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ウディ・ハレルソン

記者たち/衝撃と畏怖の真実 スリー・ビルボード 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション               

 

 この人に期待される役柄はクレイジーな方面。「ゾンビランド」に至るまで、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」の印象が継続している。問題提起型の作品に多々出演しており(「ウェルカム・トゥ・サラエボ」「バトル・イン・シアトル」)、社会の問題に無関心ではない。ただし、インタビューなどは全く見たことがないから、一体どういう人かはまるで不明。コーエン兄弟(「ノーカントリー」)、スパイク・リー(「セレブの種」)、ロバート・アルトマン(「今宵、フィッツジェラルド劇場で」)、テレンス・マリック(「シン・レッド・ライン」)にも起用されているし、80年代から実に厚みのあるキャリアを築いている。だた期待される役柄とは真逆のこの人が好きで、「スタンドアップ」「7つの贈りもの」をぜひご覧になっていただきたい。
(9/23/2013)

 

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出演作

  ハード・プレイ

 

 ジャケットにも写っていた、劇中ウディ・ハレルソンの着ているTシャツが妙に欲しかった。“Parental Advisory”のマークは、たいていラップのCDの端っこに付いてたものだ。バスケットボールの試合を直接描いても、とうてい本物のゲームにはかなわないからお話はひと捻りしてある。スカウトのお話が「アフリカン・ダンク」だったけど、本作は賭けバスケがメイン。

 

 「グランド・イリュージョン」などでも、おっさんキャラが板についてきたウディだが、彼の数少ない青春スポ根ものとしても貴重だ。昨日見ていた「セブン・デイズ・イン・ハバナ」のジョシュ・ハッチャーソンにも負けない幼さがある。2年後には「ナチュラル・ボーンキラーズ」で、その後期待される定番キャラクターを演じるんだけど、ここでは白人坊や扱いで楽しめる。

 

 彼をガキに見せるのがウェズリー・スナイプスで、俊敏さは既に「メジャーリーグ」でも証明済みで、一枚うわての相棒がよく似合う。「マネートレイン」で再共演するくらいだから、相性が良かったのか、単純なバディものでもない。それはやはりバクチが絡んでいるからで、すんなりハッピーエンドには・・・ぜひご覧になってご確認を。さじ加減は「さよならゲーム」の監督、ロンシェルトンならでは。
オススメ★★★★☆

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  ラリー・フリント

 

 これは「サンキュースモーキング」でも描かれていることなんですけれど、アメリカ人は自由に対して真剣に向き合う。そこにチェコスロヴァキア出身の監督ミロス・フォアマンの視点が加わった偉人伝「アマデウス」「宮廷画家ゴヤは見た」もだから得意分野か。もっとも描かれているラリー・フリント氏は偉人と称されるのか、変人どまりなのか?ただ少なくとも成功者であることには変わりなく、人によっては恥部であれ合衆国ならではの人物。子供の頃は密造酒を作っていて、大人になったらゴーゴークラブを経営、それから雑誌ハスラーを創刊。「ブギーナイツ」のちょっと前になるのかな?ポルノが紙媒体中心だったわけだから。フォレスト・ガンプが表街道だとすると、コチラは裏街道、でもスケベ心は皆さんお持ちで儲かるわけだ。あっという間に億万長者になって、ノリノリのラリーを演じるウディ・ハレルソンはハマっている。

 

 儲かって人々の注目を集めだすと、叩き潰そうという勢力が出てくる。結果成功者ラリー・フリントは法廷闘争に突入。ライフルで狙撃され下半身が麻痺したりと、戦いの日々が70年代の終わりから80年代まで継続する。共に戦う弁護士がエドワード・ノートン扮する弁護士のアランで、この人が案外監督の訴えたいメッセージを間接的に話しているようだ。被ったのが良くなかったのか?「ムーンライズ・キングダム」なども精彩を欠いているようだけど、「真実の行方」の直後だけに、いかにも前途有望な若手演技派に見える。以前赤坂の店で働いていた頃「ウディ・ハレルソンとエドワード・ノートンが六本木でお茶していたぜ」と言われてビックリしましたが、本作が縁だったのかな?

 

 億万長者と良識派の人々との対決だけでは、この作品は成立しない。品のない雑誌に興味はないが、“自由の権利だけは守らなければ”、という良識のある弁護士がいてこそで、アカデミー賞にもノミネートされている。もちろんラリーの奥さんアルシアに扮したコートニー・ラヴも凄い。時期としては「バスキア」も近いんだけど、ラリー氏の退廃的な部分を一身に引き受けているようだ。最期はあの病で他界してしまうし。確かコートニーは日本でストリップをしていたそうで、ホール(彼女のバンド)のライヴの時「うるさい、そこのガイジン」などと流暢な日本語ができたんだそうな。たださ、程度問題とも思うけれど、ラリー氏に日本のレンタル店のAVコーナー見せて、どう思うかを尋ねてみたい。
オススメ★★★★☆

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