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 この七面倒臭さは、果たして快適と言えるのか?

 

 “映画をめぐる視聴環境は激変の渦中にある”としつこく書いてきましたが、先月にはさらに思い知らされるハメになりました。こんなことにページ割かないで、もっと多くの作品を観てオススメするのが筋ですけれど、とにかくトシには勝てない、時代の流れは速い、とっとと忘れてしまう今日この頃だけに、記しておくことにします。大きく二つのことでページの更新が滞っておりました。

 

 一つはネット環境で、一つはモニターの交換に伴うもの。思い出したくもない一種の作業ですよ、娯楽に到達するまで面倒臭いんだから。“ネット環境にまつわる”事態は使っているルーターの使用制限がきっかけです。月に7GBを超えると、送受信の速度が遅くなり、“使い物にならなくなる”。データ使用量が増えたのには理由があって、現在の私めはレンタル店利用から徐々に配信にシフトしつつある。

 

 あくまで概念上というかイメージに過ぎませんが、店を見て回るよりサイトのAmazon、DMM、Googleplay、TSUTAYAの4店舗をチェックしている。パッケージソフトの品ぞろえはAmazonで文句なしだから、気になったタイトルを探す。そして次にTSUTAYAで在庫の有り無しを確認。映画館に行く前にその近くの店で借りてくる。もちろん郵送返却も日常的になった。

 

 ただし2つのサイトでは不完全で、「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」が一例なんですけれど、まずDVDレンタルがない、Blu-rayはあってもちょいと高価である。で、Googleplayなら配信があるじゃないかと見つけて購入。2012年に観ていますが、今でこそ参考になること多々あり。そんな中でDMMはどういう位置づけかというとallcinemaの配信動画検索が関係してきます。

 

 いっつもチェックしているallcinemaですけれど、昨今は動画配信検索が加わった。で、ここでひょっとしたらと探すと「天使のたまご」「クラッシャージョウ」がヒット。本来はバンダイチャンネルなんですけれど、DMMでも視聴可能になっている。ここまでの過程で既に長々となっているのは承知なんですけれど、元レンタル屋にして48歳のオッサンを襲った出来事はまだまだ続きますご容赦ください。

 

 話は元に戻ります、使っていたルーターの使用制限に伴いauのサイトで改善策を探ると料金体系が契約時とは異なっている。このページを作っておいてよかったですよ、「攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone」の頃に換えたままになっていることになる。別段不自由ではなかったけど、そういや電波の入り口なんてルーターだけでいいじゃんと気がつく。

 

 周囲に聞くと“そんなの当たり前だろ”と言われましたが、契約時にそんなことは一切触れてくれなかったし・・・。で、お勉強してauショップに行って、「ルーターだけでいいんですけれど」と言ったら¥10,800返金されたりして、もうワケが分からない。ただやっとPCの方は片付いた、さっさと本来のページ作成にまい進せねば、と思った矢先にブラウン管TVがプッツリ止まる。

 

 赤坂に住んでいた頃ですから既に14、5年は前なんですけれど、確かその頃に地上デジタル放送が開始された。やたらとCMで液晶TVを宣伝して、皆さん揃って購入されたと思いますが、あれは“国家と家電メーカーによる詐欺だ”と頑なに思っていたので、知らん顔してブラウン管TVを使い続けた。だってあなた、電波の性質が変わったらチューナーを変えれば良いだけでしょ、何も液晶TVにすることないでしょ。

 

 ところがこれがアダになって、やって来た液晶テレビにはHDMI端子が3つ付いている。ここからまたまた面倒くさいことを強いられることになるのです。HDMI端子のうち1つは使っていたリンクシアター(HDDに突っ込んである映画を見る装置)を接続するけど、後はいらないかなと思っていると、足りなくなるんです。というのは40インチのモニターが届く前に、仮に使用していた小さい奴はパソコンを接続できる事が分かった。

 

 で、今度もOKかと思いきや、コンバーターを使わないとつながらずPCショップにて購入。しかしつなげたPCは古くてOsはWindowsVistaだから、DMMの動画を見ることは出来ない。よってタブレットを経由するとなると、またまたそれに適した装置を買わなければならなくなり…。「村上朝日堂の逆襲」の“オーディオ・スパゲティ(p115)”に「我々はテクノロジーに関していわば絶対君主的な体制下に置かれている」と記されているけど、まさにIT機器の奴隷です。

 

 “TVの家来を脱したら、IT機器の奴隷が待っていた”のが実情でしょう。内田樹氏の2016.03.13付のブログ“日本はこれからどこへ行くのか”で触れられていましたけれど、頭が先に行っても身体はついていけない。IT機器に関しては“概念の破壊と構築”が起きているのは想像できますけれど、その変化にもはやついて行ってる人いるんでしょうか?4年前の「サイドバイサイド」を再見しても思い知らされる。

