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フード・ムービー

君たちはどう生きるか オットーという男 大事なことほど小声でささやく ザ・メニュー 川っぺりムコリッタ             

美味しい映画はいかが? フード・ムービーあれこれ

 

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 音楽映画で重要な「パガニーニ/愛と狂気のヴァイオリニスト」を見逃したみたいに、明らかに悔しい思いをしそうな「めぐり逢わせのお弁当」はイケたはずだ。見ていないのにいけしゃあしゃあと断言してるけど、そのくらいの勘は働く。で、フード・ムービーと勝手に称している2作品を連続して拝むことになった。1本は「大統領の料理人」でもう一方は「マダム・マロリーの魔法のスパイス」

 

 未だヘレン・ミレンの方は観てないんだけど、「大統領の料理人」は感動です。双方ともに女性が主人公なんだけど、21世紀です、当たり前です。確かに「マーサの幸せレシピ」「タンポポ」もあったけど、主流ではなく料理は女のたしなみに止まっていたのが前世紀。電車の乗務員も女性を見ても違和感なくなったし、宇宙飛行士だって。男の抵抗勢力はホント見苦しい、とミッテラン大統領に仕えたオルタンスはモロに教えてくれたんだよね。
 (11/1/2014)

 

 「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を見て気づかされる、最近はこの手の作品から遠ざかっているのだ。「世界にひとつのプレイブック」「ザ・マスター」も優れているが、食べるシーンはあまり印象に残っていない。我々の隣人を描いた「君と歩く世界」などは賞味期限の切れた食べ物を冷蔵庫にしまっている。「ハッシュパピー 〜バスタブ島の少女〜」に至ってはキャットフード。厳しい時代に突入か?今年(2013)宮崎駿監督作にそこら辺を期待。
(5/11/2013)

 

美味しそうな“食べ物”やら“飲み物”が出てくる映画は、観ていてリラックスできます。サスペンスなどと違って、緊張感が張り詰める画面は少ないので、ボケっと観賞可能。最近では「食べて、祈って、恋をして」ジュリア・ロバーツがイタリアで美味しそうにパスタ食べていたり、荻上直子監督の3作品(「トイレット」「めがね」かもめ食堂」)の食品も美味しそう。シェフのお話ですと、「マーサの幸せレシピ」が絶品で、リメイクの「幸せのレシピ」も悪くない。日本映画の「タンポポ」も異色の「ディナー・ラッシュ」も料理に挑戦の「ジュリー&ジュリア」 もオススメできます。

 

 “うんちく”も高いものにも縁がありませんけれど、ワインが好きなので「サイドウェイ」「プロヴァンスの贈りもの」 はサイコー。ニキ・カーロ監督の最新作「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」 は“ワイン創り+天使”という異色の物語ながら良かったです

 

 また料理の映画は多々あれど、食べるシーンで中々なのは、宮崎駿作品ではないでしょうか?アレだけ上品に(アニメだから当たり前か)、美味そうに登場人物が食べているシーンは独特。「ルパン三世 カリオストロの城」ではルパンと次元のスパゲティの取り合い、カップうどんのアゲ食べてるトコとか、テレビ・シリーズ「死の翼アルバトロス」ではルパン一味がすき焼き食ってて、「ねぎ食え、ねぎ、日本人だろう」というセリフは忘れられない。「天空の城ラピュタ」のパンにのせた目玉焼きも美味しそうだし、「となりのトトロ」の朝ごはんの風景は、さつきが友達に呼ばれて飛び出していくトコ含めて実に印象に残っている。

 

 なお「未来の食卓」が素晴らしかったので、「フード・インク」を観てしまいました。“食のドキュメント”はのんびりご覧になることは無理かもしれません。しかし知っていないと、あらゆる面で深刻な事態に巻き込まれてしまいそう。フード・ムービーとは真逆ながら、コチラの方面も体力のある時にいかがでしょう。
(3/9/2011)

 

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フード・ムービー

 

シェフもの

ソウル・キッチン  ジュリー&ジュリア  マーサの幸せレシピ  
幸せのレシピ
  ディナー・ラッシュ  タンポポ
シェフとギャルソン、リストランテの夜  南極料理人

マダム・マロリーと魔法のスパイス  大統領の料理人
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜
二ツ星の料理人  トスカーナの幸せレシピ  ザ・メニュー

 

ワインもの

約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語  サイドウェイ
プロヴァンスの贈りもの
  ボトル・ドリーム カリフォルニアワインの奇跡
世界一美しいボルドーの秘密  おかえり、ブルゴーニュへ

 

ドキュメント

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン
ノーマ、世界を変える料理  
ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た
フード・インク  未来の食卓
ファーストフード・ネイション(フィクションながら、ドキュメントタッチ)
99分、世界美味めぐり  0円キッチン
100億人/私達は何を食べるのか?  おいしいコーヒーの真実
〈主婦〉の学校

