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リチャード・ジェンキンス

ナイトメア・アリー シェイプ・オブ・ウォーター キングコング:髑髏島の巨神 扉をたたく人  ランナウェイ/逃亡者    

 

 相変わらず引っ張りダコの人で、「キャビン」を観に行けなかったのが実に残念。主演作を無色透明に演じてしまうこの人は、スターとの共演記録は並じゃない。古くはクリント・イーストウッド(目撃」)で、ジュリア・ロバーツ(「食べて、祈って、恋をして」)ともジョージ・クルーニー(「ディボースショウ」)ともジョニー・デップ(「ラム・ダイヤリー」)ともトム・クルーズ(「アウトロー」)ともブラッド・ピット(「ジャッキー・コーガン」)とも・・・。ただ出るだけでなく変幻自在で、笑いを取ることも、老いを演じることも可能。次はジェイミー・フォックスと共演の「ホワイトハウス・ダウン」だし、多彩な作品を漁って見る場合軸にすると美味しい役者さん。吸血鬼映画(「モールス」)にだって出ているし。
(5/8/2013)

 

 データを漁ると映画のデビューは「シルラード」からなのだそう。しかしこの人を意識して見る人はかなりの通。店のお客さんでも「扉をたたく人」は彼が主演ですよとオススメしたら早速という人もいる。気になり出したのは合衆国版 「Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?」 で、オリジナルで柄本明が絶妙に演じた私立探偵をほぼ完全移植。彼はコーエン兄弟にもモテモテで( 「バーン・アフター・リーディング」)、若手監督も“お任せ”出来ると思っている証拠に 「ブロークン」「モールス」も期待通り素晴らしい。一番分かりやすいバリエーションはたぶん「ザ・コア」みたいな指令長官っぽい役だけど、へべれけ(「ディック&ジェーン復讐は最高!」)もぶち切れ親父( 「俺たちステップ・ブラザース-義兄弟-」)も楽しい。 「食べて、祈って、恋をして」の化けっぷりも凄かった。しかしなんと言っても初主演作「扉をたたく人」が実に無色透明に徹していてますますこの人に注目することになった。もちろんオススメも主演作です。
(1/11/2012)

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出演作

 ブロークン

  “ただ、漂わせるだけで人を魅了してしまうスリラーは出来るのだ”と証明したインディ系の優れた1本。監督のショーン・エリスは「フローズンタイム」も良かったけれど、ファッション・フォトグラファーだけに風景を都会的に、無機質に切り取る。この描写が好みなら間違いなく虜になってしまうこと請け合い。「セブン」が分かりやすいですけれど、ヴィジュアルに引き込まれてグイグイいってしまいます。主演のモデル系美女、レナ・ヘディは「300(スリー・ハンドレッド)」のマダムよりこちらの方が合っているかも。

 

 “異世界”、“伝奇もの”を描く場合、作品世界を明確にしてしまうとテイストが損なわれます。しかし漂わせることで、観客を不安にさせたままで進行させると良い効果。冒頭エドガー・アラン・ポーが引用されているわけですから、内容は“推して知るべし”ってことでしょうか。「アンナ・オズ」はパリとベニスでパラレルに物語が展開、主人公が“夢か幻か”の罠に陥ります。こちらでは境界線を表す小道具に鏡を使用、異世界は我々のすぐそばに・・・という仕掛けはなかなかです。解釈の仕方は観客それぞれで、××ものとしてもとらえることができる優れもの。「エンゼルハート」に似ていなくもないし・・・。この作品でリチャード・ジェンキンスは静かなれど、存在感を発揮。彼の起用で、作品を締りのあるものにしてしまうとは、ヴィジュアル重視の監督も目の付け所が違います。
オススメ★★★★☆

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