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ドキュメンタリー・ムービー

すべての政府は嘘をつく 0円キッチン TOMORROW パーマネントライフを探して シーモアさんと、大人のための人生入門 ヒッチコック/トリュフォー               

↑in 2017

TV特番との違いは

 

 昨今はまるで見ていないTV局によるドキュメンタリー。夕飯時に茶の間でTVは点いておりますが、へそ曲がりの私めは知らん顔。allcinemaを見ると、「天皇と軍隊」はもともとフランスの放送局向けに製作されたとあるので、TV番組の一つ。ところが遠路ワザワザ静岡県は駿東郡小山町から、伊勢崎町の横浜ニューテアトルまで行っての観賞となると、ちょっとやそっとでは忘れない。もちろんお金払っているし、時間かけてるし、大袈裟だが身銭切って情報を得ているワケだ。

 

 もしただのTV番組だったら「ヤバい経済学」とか「ちいさな哲学者たち」なんて、記憶の奥底に埋まって、掘り起こせないだろう。ところが劇場での観賞という体験が含まれると、なかなか忘れないもんです。またレンタル屋で借りてきた「JUST FOR KICKS/ジャスト・フォー・キックス」とか「世界一美しいボルドーの秘密」などは家のモニターで見ているわけですけれど、せっせとメモを取りながらなので、やはり記憶にとどまる。これはこのページ作成の副産物。

 

 劇映画を超える感動は「セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター」「天空からの招待状」「世界の果ての通学路」などで、ただそのまま映しているわけではありませんが、素材の鮮度といいますかフィクションには代えがたいものがある。そうかといえば「秋刀魚の味」の描写にも驚嘆してしまったんですよ、ホームドラマなのに余りに当時のことが生々しく映ってたので。

 

 新旧も獲得した賞の数も関係ない、探す、たまたま当たることを期待しつつ(映画を愉しむための50の方法は参考になった)。膨大な作品が我々を待っている、労を惜しまなければ大概の映画は見られるんだし、の21世紀。蚊を払いながら、19:00の駿河小山駅のホームに一人、コソコソとタブレットにこんな文章を打ち込んでいたりです。
(8/22/2015)

 

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ニュースを補完するだけでなく、世界を知る手掛かり

 

 数こそ少ないけれど、昨年も幾つか拝ませてもらった、“現在を知る手掛かり”にもなる作品群。画家の生涯であったり、舞踏家の生き様だったり、偉人伝とは違った角度でその人物をストレートに描くことができるのも魅力。東日本大震災を扱った2本( 「LIGHT UP NIPPON 」「JAPAN IN A DAY 」)も粛然となるけれど、元気を得られる秀作だった。さらに映画の現在を知る上で、キアヌ・リーヴス「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」は重要で、劇映画(「ラム・ダイアリー」)と並行してドキュメンタリーを見ると、深く味わった気になったりして(「GONZO」)。たぶん今年最初の実写日本映画は「遺体 明日への十日間」になるはずだから、補完する意味もあって「絆〜キズナのキオク」を見たが“知っておくべき事実”に触れることができた。
(2/3/2013)

 

 ちょっと前ですと、動物の生態を扱ったものが多かったですけれど(「ディープブルー」「アトランティス」)、最近は食物に関するものが出てきた(「未来の食卓」「フード・インク」)ドキュメント映画。流行ると確かに“おや?”という作品が混じるけれど、初めに出てきたものほど内容は濃い場合が多い(レンタル屋にありがちな、ビッグタイトルに良く似たB級に相当するって言った方が良いか)。TVニュースの代わりに掘り下げられるのも魅力で、世界の実像を自分なりにイメージする手掛かりともなります(「ユナイテッド93」「チョムスキーとメディア」)。フィクションと合わせてみると理解を深める助けになったりして。「カルラのリスト」 「ハンティング・パーティ」「コマンダンテ」とチェ二部作(「チェ28歳の革命」「チェ39歳別れの手紙」 )とかね。ファンには申し訳ないけれど、ミュージシャンのドキュメント見ていると、生態が生々しく映し出されるせいかどことなく動物ものを思い出しちゃうんだよな。

 