 

その他
もち  エイプリルの七面鳥  スティーヴとロブのグルメトリップ
めぐり逢わせのお弁当  ふたりの旅路
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ  きのう何食べた?
さいはてにて〜優しい香りと待ちながら〜  晩酌の流儀
川っぺりムコリッタ  リトル・フォレスト/夏・秋
リトル・フォレスト/冬・春  大事なことほど小声でささやく
居酒屋兆治  オットーという男


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宮崎駿

君たちはどう生きるか 風立ちぬ 崖の上のポニョ  

 

 てっきり「崖の上のポニョ」が最後かと思いきや、傑作を残しましたね。ウディ・アレンとかクリント・イーストウッドが撮っているんだし、本当の意味で危機的状況の日本だから、逃げようとしている昭和時代の我々に向けての「風立ちぬ」なのかもしれない。日本の映像表現としてアニメーションは重要で、機械化すれば多産可能ながら中身はどんどん薄くなっていく。まさか恋愛を真正面に描くとは驚きです。
(7/29/2013)


 もはや説明不要、店にとっても売り上げ貢献度ナンバー・ワン間違いナシの商品を供給し続けることが出来るとんでもない人。大好きだったけど風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」は公開当時はそれほど注目されはしなかった。ただ決して子供が観ても安全という下心からは作られていない。グロでないだけで、本心で面白いものを作って、見せつけちゃおうという心意気に貫かれている。21世紀の今、「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」を貸し出す時に、ふと思ってしまいます。明らかに生まれるずっと以前に作られているにもかかわらず、子供たちをひきつけてしまう。そんな日本映画を生み出せる監督は他にいないから、やはり巨匠。

 

監督作

君たちはどう生きるか  ルパン三世 カリオストロの城MX4D
風立ちぬ  崖の上のポニョ ハウルの動く城 千と千尋の神隠し
もののけ姫  紅の豚  となりのトトロ  魔女の宅急便  
天空の城ラピュタ  風の谷のナウシカ  ルパン三世 カリオストロの城
未来少年コナン  ルパン三世 死の翼アルバトロス  
ルパン三世 さらば愛しきルパンよ  ルパン三世(first tv)

 

出演作そのほか

夢と狂気の王国  コクリコ坂から

 

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荻上直子

波紋 川っぺりムコリッタ 彼らが本気で編むときは、 レンタネコトイレット  

 

 レンタネコ」は予想通り帰国した荻上直子が日本を見つめた1本と言えるものだった。恋は五・七・五!」と対を成していると勝手に思っているけれど、主演は共にガリガリの娘だから、当たらずとも遠からずのハズ。「トイレット」から2年開けてだから、次回作もそのくらいになりそう。でもそのくらいの製作ペースがこの人にとっては良さそう。
(5/18/2012)

 

「かもめ食堂」、「めがね」ともに安定して貸し出されているレンタル屋のヒット商品。この人の場合“賞がどーのこーの”はもはや関係なくて、「トイレット」も“固定客”がちゃんと存在する映画作家。「トイレット」も実にスカしてくれて次回作の期待は高まる。こんな映画を撮ってほしいというより、どんなコトしでかしてくれるかが今から楽しみ。
(8/30/2010)

 

監督作

波紋  川っぺりムコリッタ  彼らが本気で編むときは、
レンタネコ  トイレット  めがね
かもめ食堂  恋は五・七・五!

 

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フード・ムービーあれこれ

エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン  エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン

 

 TVではよく食堂の紹介番組があるけれど、このドキュメンタリーは半端じゃない。当たり前だけど、CMも入らないから釘付けになります(静かだしね)。フィルムよりこの題材にはデジタル・ハイヴィジョンが最適。新作料理のため半年店を閉められるとは羨ましい限りですが、新たな創作には必要。イタリアも贅沢に食べてますけれど、スペインのこのレストラン=エルブリは凄い。

 

 まるで科学の実験を見ているような、新しい驚き(味)の探求。「マーサの幸せレシピ」も料理が美しく描かれますが、食材選びからじっくりメモを取り、画像をパソコンに保存してチェック。使えるものはなんでも試す21世紀的です。No.2が肝心なのは店の基本。チーフシェフは男前で、サブのスタッフは色男ばかり。女性にはこの辺もかなりおすすめのポイント。「パリ、ルーヴル美術館の秘密」も黙々と作業が進行しますが、彼らの立ち居振舞いは良く似ている。

 

 仕切るのがオーナーのフェラン・アドリアなんだけど、基本的にNo.2を信頼しているのがよく分かる。煩わしい世間一般の雑事をこなすから名が残るのだ。もっともこのオッサン、盛況なのに店を畳んじゃったんだって。詳しくはウェブをどうぞ。伝え、残すは映画の機能で、失われても作品が後に役立つ財産となる。だから必死で映画や文学はその起源に辿り着こうとする。フードムービーの最高峰。