 

 再見して4kどころか5Kが控えているのが分かりますけれど、公開から4年の間に静かに視聴環境は変化していた。なんでそれが分かったかと言うと、自室には液晶モニターはありませんが、他の家族はTVの家来だけに大型を使用していた。で、試しにリンクシアターをHDMI端子でつないだら、すんごい映像だってことを思い知ったのが4年前。

 

 ところが今回のモニター変更で映像を確認したら、不十分に映ったんですね。それはモニターの性能というより、“劇場で観る映像に慣れた目”には物足りなく映ったことに気がつく。よく言えば“知らぬ間に目が肥えていた”ことになりますけど、どーしてそのままじゃダメなのか?IOTの本には使いこなすことが自慢になるようじゃダメって書いてあったような。

 

 実はまだ安堵する状態には程遠くて、モニターの映像は映画館に行く楽しみを取っておきたいから、今のままでいいんですけれど音が物足りない。スピーカーをどうしようかと思案中。またタブレットの画像をモニターに反映させなければ「天使のたまご」「クラッシャージョウ」も観賞不可。よってEZCasttって代物を注文。手を着けるとなるとまたまた手続きが必要になって・・・。

 

 ホントに揶揄するのではなく、IT機器のレビューをネット上に載せている人々は根性がある。おかげで助かること多々ありで、それは映画に関しても同様。「アロハ」を知ったのもallcinemaに投稿されている方のおかげ。TV洗脳から脱しても、“さじ加減は自分でしなくちゃ身が持たない”ところまで来ています。インターネットの情報は膨大で、最初は良いなぁなどと思っているとエライことになった。

 

 もう一つ今回の事に付随してですけれど、“パッケージソフトの終焉はもう時間の問題”です。いつものように関連作探しで「サウスポー」には何を載せようかと探っていて、アントワーン・フークア監督作で未見は「ワイルド・チェイス」だからそれにしよう。ただDVD化されていないので、ひょっとすると配信ではとAmazonビデオを見るとあるわけです。

 

 “流されずに頑なでいると懲りるハメになる”はCDにそっぽを向いてレコードを買っていた時も、VHSよりbetaの方が優れているからとレンタル屋から消えてなくなって困った時も思い知ったハズなのに、またまたやってしまいました。ところが立ち止まって少し考えてみると、多少は現時点の輪郭がおぼろげながら分かった。トシだし配信でもいいんじゃ?なんて思っていたけど、さっき観てきた「ルーム」がそれを思い止まらせてくれたりして。

 

 まだまだ不完全な視聴環境で、このテーマは続きますけど現時点はここまで。果たして快適さを、気楽に家で映画を楽しむ環境を構築できるもんですかねぇ。そうそう長々と書いてきてナニですけれど、Amazonの配信「ニューヨーカー誌の世界」は結構良く出来ておりました。とにかく時間が短くて助かる。
(4/9/2016 3:02:36 AM)

 

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 現在の私めはドキュメント・スキャナーでテキストデータ化した本をタブレットに突っ込んで読んだり、ドキュメンタリー映画(「幸せの経済学」など)を見たりすることで、“今を知った気”になっている。TVニュースはホントにダメだし、新聞が年配者向けなのは仕方のないこと。朝日新聞の夕刊一面に“立ち食いそば屋経営”の記事が載っていて首をかしげましたが、そんなものなのでしょう。

 

 呆れていたって時間の無駄、と時代についていこうとしてもただ疲れるだけ(ほとんどIT機器の奴隷だし)。よって自分の中心というか“核になる部分”にため込んでおく情報は、なるべく偏らないようにしないと・・・。ところがこれはあまり上手くいってません。公平も何も、好きなものから情報を得ているんだから、偏って当たり前。ですからなるべく周囲の人とお話しすると、その偏りは修正できる。

 

 映画と本が主な情報収集源としても、劇映画の上映時間は長くなる一方。タブレットに突っ込んだ本は増える一方。そんな時にたった34分のこのドキュメンタリーは貴重。構成も「トゥルーマンショー」で描かれたような妄想に囚われた人が出てきたり、ポール・ジアマッティ(「win win」をぜひ)のショート・フィルムがあったりして退屈しません。

 

 ただし仕掛け人が「ヤバい経済学」「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」のアレックス・ギブニーですから、最後に9.11を取り上げている。CIAは犯人を把握していながら、FBIには伏せていた事実は、今こそもう一度記憶させておく必要のある情報でしょう。副次的ですが「ボーダーライン」を観るのにも役に立った。マイケル・ムーアも久しぶりに新作を公開予定だし、断片的にはなりますが頭の片隅に留めておくべき内容が詰まっている優れもの。
オススメ★★★★☆

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