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外国人が描いた日本

PERFECT DAYS ナックルガール ザ・クリエイター/創造者 シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション デラックス吹替版  ブレット・トレイン                       

奇妙な国から、日本人を超える描写まで

 

 日本は忘れ去られつつあるのか?と心配するより、何が海外から注目されているかは「GODZILLA ゴジラ」を観るとハッキリする。外国人の期待に応える日本映画は地味だけど、「家路」「太秦ライムライト」があるから大丈夫だと思う。無視されていない証拠に「47RONIN」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」も作られている。気がかりなのは「ラッシュ/プライドと友情」などもそれほど話題にされないことなんだよな。

 

 昨年は日本らしさを「SHORT PEACE」「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」も日本人に思い出させようとしたけど、アピールできたのかな?TVから派生しているものに浸かっていると、自分の位置を見失うと思いますがいかがなものか。自衛隊の強さは「韓半島」が描いたし、わざわざ他国に乗り込んでいって戦闘できる状態にすることないですよ。
(7/27/2014)

 

 不完全で当たり前だけど、金の掛け方とか、全体の質となると外国人が描いた我が国に唸らされたりする場合があります。またどう見られているかを確認できるし、ワリと伏せられている自衛隊の実力を知る手掛かりにもなる。お家芸のアニメーションをまんまとリメイクされたり(「スピード・レーサー」)、実態を見抜かれたり、嘆いても仕方ないので考える契機にするのが宜しいかも?いちおう同盟ってことを賛美するのは合衆国もやってるんだから、媚びずに返礼の意味合いを込めた作品を試みても。ま、それをやったのが「トイレット」かな?ネタの宝庫(「リアルスティール」「トランスフォーマー」)にされてばかりいると、我が国で実力のある人たちがそっぽを向いてしまいます(「ヴァンパイア」)。
(8/4/2013)


 古い作品ですと“国辱的”とも思える勘違いされた日本が多かった、外国人監督が描いた“我が国”。まだ80年代でしたら“対日貿易摩擦”があったので「ガン・ホー」などの徹底的に日本をコケにした作品がありましたけれど、「ブラックレイン」あたりから「おやっ変わったな」と思わせる描写に変化。背景には“サイバーパンク”があって、「ブレードランナー」は“日本語を喋るうどん屋さん”が出てくる。“お約束”ですから「JM」には北野武が登場、「夢の涯までも」は笠智衆を筆頭に日本がかなり好意的に描かれている。この流れは「インセプション」 まで続きます。

 

 ミニシアター系は監督自身が日本通か、周囲に知ってるインテリがいるので、我々から観ても違和感がない作品が多い。「東京画」 、「夢の涯までも」の巨匠ヴィム・ヴェンダースのおかげで、現代劇(「ロスト・イン・トランスレーション」)も時代劇(「シルク」)もちゃんと描かれており、台湾の候孝賢に傑作「珈琲時光」までやられてしまっている。韓国映画だけど「力道山」も素晴らしいなぁと思っていたら、日本映画「僕の彼女はサイボーグ」を韓国人のクァク・ジョエンが撮っちゃってる。ま、イザベル・コイシェが「バヘル」の菊池凜子ちゃん主演で「ナイトトーキョー・デイ」を監督してくれたのは嬉しいかぎり。でも「めぐみ引き裂かれた家族」 は賛否はあるだろうけれど、手をつけないのは怠慢じゃないでしょうか。

 

 決定的なのが「ラストサムライ」「硫黄島からの手紙」「太陽」で、日本人が知っていなくてはならないことを、外国人に教えてもらうなんてね。ただやられっぱなしではなく、日本発の外国映画もある。おもちゃ(「トランスフォーマー」)、ゲーム(「バイオハザードW」)だけでなく、“葉隠れの書”がなければジム・シャームッシュ「ゴーストドッグ」は成立していない。かの手塚治虫の名作「ジャングル大帝レオ」をパクッたのは、ミュージカルにもなったディズニーの「ライオンキング」。

 

 チョット出てくるものから(「ジャンパー」)、敵視するもの(「SPIRIT 」「パールハーバー」「ラストエンペラー」)まであるけれど、日本人が出演する場合“愛国心”に目覚めるから、必死でアホな描写に抵抗したはず。「ラストサムライ」の渡辺謙も真田広之も演技以上の功績があったのでは。
(9/15/2010)
 

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腹が立つ

モネ・ゲーム  ガン・ホー  ザ・コーヴ
シェフ! 〜三ツ星レストランの舞台裏へようこそ〜
地下室のヘンな穴

違和感が残る

  ハクソー・リッジ ランナウェイズ

 

ブラックレイン  JM  ロマンスX  
ダラス・バイヤーズ・クラブ  
キル・ビルVol.1  キル・ビルvol.2

ランナウェイズ  ファイナル・カウントダウン 
G.I.ジョー  G.I.ジョーバック2リベンジ

ニューローズ・ホテル  コンタクト
追憶の森  ハクソー・リッジ
トゥームレイダー ファースト・ミッション
ブレット・トレイン  WASABI

 