 ページに載せたものだけなので、数は少ないですけれど上記50音順で。ドキュメントの監督をマイケル・ムーアしか知らないからホントに無知なんだけど、レンタル屋の棚にあるものとなると自然にこうなります。ドキュメントを手がけていたという是枝裕和は手法として取り入れているけれど(「ワンダフルライフ」)、「大丈夫であるように -Cocco終わらない旅-」くらい。
(3/7/2011)

 

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ドキュメンタリー映画 50音順

 


アイルトン・セナ/音速の彼方へ  アトランティス  
アニー・リーボヴィッツレンズの向こうの人生
あまり期待するな  アル・パチーノ/リチャードを探して  
イエロー・ケーキ  いしぶみ  いのちの子ども  
イヤー・オブ・ザ・ホース  The 11th Hour  
いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜  
ウィキリークスの秘密 ジュリアン・アサンジ完全密着
ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間
エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン      
エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したか?
オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史

カウントダウンZERO  華氏911  カルラのリスト
絆〜キズナのキオク  キャピタリズムマネーは踊る 
99分、世界美味めぐり
ゲットラウド  健さん
孤独なツバメたち/デカセギの子供に生まれて
子どもたちの夏/チェルノブイリと福島  コマンダンテ
GONZO ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ
ザ・コーヴ  サバイビング・プログレス/進歩の罠
ザ・ビッグ・ワン  ザ・ムーン  
ザ・ユニヴァーサル・マインド・オブ・ビル・エヴァンス  幸せの経済学
ジーザス・キャンプ〜アメリカを動かすキリスト教原理主義〜
シーモアさんと、大人のための人生入門
シチズンフォー スノーデンの暴露
JUST FOR KICKS/ジャスト・フォー・キックス
JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]   シッコ
100,000年後の安全
スティーブ・ジョブズ1995 〜失われたインタビュー〜
すべての政府は嘘をつく  世界一美しいボルドーの秘密
世界の果ての通学路  世界を欺く商人たち
セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター
0円キッチン  選挙  SOUL RED松田優作

ちいさな哲学者たち  天空からの招待状  
デブラ・ウィンガーを探して  天皇と軍隊  
TOMORROW パーマネントライフを探して
TRASHED-ゴミ地球の代償-  トラブゾン狂騒曲

28 1/2妄想の巨人  ニューヨーカー誌の世界
ノーマ東京 世界一のレストランが日本にやって来た
ノーマ、世界を変える料理

パリ・オペラ座のすべて  パリ・ルーヴル美術館の秘密
パンドラの約束  ピアノマニア  ピープルVSジョージ・ルーカス
ヒッチコック/トリュフォー  
Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち
ビューティフル・アイランズ〜気候変動沈む島の記憶
ピラミッド 5000年の嘘  
ビン・ラディンを探せ! スパー・ロックがテロ最前線に突撃!
VHSテープを巻き戻せ!
ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー
フード・インク  不都合な真実
フロウ〜水が大企業に独占される!〜
ボーリング・フォー・コロンバイン
ボビー・フィッシャー/世界と闘った男

マイケル・ムーアの恐るべき真実/アホでマヌケなアメリカ白人
マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
マドモアゼルC 〜ファッションに愛されたミューズ〜
マラドーナ  マン・オン・ワイヤー  未来の食卓  
みんなのしらないセンダック  めぐみ/引き裂かれた家族
モハメド・アリ かけがえのない日々

ヤバい経済学  U2/魂の叫び
夢と狂気の王国


LIGHT UP NIPPON 日本を照らした、奇跡の花火
ライトニング・イン・ア・ボトル
LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語
Let It Be  RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日
ロバート・アルトマン/ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男




 

 

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ドキュメンタリー映画あれこれ

 

  世界の果ての通学路

 

 前日に悪魔のヴァイオリニスト「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」を見ていたからか、この作品に出てくる子供たちを見たら神様は微笑み、ホロッとさせられるかもしれない。4つの国、ケニア、アルゼンチン、モロッコ、インドの子供たちの通学風景を追うだけで、ドキュメンタリーなのに半端なアドベンチャー映画を超えている。

 

 マスコミに洗脳された人々が、この子たちの置かれた状況を見たら、可哀そうと思うかもしれない。確か予告編でもそんな感じだった。ところが「それでも生きる子供たちへ」がそうだったように、朽ちゆく先進国によって後進と決めつけられている国の子供の方が、よっぽど生命力にあふれている。苦難に見える通学路は、後の糧になることを未だ彼らは知らないだけだ。

