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スカーレット・ヨハンソン

  アステロイド・シティ ジョジョ・ラビット 犬ヶ島 ゴースト・イン・ザ・シェル          

 

 今年「ヘイルシーザー」「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」があった彼女。wiredの記事でムムッとなったのは「攻殻機動隊」実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」の主演になっている。驚きは続いて、北野武も出てくるし、監督は「スノーホワイト」のルパート・サンダースだし。YouTubeにアップされた映像を見ると「エクス・マキナ」「ガルムウォーズ」っぽく、欧州産のテイストで来るか?

 

 合衆国で日本の存在感は?などと思うだけで情けなくなる昨今、まさか士郎正宗の漫画が押井守を経て、“日本を忘れ去らせない作品”の役割を担うとは。なおスカーレットは「ロスト・イン・トランスレーション」があるので、全く我が国と無縁ということはない。若き妻から14年を経て、“Avengers: Infinity War”も控えておりアクションづいておりますな。この傾向は「アイアンマン2」辺りからですかねぇ。
(9/27/2016)

 

 2015年の今となっては地味目な「ロスト・イン・トランスレーション」からこの人を観てきたわけだけれど(正確には「バーバー」)、子役から大成していった人なのか、美人演技派と呼ぶべきか。80年代の生まれだから、私めが“気にしている女優”たちと同じお年頃。ジュリア・ロバーツとかサンドラ・ブロックと比較すると分かりやすくて、コスプレならまだ“お姫様”風の役(「プレステージ」)に説得力があるけど、現代劇(「ドン・ジョン」)になるとたくましい。

 

 この人の場合「幸せへのキセキ」がカッコよくて、「アイアンマン2」はグラマーセクシーで、「her/世界でひとつの彼女」「LUCY/ルーシー」「アンダー・ザ・スキン/種の捕食」などは人外の存在へ。出演作が連続公開されていた昨年ですけれど、2011年のナタリー・ポートマンに似たような状況だったわけだ。間違いなく友情出演の「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」が楽しみだが、お母さん役に無理がなくなったら本物として認識されるでしょう。
(2/15/2015)

 

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出演作

  アンダー・ザ・スキン 種の捕食

 

 「K-PAX光の旅人」も「ウルトラセブン」を思い出させてくれたけど、実相寺昭雄監督が撮ったの?と思わせるスタイリッシュなエイリアン映画。こういうスタイルで魔界からの使者を描くと「ブロークン」になり、吸血鬼だと「ぼくのエリ200歳の少女」となる。映像美は文句なしで、セリフが少ないのも魅力の一つ。「ホーリー・モーターズ」「トゥ・ザ・ワンダー」と同じく説明がくどい作品に飽きたら断然オススメ。

 

 スカーレット・ヨハンソンは地球外生命体だけに無表情を貫いていてさすが、彼女抜きには成立しない。「ターミネーター」「ヒドゥン」もそうだけど、人間臭さを消せる人が出てこないと。「アデル、ブルーは熱い色」みたいに、スカーレットのヌードが話題になったけど、オッサンにとっては“服を着ていないだけ”にしか見えない。でも品があるから、B級の「スピーシーズ/種の起源」とは違うんだよね。

 

 中身もしっかり作られていて、本作監督ジョナサン・グレイザーの「記憶の棘」がそそられる。スコットランドをその独特の映像で切り取っただけでなく、発せられる英語がまたお国柄を感じさせ、独立のムードがあった時代記号も込めている。森の描写も絶品だし、残酷さを刻む浜辺のシーンなど、景色を背景に留めないで語らせる手腕は評論家も絶賛したくなるんでしょう。宣伝文句で「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリックを引っ張ってくるのは納得。
オススメ★★★★☆

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