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ジョニー・デップ

MINAMATA―ミナマタ―  チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 トランセンデンス ローン・レンジャー        

 

 この人の熱烈なファンはありきたりな役では満足しない。ティム・バートンと組んだ仕事は文句なしで、アクの強さは「ラム・ダイアリー」でも健在だった。でもそれだけじゃあキャリアを築けないので、娯楽超大作「ローンレンジャー」にだって出演してスターのお仕事もちゃんとしている。でも茶目っ気というか、チョロっと出てくるだけなのに目立ってしまうのは「ジャックとジル」「21ジャンプストリート」で証明。

 

 キリアン・マーフィ、ポール・ベタニー、レベッカ・ホールといった英国勢を従えて主役を張れるのは、やはり個性的な大スターならでは。「ツーリスト」に続いてポールとは再共演だけど、そういえばモーガン・フリーマンと一緒に仕事したことなかったっけ。「トランセンデンス」の予告編を見て、パッと「バーチャル・ウォーズ」(DVDレンタルありません)を思い出してしまうなんて、やっぱトシだわ。
(7/4/2014)

 

 「ローンレンジャー」出演と聞いて、てっきりタイトル・ロールかと思いきや、さにあらず。なんと身体中塗りたくってネイティヴの役でコメディ・リリーフ。トシですからもちろん「デッドマン」を思い出してしまうわけで、プロデュース業も素晴らしかった大スター。きっと観客動員に一肌脱いで、またまた貢献です。映画に対して真摯な人だ。
(6/7/2013)

 

 予想外に「ラム・ダイアリー」 がイケた“役者家業一筋”のスター俳優。相変わらず地道にプロモーションのため媒体にも出たり、きちんと映画に尽くしている。ところが出演していない「ヒューゴの不思議な発明」から、製作にも携わるようになってきた。この人の作品選択眼は以前から優れていましたけれど、判断基準の一つに友情は大きく関係している。それはティム・バートンとのコンビだけでなく、ハンター・S・トンプソンに関係した作品3本(「ラム・ダイアリー」「GONZO〜ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて〜」、「ラスベガスをやっつけろ」)が分かりやすい。そういえば英国の小学校を訪ねたことがニュースになっていましたけれど、スターとはいえ感覚は至極まっとうな人。
(7/6/2012)

  

  「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」シリーズの“ジャック・スパロウ”役で全世界の津々浦々にまで知名度が上がった大スター。ま、もともとその資質は初期の段階から開花しており「妹の恋人」では殆ど話さなくとも存在感を発揮、ごく普通の青年に扮した「ギルバートグレイプ」も抜群。人造ハサミ人間になった「シザーハンズ」「エドウッド」ティム・バートンと組んだらいい仕事をするなぁと思っていたら、インディペンデント映画のジム・ジャームッシュと傑作「デッドマン」を完成。ここら辺りで評価は決定的になり「フェイク」「ドンファン」などは彼を欠いては存在しないほどに。ただ一度は監督業も経験したけれど(「ブレイブ」)、演技者でいることの方が性に合っているみたいですね。ここまで知名度が上がってくると、プロデューサー業に手を出したりするものですから。トム・クルーズしかり、ブラッド・ピットしかり。

 

 彼の出演作はとにかくハズレが少ない。彼のファンでいることと、良い映画にめぐり合わせてくれる事は殆ど同じ意味で、彼を演出した監督達も実力派揃い。その出演作に恵まれた大スターは相変わらず今年(2011)も売れっ子で、アンジェリーナ・ジョリーとスター共演。コレはきわどい企画で、コケると大変なことになってしまう代物。しかし“デート・ムービーがなくちゃダメなんだよ、映画館は”のラインでいってくれたら、うまくいくかも。 有名どころは今更説明不要ながら、 「フェイク」「ネバーランド」辺りをご覧になっていない方にはオススメ。もちろんティム・バートン作品は必見ですけれど。 

 

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出演作

 パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち

 

 どういうわけかカリスマ演技派のジョニー・デップが出ている娯楽大作。そして「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフを演じたオーランド・ブルームが共演で、女性には嬉しい配役となっております。でも「ベッカムに恋して」のキーラ・ナイトレイもサイコー。飛んだり跳ねたりの冒険活劇、ワクワク出来ます。細かいことは言いっこなし。 
オススメ★★★☆☆