 

 ケニアの兄妹はゾウに気をつけながら、通っている。本物のゾウは自らを神と称する映画監督でさえタジタジにしてしまう。モロッコの女の子は「キャラバン」かよと思える山道を行く。賢そうな娘で景色も綺麗だけど、イスラム圏なのでつい「友だちのうちはどこ?」を思い出してしまう。彼女が持ち歩いているニワトリが、ひょっとするとランチか?などと思ったが、実は・・・の部分はご覧になってご確認を。

 

 アルゼンチンの高地に住む男の子は妹と馬に乗ってカッコ良いし、インドの3兄弟もあ〜でもない、こ〜でもないと言いながら、体の不自由な兄ちゃんを車椅子に乗せて学校に行く。学校がイヤでイヤで仕方なかった私めからすると、こういう通学路だったら嬉々として通学したかも?などと40年前を振り返ったりして。それにしても彼らに感じるのは羨望で、我が国の子供たちには、憐憫の情しか沸かないのはなぜだろう。

 

 学校を家畜製造所みたいにしているのは学校の先生ではない。“子供のため”と称して群がる教育産業の大人たち。彼らに焚きつけられて無意味な制度を次から次へと導入するエライ人たち。またその宣伝に洗脳されているTVの家来(ナイーブなクレイマー)たち。圧倒的な数で現場を知らずにブーブー文句たれてるヒマ人どもが・・・、いけませんね、こんなこと思うのは時間をドブに捨てるようなもの。

 

 さすが「小さな哲学者たち」「未来の食卓」「パリ20区、僕たちのクラス」のフランスといったところでしょうか。少なくとも合衆国には「デタッチメント 優しい無関心」などもあるし、アメリカ人とて知らん顔はしていない。日本の大人だけだな、あらゆることに無関心なのは。いやいやホントに可哀想でも、説教臭くもなく、生き生きと将来を語る彼らにじんわり涙させられる秀作です。
オススメ★★★★☆

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  夢と狂気の王国

 

 6/18にリリースされる「風立ちぬ」を、もう一度見てみたくなるドキュメンタリー。監督に映画の製作動機やら意図を聞いても意味がない、と「風立ちぬ」を取り上げた内田樹氏のブログに記されていたし、宮崎駿自身も劇中語っている。まさにその通りながら、監督の内部に形成された“新作創造のエネルギー源”に関してはヒントになる。また、過去作品に触れた部分などはファン垂涎でしょう。

 

 スタッフの女性に「魔女の宅急便」のラストでジジはどうして喋らなくなるのですか?と聞かれて、「女性が成長するんだから、一つや二つくらい失うものがあるのは当たり前ですよ」とそっけなく応じる。ワシが一番繰り返し見ている「紅の豚」に至っては、「バカな映画作った」などと・・・。そして彼の父親がまさに最新作に関係していると気がつくと、宮崎駿ドキュメンタリーとして実に重要に思えてくる。

 

 もちろん彼だけではスタジオジブリは成立しなくて、「真・女立喰師列伝」にも顔を出す鈴木敏夫と「かぐや姫の物語」監督高畑勲が不可欠。月刊アニメージュの読者でしたから、背景にある歴史を振り返る意味でも、貴重な映像が満載。またアニメオタクにアピールするのは、「ヱヴァンゲリヲン」監督の庵野秀明を堀越二郎役に抜擢する部分。あんなにアッサリ決まっちゃうものかな?

 

 宮崎駿本人に迫るのも興味深いけど、製造加工業で働いているワシなどは、アニメーターさんたちのコメントも一つ一つが響いてくる。皆さん才能の人達で、整頓された仕事場は一流だなぁと感心。監督に対する視線も外野の我々とは一味違うし。それにしてもスタジオジブリには、コンピュータを凝視して作業している人が見当たらないね。「攻殻機動隊」「アヴァロン」のメイキングと見比べるのも一興です。

 

 監督の砂田麻美は年代的に、“日本映画の新しい流れ”に属していそうなんだけど、オーソドックスにスタジオジブリ周辺を描写。「大丈夫であるように-Cocco 終わらない旅-」の助監督をしていた人ですから、東京都下の風景は絶品で泣けてくる。「選挙」の想田和弘もサラッと列車を切り取った画が印象的でしたけれど、三鷹あたりの景色ってワシの急所なんです。禁煙差別時代にタバコを吸いまくっている宮崎駿監督、反原発を貫くその中身は本当は過激です。
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  パリ・ルーヴル美術館の秘密