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やられたと感じる

MINAMATA―ミナマタ― 唐人街探偵 東京MISSION l 犬ヶ島 ふたりの旅路     

 

ラストサムライ  硫黄島からの手紙 
太陽  珈琲時光  ヤバい経済学 
マイウェイ12,000キロの真実  韓半島
バトルシップ  ライク・サムワン・イン・ラブ
ナイト・トーキョー・デイ  永遠の僕たち
ロスト・イン・トランスレーション   
スピード・レーサー 終戦のエンペラー
47RONIN  アイルトン・セナ/音速の彼方へ
僕の彼女はサイボーグ  不屈の男/アンブロークン
マジカル・ガール  単騎、千里を走る。
沈黙 -サイレンス-  スノーデン
ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た
ふたりの旅路  犬ヶ島  アリータ:バトル・エンジェル
主戦場  ドリーミング 村上春樹  僕が跳びはねる理由
唐人街探偵 東京MISSION  MINAMATA―ミナマタ―
猫の島 (Cat Heaven Island)  さいはてにて〜優しい香りと待ちながら〜
ミッドウェイ  シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション
ザ・クリエイター/創造者  ナックルガール

 

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日本発だけに自慢げになる

ピクセル GODZILLA ゴジラ トランスフォーマーダークサイドムーン リアルステイール

 

ゴースト・イン・ザ・シェル  ピクセル  
VHSテープを巻き戻せ!  GODZILLA ゴジラ
ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ  ゴジラVSコング
オール・ユー・ニード・イズ・キル
パシフィック・リム  リアルスティール
トランスフォーマー/ロストエイジ
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン  
トランスフォーマー  バイオハザードX 
ゴーストドッグ  シャル・ウィ・ダンス?(合衆国版) 
イエロー・ハンカチーフ   ラッシュ/プライドと友情
99分、世界美味めぐり  移動都市/モータル・エンジン

 

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関連作

パシフィック・リム  パシフィック・リム

 

  日本アニメ、および特撮もの(円谷テイスト)へのオマージュで出来ている超大作。スケールも映像も最新のはずなのにどこかB級の臭いか漂うのはギレルモ・デル・トロの狙いだったかもしれない。出演者もほとんど見たことのない人たちながら、ヒロイン=菊池凛子が際立つためのキャスティングでしょう。彼女が出ている「アサルトガール」も円谷テイストが漂ったけど、精緻にスピーディーに組み立てることなく怪獣映画を成立させた。

 

 今年(2014年)ゴジラ最新作「モンスターズ地球外生命体」のギャレス・エドワーズが監督するけれど、日本へのオマージュは映像に片寄るのかな?本作は日本ロボットものの精神=無理めの敵にも立ち向かう、が継承されてて熱くなった。「リアルスティール」はシャープだが、こういうベタな感じも「ヘルボーイ」の監督の側面なんだね。ロン・バールマン出てたし。更に英語なまりの日本語を話す菊池凛子は、同年代の女優さんでは抜きん出ている。「ナイスの森」のあの娘がねぇ。
オススメ★★★★☆

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  スピード・レーサー

 

 ウォシャウスキー兄弟の“オタク映画”という先入観で、見ないで涼しい顔をしていた自分が恥ずかしくなる素晴らしい1本。「ミシェル・ヴァイヨン」はフランスのコミックが原作ですけれど、紛れもなく「マッハGoGoGo」の実写リメイク。ひょっとすると日本からビデオを取り寄せて、見ていたのかもしれない(「トイレット」の次男坊みたいに)。驚くべき映像は圧巻。ま、もともとタツノコプロ作品だから、アメリカ人に違和感がないのは当然か。

 

 クリスティナ・リッチがキュートだし、スーザン・サランドン もジョン・グッドマンも文句なし。それぞれ「アダムスファミリー」、「魔法にかけられて」、「フリントストーン/モダン石器時代」という“前歴”のある人たちで、ぴったりとハマっている。美麗にして躍動感たっぷりのレース・シーンはホントに血沸き、肉踊り、見惚れてしまう。「カーズ」と見比べても遜色なし。エンディング・テーマなんてオリジナルを流用してくれて感謝カンゲキ。「ヤッターマン」が最も成功したアニメの実写だと思っていたけれど、合衆国に完全に抜かれてしまった。
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  東京画

 

 小津安二郎監督を敬愛するヴィム・ヴェンダースの東京探訪ドキュメント 。笠智衆や撮影監督、厚田雄春へのインタビュー、鎌倉へ小津安二郎の墓参りなど、なるほど日本映画最高傑作である「東京物語」を称える内容になっている。しかし実は「東京物語」の風情は彼が訪ねた東京にはなく、興味を引かれたパチンコや食品サンプルが映し出される。後に「夢の涯てまでも」で使われる部分も多々あるけれど、「インセプション」クリストファー・ノーランに至るまでけっこう参考にした監督はいるはず。
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