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オリヴァー・ストーン

すべての政府は嘘をつく スノーデン  ウォール・ストリート

 

 昨今の合衆国では“彼の天敵が出現!”などと、マスメディアは焚きつけるのだろうか?ま、個人的な認識に過ぎませんが、ジュリアン・アサンジを“第五の権力”と位置づけてジャーナリストは注目し、情報機関は警戒している今。CIAがよそ様の国に勝手に介入している様を描いたのが「ジェイソン・ボーン」で、「21世紀のEV.Cafe」には“アメリカはレイプしてるほうでしょ、個人はやられてるよ”と伊藤穣一氏は当たり前のように語っている。

 

 「コマンダンテ」から10年が経過しているわけですけれど、昨年フィデル・カストロ氏は亡くなってしまった。人物が人々を導いているのではなく、責任の所在がハッキリしない組織が、人々を厳重な管理下においているのが現実で、起きたらすぐ手に取るIT機器はバッチリその道具としても機能している。「スノーデン」の予告編を見るとそんな気がします。既にドキュメンタリー「シチズンフォー スノーデンの暴露」はありますから、より大きな視点を観客に提供してくれることを期待。
(1/13/2017)

 

 今年の8月に来日してあい変わらず暴露して回っているなぁと思いきや、広島での公演はかなりストレートで堪えたし、紋切り型の演説とは一線を画する。サテライト=衛星国と称されて、返す言葉もないとはやはり悔しい。もちろん自国に対しても容赦ない人だから、「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」はぜひ見てみたいが、果たしてどんなスタイルになるのかな?切れ切れでYOUTUBEを見るのか、レンタル屋ストレートになるのか。「ウォール・ストリート」以来音沙汰無かったけど、「野蛮なやつら/SAVAGES」はこの人ならではで、豪華キャスト。ま、宣伝しちゃうと彼のニュース・トピックまで漏れなく知れ渡っちゃうからフタされたのかな?
(10/6/2013)

 

 自ら従軍した経験を元に監督した「プラトーン」で、一発で有名になった。しかしその主人公と同じ悪癖(麻薬依存)が災いして、とんとん拍子にキャリアを築くわけにはいかなかったりして。「コマンダンテ」などのドキュメンタリーを撮ったりするけれど、国を間違った方向に導く人物には徹底して容赦がない(「ブッシュ」)。陰謀を描くことはあっても「JFK」、それは国を憂いたゆえのことで、あぶくゼニの連中をいち早く描いたのもうなずける(「ウォール街」)。史劇(「アレキサンダー」)を撮ってもウラに陰謀がひそんでいたりと「世の中胡散臭いぜ」が特徴かも。ただ自らのそんな面は認めていて「デーヴ」にチラリ出た時なんか分かりやすい。それにしてもよく自分の映画には顔を出す人なんだよなぁ。
(2/2011)

 

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監督作

  オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史

 

 現在(10/7/2014)“日本国憲法第九条”がノーベル平和賞を獲得するかを、固唾を飲んで待ちわびている。“戦争放棄した憲法を持つ国は世界でただ一つ”、このことさえ知らずにヌクヌクと生きてきた。そして無知である自分を更に思い知らされるけど、このドキュメンタリーは今こそ見るべき内容がたっぷり詰まっている。昨年10月には告知されて、12月にはリリースされていた。危機が迫らないと重い腰は上がらない。

 

 第二次世界大戦に関してはクリント・イーストウッド描いているし、スティーヴン・スピルバーグノルマンディ上陸作戦を映画化している。昭和天皇を描いた「太陽」も優れた映像資料だ。ただし、合衆国に徹底的に廃墟にされ、原子爆弾まで投下された挙句に占領下に置かれた我が国だげに、ソビエト連邦の要素は完全に欠落している。このことを知るだけでも本作は貴重だ。

 

 また自国に対して容赦がない愛国者のオリヴァー・ストーンだけに、ルーズベルトには好意的でも、後任のトゥルーマンを“原爆の責任者”であると示している。それだけでなく、日本側はどうしても情緒的に描いてしまう広島、長崎の惨状、東京大空襲など敵国の視点から当時を知る手掛かりになる。まだDVDの2までしか見ていないが、“一度始まってしまったら後戻りできない地獄が戦争”なのだと認識を改める機会になった。
オススメ★★★★☆

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  野蛮なやつら/SAVAGES

 

