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スティーヴン・ソダーバーグ

オーシャンズ8 ローガン・ラッキー サイド・エフェクト          

 

 「マジック・マイク」の後は「サイド・エフェクト」で引退するそうな。そういえばリュック・ベッソンも「10本撮ったら監督を辞める」と報道されたっけ。50代だからまだ撮れそうだし、技術進歩のただ中を生きてきたのに意外です。もっとも惜しいという気が強くないのは、撮りたくなったらまた復活してくるにちがいないと思っているからだ。映画以外の体験を経て、ティム・バートンのように感動作を手掛けられるように化けたら面白い。ジョージとかマットとかブラッドとかが放っとかないだろうし。それにしても彼の引退のニュースを気にしている人は少ないんだね。
(8/5/2013)

 

 リュック・ベッソンが後進の育成(「コロンビアーナ」)と共に挑戦し続けている(「The Ladyアウンサンスーチー 引き裂かれた愛」)のに呼応するように、この人も「少年は残酷な弓を射る」のあとに監督作(「エージェント・マロリー」)が公開される。ただ世間一般に知られているのは“「オーシャンズ11」シリーズの監督”みたい。「コンテイジョン」などは悪くなかったけれど、怒る人あり、まあまあという人あり。

 

 ジョージ・クルーニー(「スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜」)と似ていて呼べば応えるというか、新作のキャストは豪華です。マイケル・ファスベンダー(「プロメテウス」)、ユアン・マクレガー、チャニング・テイタム(「第九軍団のワシ」)、アントニオ・バンデラス(「ザ・エッグ〜ロマノフの秘宝を狙え」)、マイケル・ダグラス(「ソリタリー・マン」)。彼ら表看板のなかにあって、ビル・パクストン(ジェームズ・キャメロン初期の御用達俳優)とマチュー・カソヴィッツ(「バビロンAD」の監督で「アメリ」の彼)が混じっているのが楽しみ。紛れもなく主演女優のジーナ・カラーノ嬢を引き立たせるための品揃え。
(9/16/2012)

 

 デビュー作「セックスと嘘とビデオテープ」がカンヌ映画祭で賞を獲ってしまったため、全世界の注目を集めることに。ところが第2作以降はヒットに恵まれず、手掛けた仕事が劇場未公開だったりテレビ映画だったり。好きな監督だけにちょっと残念だったので、「アウト・オブ・サイト」で復活した時はホッとしたものです。この作品から付き合いのあるジョージ・クルーニーとはその後何作かの共同作業でガッポリ儲けることに。

 

 一番のヒット作はもちろん「オーシャンズ1113」 で、2人の人脈をフルに活かして格安ギャラでスターを使い放題。しかしこの人の気質はやはり映画青年らしく、ヒット作の影で「イギリスから来た男」「トラフィック」みたいな玄人好みのキャスティングで映画好きを納得させる作品を残している。またそれと同時にプロデュース業でかなり肝心なアメリカ映画を製作しています。「エデンより彼方に」「シリアナ」 、「グッドナイト&グッドラック」 「アイム・ノット・ゼア」はそれぞれ傑作。ドップリと映画漬けの人生をまっしぐら。

 

 ウィルス・パニックを可能な限り現実的に描いた「コンテイジョン」は、一作前の「ガールフレンド・エクスペリエンス」に近いドキュメント・タッチを使いつつ、豪華キャストを効果的に配置して21世紀にふさわしいものに仕上げた。
(11/2011)

 

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トラフィック  トラフィック

 

 スティーヴン・ソダーバーグが多角的に描く実録風メキシコ⇔合衆国の麻薬コネクション戦争。メキシコの刑事に扮するのがベニチオ・デル・トロで彼はグレー・ソーンに踏み込んでしまい、マイケル・ダグラス演じる合衆国側の責任者は娘を薬で蝕まれてしまう。絶望的な中でほんの微かだけれど光りが射すのが、命がけで組織を追う合衆国側の麻薬捜査官。ドン・チードル 、ルイス・ガスマン両名が演じるタフガイはカッコよかった。この二人に華を持たせるソダーバーグの映画青年ぶりに感動。
オススメ★★★★☆

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