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見逃しの非レンタル屋ストレート

オーケストラ    

見逃してしまった、2010年洋画ナンバーワンまでも・・・

  オーケストラ!   

 

  古くは「フィールド・オブ・ドリームス」くらいまでさかのぼりますが、劇場で観ときゃあ良かった作品が年に何本かあります(後でレンタルで観てガックシ)。去年は「南極料理人」で今年は「レギオン」だけかと思っていたら、何と一発で参ってしまった作品に遭遇。けっこう足しげく映画館に通っていると思っていたんですけれど、全部の映画を観るなんて不可能。当たり前っちゃあ、当たり前なんですけれど、ホントに悔しい。実に劇場で鑑賞するクォリティの傑作。元々音楽映画は好物で、家族の絆も描かれている。やはり勘が鈍ったのか、嗅覚が衰えたのか。ま、泣きごといっても仕方ない。

 

  冒頭フランスの映画なのにキャストの名前が出てくるたんびにロシア系の〜OVって言う人ばかりで、物語もロシアからスタート。おいおいメラニー・ロラン のおフランス映画が目当てなんだよと思っていたけれど、そんな些細なことは悪くないドタバタで忘れちゃった。いきなりうっとり指揮していた人が清掃係なんだもんなぁ。で、奥さんは共産党の集会の“さくら”集めしていたりして。ソビエトの国旗が見えたから、「フェアウェル/さらば哀しみのスパイ」 みたいに東西冷戦下の話かと思ったら、パソコンのモニターはちゃんと現代。

 

  偶然見つけたファックス盗んで、むかしの仲間を呼んでパリで公演しちゃおうと無茶苦茶なことを始めちゃう主人公。過去の因縁を引きずるKGBまで抱き込んで、とにかくパリで演奏がしたいがためになりふり構わず。相棒がなんと救急車の運転手していて、それであっちこっち行っちゃったりして・・・。ま、この部分の詳細に触れるとつまんなくなっちゃうから割愛しますけれど、「ザ・コミットメンツ」 を思わせるドタバタ。

 

 そしていよいよメラニー・ロラン の登場でがぜんドラマが盛り上がってくる。彼女が演じるのはバイオリンのソリストで、売れっ子。その彼女のCDやらチラシやらを主人公は後生大事に持っている。実に臭わせる部分で、ミュージシャンですから演奏のため、当然世界各国でナニしちゃうのが常だからそっち方面で・・・。コレも最後に効いてくる部分なので伏せます。

 

 伏せっぱなしでナンですけれど、とにかく最後のコンサート・シーンは絶品。その素晴らしさはとてもじゃないけれど、わたくしめの乏しい能力では表現不可。まさに“beyond description”=描写を超えております。メラニー・ロラン がバイオリンを弾く美しさはまさに宝。「レッドバイオリン」でも演奏のシーンは幾度も出てきましたけれど、かつてのナスターシャ・キンスキーを思わせる美貌こそ映画ならではの快感(年がバレるなぁ)。彼女を登場させたことで「イングロリアス・バスターズ」 も一級品となりおおせましたけれど、その一点だけでクェンティン・タランティーノを見直したくらいです。

 

 「マチェーテ」 「インセプション」を越えて今年洋画ナンバー・ワンかとニンマリした後、驚愕の傑作。なんだ、ちゃんと映画は生きている。鑑賞後“映画の神”が降りてきた、などと思ったけど、自分の家だもんね。映画の神様は気まぐれ。昨年の洋画ナンバー・ワンは「アバター」で邦画は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」 、あと二ヶ月を切ったけれど今年は洋画は文句なしにコレで邦画は「トイレット」 。たぶん変わらないと思う。

 

 なお、あくまでも個人的な好みに過ぎませんのでご注意を。あまりに嬉しくって常連さんにオススメしたんですけれど、ぜんぜん趣味が違ったみたいで怒られてしまいました。音楽映画 好きで、欧州の感動作がいける方限定ですあくまで。

めげずに好評レンタル中にしてみせる・・・はてさて。

オススメ★★★★★ 
ちゃんと本日(11/20/2010)全部貸し出されました、嬉しい。
コレが続いてくれると・・・。 
映画の神様はついてなくても、レンタル屋の神様は味方につけることはできる。

 

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劇場で観ておけば・・・

  レギオン

 

 「コンスタンティン」のような“神と悪魔の相克”といったテーマは大好きで、劇場で観なかったことを後悔の佳作。「南極料理人」 にしても良作は隙を突くように公開されて、あっという間に終わってしまうもの。 さて、もう冒頭からB級テイスト満点でモロに第一作の「ターミネーター」を思わせる。店に忍び込んだり、マシンガンをバックにたらふく詰め込んだり、ワクワクします(ま、あんまりいないか)。人間界に降りてきた天使は「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」みたいに“あること”をして、人になり目的の地へ。そこがどういうワケか荒野の真ん中にある店で、予算の関係上ここで死闘が展開するんだと思うともっと楽しくなる。

 

 もちろんワケはあって、「トゥモロー・ワールド」みたいな仕掛けが・・・。“陸の孤島”だから密室になるし、「ミスト」 みたいな息苦しさを効果としても期待できる。で、案の定店の中には臭わせる適度な人間模様が展開されていて、いよいよヤツラが来ると・・・、の部分はご覧になってご確認を。 「ガメラ2/レギオン襲来」 を観てたから、レギオンがなんだかは大体予想ついたけれど、このネタを見逃すとは。「エイリアン3」のチャールズ・S・ダットンとか久しぶりだったし、細面のポール・ベタニー、「ダヴィンチ・コード」 なんかだとヤバイけれど、硬派の天使には向いています。どこか「ロボコップ」のピーター・ウェラーを思い出させるんだよなぁ。 
オススメ★★★★☆

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