 

 食材、調味料で我が国のものが散見されるのは嬉しくて、醤油であるとか柚とかを使っている。驚くべきことに抹茶はちゃんと茶筅で溶いている(中華のはなかったな)。そして最も美麗な冷凍ミカンを目撃できます、ぜひご覧になってご確認を。

オススメ★★★★☆

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    タンポポ

 

 “ラーメン・ウェスタン”が確か公開当時のうたい文句で、山崎努扮する“さすらいの男”がつぶれそうなラーメン屋のおかみを助けるというお話。ただ途中食べ物に関する本筋とは無関係のエピソードが幾つか盛り込まれていたりして結構楽しい。ホームレスのじいさんにタレのこと聞くのは面白かった。繁盛店偵察のところはお店として参考になった。動作が機敏に見えなくともちゃんとやってる店のトコ。役所広司がけっこう若くて怖かった印象がある(彼は冒頭からいきなり登場)。安岡力也が即効で伝授するネギラーメンも美味そう。
オススメ★★★★☆

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  ディナーラッシュ

 

 脇役としてインディペンデンス系、メジャー系双方の作品に多く出演し、得がたい演技を披露してきたダニー・アイエロ(「レオン」が一番分かりやすいですかね)。恐らく彼の出演作中最も優れた作品になるでしょう。流麗なカメラ・ワークによりレストランの中の様々な人間模様をシャープに抽出することに成功。群像劇を描くことにかけては第一人者のロバート・アルトマンに負けない実力はさすが。ミニ・シアター系がお好きな方には断然オススメです。
オススメ★★★☆☆

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  となりのトトロ

 

 問答無用の日本映画の宝。何度観たのか忘れちゃったけど、木がぎゅーっと伸びていくシーンで泣いちゃうんだよなぁ。猫のバスは良いし、トトロが雨の中さつきの隣にいつの間にか突っ立ってるところも、“真っ黒くろすけ”も・・・。いい加減おっさんだけど日本の原風景ってトコは今ひとつピンとこない。ただ電話を借りる本家のような家屋は記憶にあって、実写では再現できないでしょう。VHSの時代の話だけど、店に1本しか在庫がなくてデータを見たら10万円以上稼いでいた。後にも先にもこれ以上の作品はない。
オススメ★★★★★

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  天空の城ラピュタ

 

 「風の谷のナウシカ」 に続く宮崎駿劇場長編第三弾。パズーとシータの“飛行石”をめぐる冒険活劇はたまらなく素晴らしく、ワクワク。ラストなんか涙が止まらないけど、スッキリする。ドーラ一家の腕っぷしだけのバカ息子も良いし、おかあちゃんの女傑=ドーラが初井言榮さんの名演に支えられて素晴らしい。設定及びキャラはまんま「亡念のザムド に引き継がれているような気がするけど、どうだろう?(最近のテレビアニメでは出色の出来)。猛烈に楽しいんだけど、何度も観ていて年とって、段々悪役のムスカが分かるようになってきている自分に愕然。いつまでパズーの人間らしさを保ち続けられるか・・・。
オススメ★★★★☆

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ルパン三世 カリオストロの城 [DVD]  ルパン三世 - カリオストロの城

 

 もうホントに何回も観ている記念すべき宮崎駿第一回監督長編作(だよな)。何回も観ているけれどそのたんびに発見ありの傑作で、悪役の車とフィアットのチェイスシーンで、次元がライフル弾をマグナムに込めるとこは、あり得ないだけにエキサイト。「さ、行かれよ」の五右衛門もかっこよいし、不二子ちゃんもさぁ、ちゃんと男連中を動かしている賢さとラストのちゃっかりさは魅力。いい加減中年なので、ぜひ美少女から「おじさま」と呼ばれたいものだと密かに思っている。なお、この後ルパン三世の監督に内定していた押井守は実現しなかったんだよねぇ。往年のアニメオタクの方はご存知の噂。
オススメ★★★★☆

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  ルパン三世 第145話 死の翼アルバトロス

 

 キャンピング・カーですき焼き食ってたら、突然銃弾の雨あられにさらされ、超小型原子爆弾の陰謀に巻き込まれるルパン三世とその面々。で、不二子ちゃん素っ裸にされたまんまじゃまずいので、でっかい飛行艇にプロペラ機で挑む。もう後の「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「紅の豚」の原型とも呼べるシーン満載。これと赤ジャケット・シーズン(勝手にそう呼んでいる)最終回、「さらば愛しきルパンよ」は宮崎駿演出によるクォリティの高い2話で、その昔パッケージされたVHSがありました。この話でベンツ壊されて、最終回で出てきたフィアットを「ルパン三世 カリオストロの城」で乗ってるから、続きの意味合いがあるかも。

オススメ★★★☆☆

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