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現時点11(2/24/2017)

     マリアンヌ ナイスガイズ! マグニフィセント・セブン      

 今、目の当たりにしている

 

 別段エポックなどと大袈裟に騒ぐ必要はないけれど、今月は変化の一端に触れましたので1ページ割きます。2月始めの頃TSUTAYAで「ベン・ハー」が新作コーナーに並んでいることに目を丸くした。本ページの史劇的コスプレで昨年7月触れておりますが、劇場公開が予定されていることをTOHOシネマズでは宣伝していた。ところが未公開で店頭にパッケージソフトが並んでいる。

 

 採算が取れないと判断したのは内容がイマイチだったからか、客層を見てそうなったのか。“金にならなきゃ話にならない”映画ですから当然で、泣き言は意味がありません。この手の愚痴も何度目かと飽き飽きされるかと思いますが、ジャンルの一つを捨てちゃうのはバリエーションの乏しさにつながる。「エクソダス:神と王」「マグニフィセント・セブン」も面白かったけどなぁ。

 

 劇場の危機はもう一つ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章」が公開と同時に配信がスタートする。つまり家で見ている人の方が劇場に駆けつけた人より早く拝めるということ。良し悪しではなく、選択の幅が広がったと捉えるか。私めの場合、¥2700の配信は高くない。劇場までの往復運賃を含めたら超過してしまう。もっとも出来がよかったら、いそいそと劇場に行くことになるけど。

 

 2012年に劇場でパッケージソフトを販売していることを“日本アニメーションの新しい試み”として1ページ割きましたが、事態はさらに進んだことになる。これはまさに変化なんだけど、そんなに人々に伝える価値の低い事柄なんだろうか?いつの間にか決まっていた制度(マイナンバーとか)と同じ感覚で、人々は“ああ、またか”とスルーされてしまうのか。ま、私めの驚きを分かってもらいたいわけではありません、ただ目の当たりにしているもので。

 

 ついでと言ってはナニですけれど、現在働いている倉庫で村上春樹氏の新刊騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編が山積みされていて、たくさん出荷されている。ただ昨今こういうことは珍しく、紙の本でのベストセラーは最後なのでは?とも思ったりして。パッケージソフト、紙の本が消えていくのも時代の流れか・・・、という時にエレクトリック・ドリーム デジタル・リマスター版 のDVDを見つけてちょっとニヤリ。

 

 英国から取り寄せて見ましたが、字幕でもう一度見たい。「her/世界でひとつの彼女」が公開されていた2014年がピッタリだと思いますが、AIに関心が集まっているからこそなのかな?明日の「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章」配信開始を、今か今かとワクワクしながら出勤です。まさかこんな時代が来るとはね。
(2/24/2017)

 

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  宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章

 

 私めが知る限り、劇場公開と配信が同日というのは本作が初めてとなる。“映画好きのくせに劇場ではなく、家で済ますのか”と10年前ならこの選択はありえません。ただしトシ取ってるし、劇場でウトウトするのもマズイし、新しい体験だし。午前零時をもって配信開始かと思いきや、それは間に合わなかったみたい(理由はあんまり知りたくない)。

 

 とは言っても午後にはバッチリOKで、映像は凄い、我を忘れる。これが正直な感想です。福井晴敏が脚本参加しているのは伊達じゃなくて、旧来のファンをグイグイと引き込ませる。「ローレライ」「機動戦士ガンダムUC」の人は宇宙戦艦ヤマトも詳しかったわけだ。本編終了後にスタートする音声解説はまた楽しくて、パッケージソフトの特権も頂いちゃってる。

 

 このネタは現在非常に危険な要素を孕んでいる。日本政府が進行させている安全政策擁護と取られかねない。もちろん今後の展開を見守ることになるんだけど、まさか“軍国主義に突き進むのが良いことだ”とは描かないだろう。オリジナルはキャラクターが死屍累々だけど、どこまでやるのか。“宇宙戦艦1隻で星間帝国を滅ぼす”という無理めな設定を「宇宙戦艦ヤマト2199」はうまく処理したけど、果たして。

 

 旧ファンの目を丸くさせたのは、いきなり出てくるアンドロメダとか超弩級戦艦。オリジナルで新造戦艦は“役に立たなかった”けど、今回はワルに変身かな?と思わせる。ガミラスと同盟ってモロに現実を反映しているし、観客の中心は40代でしょうから、大人がニヤリとしてしまうネタをめいっぱい仕込んでくるでしょう。それにしても映像のクォリティは「シドニアの騎士」に負けず劣らず。

 

 面白いことは証明されましたが、オッサンはしみじみこの39年を振り返ってしまいました。“映画館がなくなるかもしれない”、“パッケージソフトの消滅は時間の問題”、“紙の本とて危うい”など、“ダメ臭いからあきらめる”ことに慣れ過ぎている。ココに愕然となったわけで、アニメーションから躍動感が失われているように、私たちは活力を失っている。人口減少局面に入って高齢化が進行していることは事実でも、投げやりになることはない。本作によって私めに注入されたエネルギーです、もちろん120%。
オススメ★★★★☆

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