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ロバート・デ・ニーロ

アムステルダム アイリッシュマン マイ・インターン リベンジ・マッチ       

 

 アル・パチーノ「Dearダニー 君へのうた」がなかなかだったけど、この人はアン・ハサウェイと共演の「マイ・インターン」が控えている。家で「ラストベガス」「ボーダー」を見ていて、この人が好きなことを再確認。ただ振り返れば「アンタッチャブル」の芝居はやり過ぎだった気がする。というのは、「しあわせへのまわり道」に関連してパトリシア・クラークソンだけ確認しようと再見したのが発端。

 

 パトリシアだけ確認しようとしていたら、ショーン・コネリーもアンディ・ガルシアも出ているし、止められなくなった。まんまとエリオット・ネスにパクられるアル・カポネ、デ・ニーロ熱演!と当時のマスコミは宣伝。でも翌年にはマフィアを逮捕する賞金稼ぎを演じてるんだよな。てなわけで「ミッドナイト・ラン」を見たくなり・・・。いい映画に出ることは役者として大切です、観客の“見たくなったらいつでも”という環境が整っているだけに。
(10/9/2015)

 

 ずいぶん前にはマスコミ嫌いの人で、TVのインタビューは貴重だった。ところが来日して媒体に出まくっている。「もうひとりの息子」に賞をあげられた東京国際映画祭に出るためだったのか、リュック・ベッソンの代わりに「マラヴィータ」の宣伝を引き受けたのか?既に今年出演作を2本観ていて、真面目かつ勤勉さは今も変わらない人ですね。
(11/17/2013)

 

 昨年はどちらかと言うと脇に徹する感じだったけど、今年に入っての2作は申し分なかった変幻自在の演技派。「デンジャラス・ラン」デンゼル・ワシントンほどではないものの、キラー・エリート」では脇に徹しても、ジェイソン・ステイサムとのバランスを監督は取るのが難しかったかもしれない。ゴッドファーザーpartU」でアカデミー賞を獲得、“デ・ニーロ・アプローチ”とまで言われたその役作りにかける執念は・・・といったレッテルがいっぱい貼り付いていると自由な作品選択ができなくなるのかも。アナライズ・ミー」とかトラブル・イン・ハリウッド」みたいに情けない役は古くからのファンを落胆させちゃうからね。

 

 でもバリバリと出演作を重ねていく演技派は評判を気にすることなく、人々を喰いものにするワルと、底辺層のジジイを生き生きと演じてしまった。「レッド・ライト」はテレビタレントの典型とも言える超能力者で、「世界にひとつのプレイブック」のジジイは年金が雲散霧消してノミ屋をやってる。スターの顔で悪役を、素顔で臨むインディ系では、世の中をしっかり描く作品に一役買っている。このパターンを踏襲したい役者さんは結構いるのでは?
(3/15/2013)

 

 キャリアが長いと年代によって初めて触れる作品が違うので、持ってるイメージが異なる人の典型。最近の彼(「マチェーテ」とか)を見たら若い人は、情けないジジイがやけに上手い役者だなぁと思うかもしれない。高倉健さんと違って“固定した役”の逆、変幻自在役者の代名詞的存在だった。もっとも初めて劇場で観た作品は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」で、ワシにとっては未だに「ミッドナイト・ラン」が彼のベスト。

 

 この人とクリント・イーストウッドの印象が違うのは吹き替えで、同年代のアル・パチーノにはいたのに役が変幻自在だけに定番の声優さんがいなかった。ワシの上の世代はヒーロー(「ゴッドファーザーpartU」 )で、未だに名優として知られている。「アナライズ・ミー」に怒ってた人いたもんなぁ。ところが下の年代になると・・・。マスコミ嫌いで気難しいイメージがあったけど、Ryu’s Barに出てきた時はホントに生真面目な人だなぁという印象があって、それは監督作(「ブロンクス物語」「グッド・シェパード」)にも反映されています。真面目すぎるからの“デ・ニーロ・アプローチ”だったのでは?

 

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出演作

 アナライズ・ミー

 

 古くからのデ・ニーロ・ファンにやたら受けが悪かった、えらく笑えるセルフ・パロディ。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノ好きのお客さんはとにかく 「ゴッドファーザーpartU」 の洗礼を受けてしまっているので、本気モードでなくては受けつけなくて、「デ・ニーロが情けない役やるなんて・・・」という方多かったです。心配性のマフィアのボスという自らのキャリアを捨て去るような役だけど、おおマジでデ・ニーロが演じるのはやはり彼の性格か。で、そんな彼をダシにして笑える作品にしてしまったのが“無表情”キャラがサイコーのビリー・クリスタル。ま、 オスカー 授賞式の司会を2年連続でこなしちゃうエンターティナーですから、執念の演技派スターに臆することなく演技合戦。“中の上”の作品を撮らせるとなかなかの元 「ゴーストバスターズ ハロルド・ライミス、 「恋はデジャ・ブ」 と共になかなかなのです。
オススメ ★★★☆☆

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 恋におちて

 

 後に「マディソン郡の橋」を読んでコレを思い出した。実は「ディアハンター」で一度共演しているメリル・ストリープデ・ニーロ。この作品まで「ゴッドファーザーpartU」とか「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」のデ・ニーロでしたから、違和感あったんですけれど、フツーのハンサムも難なく演じ、変なそぶりは微塵もない。ところがお話は“不倫”なので、まっとうではないんですけれど、きれいに仕上げているんだよなぁ。和製では絶対ありえないんだけど。
オススメ★★★☆☆

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 レイジング・ブル

 

 執念の“デ・ニーロ・アプローチ”を目撃する実録ボクサー物語。観る前は「ホントかよ」と侮っていましたけれど、ボクサー体型から腹が出て「テレビ見えねぇよ」などと言われるまで変化するのは確かに脅威。ボクシングのシーンもさすがデ・ニーロ&スコセッシなんだけど、ジョー・ペシが文句言っているところがとにかく印象的だったんだよなぁ。 
オススメ★★★★☆

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 ディア・ハンター

 

 絶対に戦場に行きたくないと心底ビビッたヴェトナム戦争映画 。捕虜になったらロシアンルーレットさせられちゃうなんて恐ろしい。しかし快感になっちゃったクリストファー・ウォーケン扮するニックはかの地で危険な賭けにのめり込むことに。それを救い出そうとするデ・ニーロ扮する主人公。ラストは悲しくやるせなかった。
オススメ★★★★☆

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