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パッケージ化されたTVアニメPART1(続き)

 カウボーイビバップ

 

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TVアニメPART1

  荒川アンダー ザ ブリッジ

 

 深夜帯のアニメは“宝の山”であることを証明する爆笑の一品。夜中たまたまテレビを見ていたら、引き込まれてしまった。なにせ一回の放送で6話くらい進んでしまうデタラメさ。荒川河川敷に住んでいるわけだから、登場人物のほとんどはホームレスのはず。しかし多種多様なキャラを出すための舞台としてはもってこい(「ミックマック」しかり)。悲惨な現実を映すためじゃなくて、バラエティに富んだ自由な描写が可能になるのは「東京ゴッドファーザーズでも証明されています。

 

 ナンセンス・ギャグマンガと言うと、響きが古いけど「がきデカ」とか「マカロニほうれん荘」に近い(おとーさんかおかーさんに聞いてみてください、たぶんご存知です)。もちろん主人公リクルートはあり得ない“金持ち坊ちゃん”で、他の登場人物に突っ込みしっぱなしで、その部分だけで入ってイケます。ニノさんがドラム缶風呂に入っている(第11話「湯上り」)、リクルートの恋人=ニノさんを狙っているミュージシャン星との対決は爆笑(第43話「ああ素晴らしい音楽」 )、挙げればきりがない。DVDですとチャプターすっ飛ばすことも出来るけれど、面白かった箇所を瞬時に、繰り返し楽しめる。
オススメ★★★★☆

続編  「荒川アンダーザブリッジ×ブリッジ」 

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  マクロスF (フロンティア)

 

 菅野よう子の楽曲、2人の歌姫(シェリル・ノーム、ランカ・リー)が実に魅力的な最新版マクロス。船団を組んで宇宙へ旅立つというネタは「スタートレック」とか「宇宙空母ギャラクティカ」を思わせたり、旧シリーズをダシにけっこうオッサンが狂喜してしまう内容。CGアニメの到達点のような、美麗かつシャープな動きの可変戦闘機バルキリーには魅せられてしまう。もちろんパクリばかりではなく、ちゃんと敵には一工夫があって、今回は異星人じゃなくてバジュラと呼ばれる“虫”。これが実に「ガメラ2 レギオン襲来」の“レギオン”にソックリで傍若無人に街を破壊する様は凄い。加えて第一話のタイトル「クロース・エンカウンター」はモロに「未知との遭遇」の原題ながら、王道の展開。ごく普通の高校生が突然巻き込まれて戦闘へと駆り出されていく。

 

 見所は多々あって第7話「ファースト・アタック」は迫力満点のトランスフォームのシーン込みの戦闘シーン炸裂。第13話「メモリー・オブ・グローバル」の最後に星が吹っ飛んじゃうところは映画顔負け。もちろん最終回の「アナタノオト」はやはり“マクロスは歌である”というしめ方で素晴らしい。オープニング(トライアングラー)もエンディング(ダイヤモンドクレバス)も聴き応えのある名曲だけど、あの「愛・おぼえていますか」を復活させてくれたのは嬉しいかぎり。第12話の「ファステスト・デリバリー」のラストは印象的。もちろんサントラは延々聴いていて、娘々サービスメドレー を何度繰り返したことか。主人公の美男子(早乙女アルト)は気の毒だけどホントに添え物なんだよね。
オススメ★★★★☆

劇場版は 「マクロスFイツワリノウタヒメ」 「マクロスFサヨナラノツバサ」

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  プラネテス

 

 まず安全です、古い話になりますけれど、NHKで放送するアニメーションに変なものはない。「未来少年コナン」しかり「キャプテン・フューチャー」しかり。暴言も過激描写もない代わりに物語りはけっこう緻密に練られている。人物描写も「コレさっさと実写化しちゃえば」と思わせる出来。しかし残念ながら「ライトスタッフ」とか「アポロ13」みたいなことは無理だから「王立宇宙軍 オネアミスの翼」 になったんだよね。ま、合衆国産の宇宙ものにも負けていない設定ですから、大人の方でも大丈夫。とはいっても主人公は熱血漢の若者です(当たり前か)。見ている若い人はハチマキと愛ちゃんの恋模様がバックにあるから、グイグイと見てしまうかもしれないけれど、オッサンのサブキャラが充実してくれていて嬉しい。

 

 特に木星に行くフォンブラウン号の設計責任者、ロックスミスの非人間的な感じがたまらない。加えてそれを「面白い」と言って支持してしまうハチマキの父親も並じゃあない(第17話「それゆえの彼」)。ヒューマニズムを無視してはいないけれど、人間の想像力をはるかに超える世界の住人になるにはやはり越えるべき線はたくさんあるみたい(第7話「地球外少女」)。そういった背景を臭わせる人物がけっこう登場するし、世界の現実もちゃんと反映されていて見応え十分。結局宇宙で暮らすことが日常にでもならない限りは木星到達なんて・・・、でもコレを見ていると行けそうな気がしてくる。
オススメ★★★★☆
 

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カウボーイビバップ  COWBOY BEBOP

 

  アニメーションでここまで“クール&ドライ”なチーム・ワークものは珍しい。放映はずいぶん前に終わっていたけれど、継続的に貸し出されている良質なシリーズ(もっとも中身は人によっては無理かも)。主人公スパイクはかっこよく、タフで頼りになる相棒ジェット、メカの天才エド、セクシー・ダイナマイツ?=フェイ。ビバップ号の面々が繰り広げる楽しいエピソードもあるけれど、背負っている物語が時折挿入される構造はたまらない。特にジュリアをはさんでスパイクVSビシャスが展開する第5話「堕天使たちのバラッド」。情け容赦なく殺し合う2人、フラッシュ・バックのように彼らの過去が映し出されるクールな仕上がり。エンディング・テーマの画の意味がこの回を見ると分かる。もちろん最終回「ザ・リアル・フォーク・ブルース前・後編」はしびれる、「終わりにしようぜ」、「望みどおりに」でしめるラストは最高。
オススメ★★★★☆

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  COWBOY BEBOP 天国の扉

 

 型破りなシリーズの型破りな劇場版。本編終了後のお話ではなくて、本編中の1エピソードとして作っている(最終回にエドは出てこない)。ナノ・ウィルスが題材で、ウィルス・テロを扱っているところはさすが。後々トム・クルーズ「コラテラル」を観ていたらこれを思い出した。トム演じる人でなしの殺し屋の名が“ヴィンセント”で、ラスト・シーンが本作のモノレールのトコとダブる。この作品の悪役も主役のスパイクがタジタジになってしまうほどの元軍人で、ヒロイン=エレクトラとの関係が主軸。主要メンバーが脇に回る“賑やかし役”に見える気楽さが、シリアスな題材の緩衝材といったところでしょうか。ただ映画好きの人なら冒頭をぜひお見逃しにならないように。石橋蓮司が声を担当する“レンジィ”が出てきて、おおっとなってしまいます。この洒落っ気が実に“らしさ”。 
オススメ★★★★☆

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