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 フロム・ヘル

 

 歴史上最も有名な連続殺人犯“切り裂きジャック”を明晰な頭脳と霊感で追いつめていく切れ者警部をジョニー・デップが鮮やかに演じています。「スリーピー・ホロウ」 ではおマヌケ演技でしたが、やれば出来るのです。とにかくカッコいいんですから。もちろん歴史を変えちゃうわけにはいかないので、ラストはひねっているわけですけれど、説得力ありましたね。そして警察官ですけれど、彼の演じた男のモデルは間違いなくコナン・ドイルが産み出したあの探偵 でしょう。 
オススメ★★★★☆

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  フェイク

 

 非情な潜入捜査官を無表情に演じきったジョニー・デップ。監督は彼の“目”に着目して冒頭のシーンを撮ったそうですけれど、確かにうかつにしゃべっちゃあ命の危険にさらされる潜入刑事ですから、口数は少なくなり表情も消えていくわけです。ところが彼の力のある“目”の演技は饒舌なアル・パチーノと好対照で、実力伯仲といったところでしょうか。原作は実在した潜入刑事のお話なので、生々しくマフィアの日常が描かれており、とにかくセコくて、金にうるさいと書いてあるところは笑ってしまう。本当はマイケル・マドセンが演じる親分格の男のキャラクターを、分解して映画ではアル・パチーノの役に割り振っている。この辺は原作 と比較されると面白いかもしれません。
オススメ★★★★☆

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  デッドマン

 

 西部劇なのに馬が一度も走らない、砂漠も出てこない。さすがニューヨークのインディー監督ジム・ジャームッシュ 。確かにユニークで異色ながら、つまりは一般的に普及している西部劇のアンチ・テーゼとしても成立している作品なワケです。そして弾丸を胸に受けたまま死にゆく男“デッドマン”を演じるジョニー・デップ。とにかくモノクロの画面が美しい傑作です。さらにジム・ジャームッシュの希望だそうですけれど、ニール・ヤングが劇伴やってて聴き応えアリ。もちろんニール・ヤング 好きなのは後にドキュメンタリー「イヤー・オブ・ザ・ホース」 を撮っていることでも明らか。
オススメ★★★★★

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  エド・ウッド

 

  相性のいいティム・バートン 監督と組んだ映画好きが苦笑いと共に大爆笑してしまうダメ男一代記。ここではジョニー・デップ が女装癖があり、才能のかけらもない変態映画監督をエネルギッシュに演じています。とにかく何でもいいから映画を撮りたくて仕方がない一生懸命な男=エド・ウッドが巻き起こす珍妙な出来事の数々は笑いと共に感動を呼びます。デップ・ファン必見の一品です。
オススメ★★★☆☆

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  妹の恋人

 

 セリフはまったくといってよいほどなく、ほとんどのシーンをパントマイムで演じきったジョニー・デップ。すっとぼけた表情も滑稽きわまりなく、笑いを誘います。彼の秀でた才能が垣間見える初期の佳作と言えましょう。そして見所は彼だけではなく、主人公を演じたメアリー・スチュワート・マスターソン、その兄にエイダン・クイン。エイダン・クインの恋人役になんと今をときめくジュリアン・ムーアが扮しています。小品ながら豪華キャストです。
オススメ★★★☆☆

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  ギルバート・グレイプ

 

 この作品でジョニー・デップが演じるのは、ごく普通の青年。ただ弟想いの優しい兄だけれども、実は配達先の奥さんとデキちゃてたりして。その辺の肉付けは監督の力量もあるのでしょうが、彼の演技力の賜物。田舎生活に退屈していながら、外に出れないでいるアンニュイな日々を送っているところへジュリエット・ルイス扮する少女がきっかけを作ります。物語はだいたいこんな感じですけれど、良いんですよ、実に。弟を演じるレオナルド・ディカプリオも素晴らしい演技で、普通じゃない役の多いジョニー・デップのごく普通の演技と好対照です。今のところラッセ・ハルストレムの作品では一番良いんじゃないですかね。 
オススメ★★★★☆ 

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