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ナオミ・ワッツ

コンティニュー ルース・エドガー 雨の日は会えない、晴れた日は君を想う バイス   

 

 もう「マルホランド・ドライブ」を劇場で観て、せっせと今日も映画館通いをしている方は、少なくなっているのでは?若い人にとっては既に大人の女性と位置づけられる役「ダイバージェントNEO」とか「美しい絵の崩壊」とかがある。ま、私めの一つ年下だからして、中年女性には違いない。しかしどーしても。「21g」の頃が忘れられず、新作の「追憶の森」も予告編から察すると儚い印象。

 

 観たかったのは「アバウト・レイ」で、公開中止は残念だけど、インターネット店舗の“見たいリスト”に登録していれば、観賞可能になったことを教えてくれるでしょう。もうそういう時代になった、“何でもかんでも手に入るようになった”時代にこの人も年を重ねているんですね。ですから「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」の彼女に物足りなさを感じたら、ぜひ「フェアゲーム」をと履歴を眺めていてオススメできます。
(4/27/2016)

 

  実力を改めて思い知らされたのは見逃していた「ドリームハウス」「キング・コング」なんだけど着実にキャリアを築いていたんですなぁ。アン・ハサウェイも美貌を活かす役も、ごく普通に化ける術も持っているけれど、この人もやり手。それは「J・エドガー」が分かりやすいし、「フェア・ゲーム」には舌を巻いた。「21g」で共演していたショーン・ペンだったのねと気がつくくらい。

 

  初期の「マルホランド・ドライブ」で美貌スタイルは全世界に知らしめたから、あとはお芝居で見せつければいいわけだ。ウディ・アレン監督作にも出て箔がついているし、シャーリーズ・セロンのようにSF超大作なんかが良いのかも。実在の人物を演じた「フェア・ゲーム」「ダイアナ」を見比べると驚かされちゃうよね。
(10/18/2013)

 

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出演作

  リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

 

 コレが人事ではないと身に染みるのは中年で、若い人にはいいトシこいてなんてヤワなんだ、と思われるかもしれないサムを、ショーン・ペンが一人で背負って見せてしまう秀作。ひょっとすると彼のフィルモグラフィでも、一番画面に映っている作品かもしれない。それくらい入魂の芝居を披露しており、監督としては素朴でストレートな作品を撮る人だが(「イントゥ・ザ・ワイルド」)、役者としては他の追随を許さない。「L.A. ギャング ストーリー」のボスと比べても良いし、「ミスティック・リバー」と比べても同一人物にはまず見えない。きっと監督のニルス・ミュラーに惚れ込んだに違いなく、彼だけでなくアルフォンソ・キュアロン(「トゥモロー・ワールド」)もレオナルド・ディカプリオも裏方でクレジットされている。

 

 情けないというより気弱な彼を際立たせる、別れた女房をナオミ・ワッツが演じている。ショーン・ペンとの共演を3回見ているが、相性がいいのか?また「21g」でも「フェア・ゲーム」でも彼女は強気なんだよなぁ。ドン・チードルも実にインディ系で冴える。撮影監督はエマニュエル・ルベツキ(「トゥ・ザ・ワンダー」)で、画は本当に惚れ惚れする。そして現実逃避している主人公サムは、確かに落伍者のようだが、“俺は違う”と思い込んでもどこかに“もしや?”の声がするのを否定するのは難しい。年をとって、すぐに思考停止するクセが身に着けば、生きるのは楽なんだろうけど。セールスは売り物を信じないことには始まらないし、世の中キレイごとばかりではありません。政治家のせいにするのは楽は楽だが何の解決にもならない。ハッキリしているのはこの主人公、よくTVを見ているんだよなぁ。
オススメ★★★★☆

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