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マイケル・ファスベンダー

ネクスト・ゴール・ウィンズ ソング・トゥ・ソング エイリアン:コヴェナント 光をくれた人             

 

 いつの間にか無視できない俳優さんになっていた。顔を覚えたのは「SHAME-シェイム-」からで、以後総合格闘家に三角締めされたり(「エージェント・マロリー」)、カール・グスタフ・ユング(「危険なメソッド」)になったり、リドリー・スコットには2作起用されたり(「プロメテウス」「悪の法則」)、アメコミ映画「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」にも出ている。

 

 長いことドイツ出身だと思い込んでいたけど、アイルランドで育ったんだそうな。その辺りが分かっていると、スティーヴ・マックィーンと3作(「HUNGER/ハンガー」、「SHAME-シェイム-」「それでも夜は明ける」)で仕事するのも納得。「300(スリーハンドレッド)」がスクリーンデビューだそうで、彼の熱心な女性ファンならとっくに確認済みでしょう。

 

 もし未見でしたら「イングロリアス・バスターズ」もイケます。ブラッド・ピットメラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ダイアン・クルーガーしか記憶しておりませんでしたが、再見すると彼らに負けず劣らずの存在感。確かに8年前には気がつかないよな、いずれスティーブ・ジョブズになったり、英国文学「ジェーン・エア」に出たり、シェイクスピア劇の「マクベス」で主役になるとは。

 

 年代で近いのはベネディクト・カンバーバッチで、両人とも四十路間近。とは言ってもアクション大作に挑戦していて、この人は「アサシン・クリード」、ベネディクトは「ドクター・ストレンジ」だったり。ちょっと上のクリスチャン・ベイルがなりそうだったダニエル・デイ=ルイスっぽい位置を、この人がアメリカ映画で占めそうな気がする。

 

 端正な顔立ちだから下品なコメディは向かないけど、「FRANK -フランク-」では歌声まで披露。製作総指揮まで務めた「スロウ・ウェスト」もなかなかだった。シリーズには昨今消極的だけど、予定されている「エイリアン:コヴェナント」は間違いなく行くことになる。ただもっとお楽しみは「光をくれた人」で、「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」のデレク・シアンフランスが監督、「エクス・マキナ」のアリシア・ヴィカンダーとレイチェル・ワイズと共演だから予告を見るまでもない。
(1/10/2017)

 

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出演作

  スロウ・ウエスト

 

 西部劇は去年の10月に「ジェーン」があって、今年は「マグニフィセント・セブン」が控えている。とは言っても「レヴェナント:蘇えりし者」が出現してしまった今となっては、なかなか「シルバラード」っぽい作品は公開されないかもしれない。本作もシネマカリテにてぎりぎり公開、というのもデータを見ての後付け情報。チャンバラ映画も「太秦ライムライト」以後はご無沙汰しているし。

 

 いかに“儲かりそうと製作会社が踏んだ”作品に浸されすぎて、窮屈な観賞環境に陥っているのが昨今なのかもしれない。もっともレンタル屋があるうちは良いけれど、配信が支配的になると・・・。「ペイルライダー」を何度も見ていて、ああいったのが正統的な画面と認識していると、“西部劇にあらず”という印象があるかもしれないけど、気に入りました。だってジム・ジャームッシュ「デッドマン」に近い。

 

 疾走する馬じゃなく、テレテレ歩いているのが魅力。スコットランドから恋人を探しにやって来た青年ジェイが主人公で、流れ者のサイラスとの珍道中がなかなか。旅の途中で彼らが目にするものは新鮮(フランス語をしゃべるトコ)。ジェイ役のコディ・スミット=マクフィー君、「ザ・ロード」「モールス」からあっという間に成長。彼と比べればマイケル・ファスベンダーがオッサンで、見事なコンビ。

 

 コメディタッチで進むけど、時折差し挟まれる未開の荒野特有の残酷さは本作にとって不可欠。また前の日に「ダークナイト・ライジング」を見ていたからか、悪役のベン・メンデルソーンがゲイリー・オールドマンとダブっちゃう。けど、この人も変身しますよ、「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」とは違う。活劇要素もあれど、1870年代のかの国を学ぶ資料としても機能するし、84分だし文句なし。
オススメ★★★★☆

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