 歴史に隠された陰謀はアレキサンダー大王の時代まで遡って追求するオリヴァー・ストーン。で、脚本担当の「ミッドナイト・エキスプレス」以来“ヤク絡み”もお得意の分野で、「ドアーズ」では薬物使用で夭折したジム・モリソンを描いた。監督自身が薬物体験者だけに、大麻を家庭栽培して極上のブツを生成したり、販路まで確保して、がっぽり儲ける現代のアメリカン・ドリーム体現者はお手の物。「テイカーズ」の泥棒はピカピカのマンションに住んでいたけれど、カリフォルニアの豪邸に住んでいる人種なんて堅気からは程遠い。さらに「ワイルド・アット・ハート」のデヴィッド・リンチには一歩譲るかもしれないけれど、ジャンキーの視点みたいな映像も“らしさ”が出ている(「スキャナー・ダークリー」とも違ってね)。

 

 この題材を最新IT機器にしても同じことで、若くて頭の良い連中は既存の価値観なんて屁とも思わないから、あっという間に台頭してきたりする。取り締まる組織=警察の足元なんかとっくに見切っていて、ちゃんと手下にしていて、インテリなもんだから銀行関係者にもコネクションがある。主人公の一人チョンはアフガニスタンで従軍経験があり、私兵集団を備えている。ココの部下も凄腕ばかりだけど、金さえあればなんでも出来る国なのだ。でもお気楽な生活も映画ですから波風が立つ。扱っているモノがモノだけに、麻薬組織と事を構えることに。もっとも継いだ家業でもないから執着もなかったりして。

 

 頭脳と腕っ節のコンビ、ベンとチョンに扮したのがアーロン・ジョンソンとテイラー・キッチュ。「キック・アス」の主演と「ジョン・カーター」の主演が共演して、「イントゥ・ザ・ワイルド」「スピード・レーサー」のエミール・ハーシュなどが脇で無造作に出てくる。不気味な殺し屋のベニチオ・デル・トロと、手下にされた刑事がジョン・トラヴォルタで、麻薬組織の親玉がなんとサルマ・ハエックとは実に豪華で隙がないキャスティング。「噂のギャンブラー」も限定公開ながら、こちらも家で拝むことになって悔しい。北野武「アウトレイジ」に負けず劣らずバイオレントで、ラストなどもアッと驚かされる仕掛けが待っています、ぜひご覧になってご確認を。
オススメ★★★★☆

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  ウォール街

 

 「プラトーン」に続いて主演起用のチャーリー・シーン。ま、初々しい感じがあればよかった役ではある。しかし肝心なのは悪辣ゼニゼニ男マイケル・ダグラスがこの作品のキモで、いやーえげつない感じがモロですね。実は公開当時話題になったけど、映画評論家にオリヴァー・ストーンは評判悪くて、観てなかった。ところがつい最近観てみると、とても勉強になります。「プロヴァンスの贈りもの」にしろ“悪いこと”の代名詞として証券取引が出てくるけれど、真正面から描いてはいない。続編で今度カモにされるのは、シャイア・ラブーフ君(「イーグルアイ」)だそうな。関係ないけれど、タイムパラドックスねた「ファイナル・カウントダウン」で親同士(カーク・ダグラスとマーティン・シーン)が共演していたりして。
オススメ★★★☆☆

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  ミッドナイト・エクスプレス

 

  トルコという国で税関にとっ捕まったらエライ目に会うというお話し。実話だというのだから余計に怖い。監督はイギリス出身の映像派アラン・パーカーで、画的に良いんですけれど、映像とは裏腹に何せ出られると思ったけれども、良くワケの分からない事情とやらでまたまた刑務所(というか収容所)に逆戻りなんて本当に空恐ろしい経験。こういった我々の社会とは異なる文化圏の恐ろしさを描かせると、脚本担当のオリヴァー・ストーン、技が冴えます。
オススメ★★★★☆

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  ドアーズ

 

 ジム・モリソン率いるロックバンド、ドアーズを描いた作品。もっとも村上龍氏は対談集で「オリヴァー・ストーンに会ったら石でもぶつけてやろうと思った」と語っておられましたけれど、その時代に生きていなかったおかげで、結構面白かったです。ま、ミュージシャンもの ”にありがちな人生を歩んでいくジム・モリソンに扮した主演のヴァル・キルマーがそっくりで、“ハートに火をつけて”の有名なあのイントロ部分がけっこうアッサリ作られていたりして。
オススメ★★★☆☆

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