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クリステン・スチュワート

 クライムズ・オブ・ザ・フューチャー カフェ・ソサエティ エージェント・ウルトラ アクトレス 女たちの舞台 アリスのままで

              

 ものすごい勢いだった印象は2013年のもの。シリーズから解放されて、マスコミから追い回されなくなると、落ち着いて女優業を重ねていけるのか。「オン・ザ・ロード」から地味目の作品へシフト、既に今年「アリスのままで」があって、「アクトレス/女たちの舞台」が待機中。ジュリアン・ムーアと共演後はジュリエット・ビノシュを立たせる側に回る(と思われる)。

 

 今の時期はトム・クルーズ「レインマン」に相当する作品への出演が続きそう。インディ系で培ってきた技を何作かでご披露してくれるでしょう。またジェシー・アイゼンバーグとの共演作「エージェント・ウルトラ」がストックされていて、こちらも楽しみ(「アドベンチャーランドへようこそ」以来)。同年代のアマンダ・セイフライドは「パパが遺した物語」エマ・ストーン「マジック・イン・ムーンライト」と着実にキャリアを積み重ねている。今までとは違ったここ数年の彼女を見逃すわけにはいきません、女優に関して浮気性とはいえ。
(10/17/2015)

 

 ものすごいスピードで時代を駆け抜けている人気女優。ヒット・シリーズを持ち、超大作でも看板を背負い、初期に出演したインディ系でも印象を残し、かなり過激な役もこなし、とうとうお母さんまで演じてしまった。その美貌は時に妖しく、時に年相応で変幻自在。まぁ「パニック・ルーム」からのキャリアがありますから、悪く言うと“老けるのが早い”かもしれない。エマ・ストーンとかアマンダ・セイフライドとは違ったサクセス・ストーリーがこの人を待っていそう。案外背筋をピンと伸ばした先生役などがあっても面白いかもしれない。若いのに相手の男の子を坊やに見せてしまう役まで演じてしまっただけに。
(1/7/2013)

 

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出演作

  イントゥ・ザ・ワイルド

 

 俳優としてはアカデミー賞も獲得しているし、感動作にも、伝説の巨匠の作品にも、実録スパイ映画にも存在感を見せつけるショーン・ペン。では監督としてはというと、素朴なアメリカ映画を撮る人だなぁという印象がある。「インディアン・ランナー」とか「プレッジ」とかワリと都会を避けて描いている。ジョージベンより先に監督業に乗り出したこの人は、もちろん人脈で実力のある俳優さんたちが集まってくる。

 

 本作にもウィリアム・ハート、マーシャ・ゲイ・ハーディン、キャサリン・キーナーなどかなり豪華。共演経験のある人もいるし、その仕事ぶりを間近で見ているし、気心も知れているからお任せしても大丈夫なのか?ヴィンス・ヴォーンが今回ものすごくカッコよくて、「ザ・セル」以来ですかねぇ、ここんとこコミカルな役が多かっただけに見せつけられた。

 

 それもこれも監督が惚れ込んだ原作があったからこそで、素晴らしいです、見逃して大損です。「永遠の僕たち」「モーターサイクル・ダイアリーズ」などに近く、年長者が若い人たちに伝えたい想いが込められている。単純に“現実逃避してはいけない”などと言ったって説得力はない。ただ現実にはこういうことが起こるのだ、という事実を見せて考えさせることは“知らん顔”しているより全然マシ。

 

 それにしても美しい自然描写にはため息が出る。列車の撮れる監督は一流も証明しているし、映画作家ショーン・ペンの実力が十分発揮されている。合衆国を旅するともちろん自然の驚異にさらされるわけで、「それぞれの空に」のようなら笑って済ませられるけれど、文字通り人里離れた荒野を行くとなると命がけ。でも事実をもとにしたドキュメントが原作ですから「THE GREY凍える太陽」とは違います。

 

 サバイバル生活を捨て身で演じるエミール・ハーシュ、まさか「スピード・レーサー」の彼とは気がつかなかった。森の中で写っているのはほとんど彼だけですから、「キャストアウェイ」の時のトム・ハンクスみたいに作品を背負ってます。「ワン・デイ 23年のラブストーリー」のジム・スタージェスのようにも見えますが、面構えは若き日のレオナルド・ディカプリオそのもので、きっと大物になるでしょう。

 

 キャサリン・キーナーとの場面も良かったし、革職人の爺さん(「カプリコン・1」のハル・ホルブルック)との別れのシーンにはジーンとくる。そしてもちろん監督の女優選択眼にはひれ伏しゃう。クリステン・スチュワートの魅力を引き出しております、ショーン・ペンはさすがです。「トワイライト〜初恋〜」の前に起用し、なおかつホントに魅力的。

 

 裕福ではあっても複雑な家庭だと、家を飛び出すことになる。瞬間移動できる能力を持つ21世紀風の若者ではなく、ちょっと前だけに生真面目で痛々しく、見ている者の胸を締めつける。あそこで留まってくれていたら・・・、見る人の年齢で印象は様々でしょう。このタフな作品に初期の段階で出演していたんだから、クリステン・スチュワートもエミールと同様に大物になっていく公算はデカいですな。
オススメ★★★★★

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