しているといっても、1000年後の「いなかっぺ大将」である「シドニアの騎士(劇場版)」は新しい。アメリカ映画なのに車が出てこない「her/世界でひとつの彼女」は肝心で、AIが今後の世界を理解する上で重要だからこその「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」なのです。

 

 このままいくと「ヨルムンガンド/PERFECT ORDER」のラスト=第三次世界大戦になりそう、ではなく既になっていている状況を、出来るだけ拡散させない為にはどうしたら?その辺のヒントをくれそうなのが「THE NEXT GENERATION/パトレイバー首都決戦」だし、「ジュピター」を観る前にマトリックス三部作をじっくりいってみようなどと思う今日この頃。
(3/28/2015 1:58:35 AM)

 

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関連作

  めぐり逢わせのお弁当

 

 タイトルがシンプルで、そのお弁当=the lunchbox。その移民その執事などあるし秀作候補だね、フードムービーでもあるし、などとボンヤリ見ていると、予想の枠内には収まらない余地のある作品で唸る。いやいや余白というか観客の想像でいくらでも埋め合わせが可能な1本。もちろんインドの食事情も垣間見られるからお得で、家から届くお弁当のサービスとは確かに見たことがない。

 

 人で溢れている電車の光景は「ダージリン急行」にも「スラムドッグ$ミリオネア」にもあったけど、ぎゅうぎゅう詰めの車内が懐かしい風景。なくなった我が国は確実に衰えているのですな。さらに事務職がペンを使用していて驚く。スマート・フォンがあるから今なんだけど、何でもかんでもIT化していない。貧しい青年シャイクが笑顔を絶やさないで、なんとか生き抜こうとしている姿は宝だ。

 

 本作の主人公を演じているイルファン・カーンが私めの観賞誘引剤なんですけれど、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」より老けた感じがのサージャンが似合っていて、ある年代にアピールする役回り。対してお弁当が間違って配達されて、文通が始まるイラ役のニムラト・カウルと静かなドラマが展開するのは悪くない。「ムトゥ踊るマハラジャ」とか「ロボット」だけがインド映画ではないのだ。

 

 海外向けインディ系のインド映画という印象で、「自由が丘」「珈琲時光」が近いんですけれど、観客に対するサービスとして隙を設けている。暗い要素もあるんですけれど、ボール遊びをしている近所の子供とかが自然に出てくるだけに、インドの人たちは疲労感に襲われたりしないでしょう。残念なのが今の日本で暮らしている私めなんだよね、アホは多くても努力して笑顔を絶やさない若者がいない。
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  イヴの眠り(5)

 

 静とアリサが最後に対面するシーンを目にするたびに泣いてしまう、吉田秋生の傑作漫画。また初期の「カリフォルニア物語」から継続されている世界でもある。この後に作者は「海街diary」へと移行していきますが、“クローンを日常的に描いた”ではなく、あって当然の流れを題材にしている。「ミッション:8ミニッツ」でこれを思い出しましたが、2006年に出版されていますからやはり早い。

 

 サブタイトルが“YASHA NEXT GENERATION”となっておりますので、「夜叉」から連続してお読みになるのをオススメします。「機動戦士ガンダムUC episode 7 虹の彼方に」でクローンは当然だし、1000年後の「シドニアの騎士」に至っては光合成する人類が生み出されている。でもさ、21世紀に適応した世界観を背景に、沖縄を物語に組み込んでドラマにしてしまうんだから、さすがだよね。

 

 コミック持ってたんだけど、見つからないもんだからkindleでダウンロード。電子書籍初体験は、小学生以来好きだったこの人の作品になり、続いて「すべての男は消耗品である。VOL.13」。こんなこといちいち書く必要あるのか?じゃなくて、いちいちメモしておかないと、あっという間に呆然とした場所で立ち尽くすことになるのです。遅れている自分を確認するためにも。
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