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ジェームズ・キャメロン

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター アリータ:バトル・エンジェル すばらしき映画音楽たち サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ

 

 大ヒットしてアカデミー賞まで獲った、“現象”とも言うべき「タイタニック」の監督なのに、10年以上映画を撮らせてもらえない男。それにはワケがあって、とにかく金の掛け方がハンパじゃないし、やりたい放題の製作姿勢。

 

 公開当時(1984年)“ゲテモノB級ホラー”と思われていた「ターミネーター」がまさかの全米ナンバー・ワンヒット。これによって得た名声を利用して、SFホラーの金字塔「エイリアン」 を、続編(「エイリアン2」1986年)ではアクション映画に大改造。閉鎖された火力発電所で撮ったそうですけれど、全編追いかけっこと爆発、銃撃戦の連続。その次の深海モノ「アビス」は公開された時、やたら真似する映画が作られましたけれど、一番の出来。なぜって当時(1989年)もっともド肝を抜くCG映像。加えて「エヴァンゲリオン」に出てくる、液体なんだけど呼吸できるってヤツも登場したりと、最新技術を積極的に映画に投入。

 

 で、この「アビス」のCG映像を更に進化発展させたのが「ターミネーター2」の“液体金属人間”。ただこの人のCGの使い方は現在(21世紀)の作品のように“予算をケチるため”ではありません。あくまで“派手に映るか、面白いか?”が基準になっているので、続く「トゥルー・ライズ」では本物のハリヤー戦闘機(垂直上昇が出来るイギリス軍機)を使って橋をぶっ壊してます。

 

 確かに「タイタニック」はヒットしたけれど、次は何をやらかすか恐ろしいので、映画会社はビビリます。でもテレビ・シリーズ「ダーク・エンジェル」は高視聴率をマーク。時代を先取りしていて、「映画がダメならテレビがあるじゃん」を既に実践していた。そして今年(2009年)いよいよ新作「アバター」が完成。押井守「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」をベタ褒めしていただけに、楽しみですね。

 

 この人の作品はとにかく派手でスケールがでかく、金に糸目をつけず最新技術を惜しみなく投入が売り。でも実は“女は強い、強い女が主役”がその最たる特徴。
(9/17/2009)

 

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関連作

  サンクタム

 

 プロデューサーのジェームズ・キャメロンには悪いけれど、3Dでなくとも十分楽しめるサバイバル。空気のない宇宙とは違って、緊張感を盛り上げるためにもドラマが入り込む余地がある。吹雪の山に登りたがるのも理解しがたいが、川口浩探検隊よりはるかにマジな洞窟探検とは気がしれない。「そこに洞窟があるからだ」と言われれば、返す言葉がないけれど、人類未踏の洞窟となると、ダイバーの要素まで入ってくる。「バーティカル・リミット」+「グランブルー」の世界は超大作向きで、見慣れない役者さんが挑むので説得力がある。

 

 識別できたのはヨアン・グリフィズだけで、美貌の剣士も、身体の弱い正義の議員もできるけれど、タフでマッチョに変身。もっとも彼は脇役で、メインテーマは父と子の物語。“千尋の谷に我が子を突き落とす”のは獅子だけど、絶体絶命の危機の中で仲悪かったら生き残れない。よってごく自然に家族の絆は再確認される。ただしホントにヤバイ状況だけに、「リアル・スティール」のような感動とは程遠い。ま、まずあんなトコ行けないけれど、「食料と灯(懐中電灯など)の確保は大切だ」は身に染みた。
オススメ★★★★☆

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