 

 バレエも分からないが、絵画もさっぱりという不粋な人間でも楽しめるドキュメンタリー。ま、大人の社会見学だと思って眺めることができます。「ダ・ヴィンチコード」だと地下に謎を残して館長が死んだりする舞台として使われるルーヴル美術館ですが、とにかくただっ広い。搬入作業が写し出されますが、ローラースケートか電動カートで移動。絵画の知識があれば、あれやこれやと楽しいんでしょうけれど、働く人たちに目線がいく。運送会社で肉体労働しましたけれど、最も取り扱い要注意の美術品を淡々と運び、設置する人たちの仕事ぶりはまさにプロだ。

 

 館長の談話などが差し挟まれる事なく、評論家も出てこない。ひたすら現場のみにカメラが迫る。エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」と同じで、絵の設置の仕方を検討したり、絵の修復する人の仕事ぶりとか、防災訓練とかじっくりと鑑賞できます。修復する人が盗みに加担したりしないのが現実で、もちろん金庫にしまっておいたって宝の持ち腐れ。建造物の場合は現地に行くしかありませんが(「パレルモ・シューティング」)、絵を眺めるのに適している場はやはり美術館。

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  ザ・ムーン

 

 月に行った男たちはそもそも空軍パイロット、経緯は「ライトスタッフ」をご覧になるとお分かりになります。JFKが言い出しっぺで、ニクソンの代で達成。現在はインナースペースの開拓に血眼になっている合衆国ながら、60年代は冷戦(「13デイズ」)の真っ只中。ソビエト連邦に対抗するため抜きつ抜かれつ。人類を先に宇宙に飛ばせたのは共産国だけに、負けてはならない。当の宇宙飛行士たちは国家間の競争より、同僚がベトナム戦争に参加していることに忸怩たる思いをしていた。ワシの生まれた時代には男たちは白いワイシャツにネクタイ締めて、国のために無我夢中に働いていたのだ(欲得抜きで)。

 

 ロン・ハワード提供とあるけれど、「アポロ13」を監督してるこの人は愛国者だから国家の英雄による偉業を称える作品に一枚噛むのはよくわかる。月に降り立った彼らの前にはもちろん“なーんにもない”空間が広がる。ロボットもいないし、ナチも潜んでいない、自分たちだけだから神を感じられたのかも?アポロ計画の目的は“月に行く”だから、達成された後は終了。得体の知れない何かに遭遇したためではない。インタビューに答える宇宙飛行士の皆さん、かなりの年齢のはずですけれど、しっかりしている。パイロット出身というのは伊達ではない。実際に行っただけに、“でっち上げだ”を皮肉っていたりして。

オススメ★★★★☆

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  未来の食卓

 

 娯楽作として見ることは出来ないけれど、ニュースより格段に突っ込んだ内容は素晴らしい、食べ物に関する緊急レポート。冒頭パリで開かれたシンポジウムにて、“現代の食生活を変えていかないと、取り返しの付かないことになる”と告げられますけれど、それだけではなくて取り組んでいる舞台が小学校なのが重要。とんでもない未来を背負わされるのは子供たちなのだから。教育に関してだと(「ワイルド・チェンジ」)、父兄が「あーだこーだ」と文句言うけれど、〜主義もクソもない緊急課題にはみな真剣に取り組もうとする。親たちの積極的な意見は、どうもみんながうすうす気付いていたことの証明。うすうす気付いていたこととは食品の危険性に関することなんだけど、それはぜひご覧になってご確認ください。

 農業国フランス(「プロヴァンスの贈りもの」「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」も)だけに、身近な問題。実際自分の家の畑で採れた野菜に舌が慣れると、売り物がつらくなります。1920年代の食生活は現代とは違うのだ、という主張は実感していて、大正元年(1912年)生まれの祖母は入院したことなどない。データが示されて描かれているのは「ザ・コーポレーション」のようですけれど、子供たちの描写が中心なので息苦しくはならない。更に「不都合な真実」のように未実証のことではなく、日々口にしている食べ物に関してのことだから見過ごすわけにはいかないし、なるだけ多くの人々におすすめのドキュメントです。

オススメ★★★★★

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