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ゲイリー・オールドマン

オッペンハイマー Mank/マンク ハンターキラー 潜航せよ ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 チャイルド44 森に消えた子供たち         

 

 「レオン」公開時にテレビのインタビューに答えていた姿が、あまりに役に近かったのでこの人は“ヤバイ”と印象づけられた。初期の「ステート・オブ・グレース」以来好きな役者さんなんだけど、退治されたり(「ドラキュラ」)、股間撃ち抜かれたり(「トゥルー・ロマンス」)、爆弾で吹き飛ばされたり(「レオン」)、飛行機から突き落とされたり(「エアフォース・ワン」)と大通り映画ではよく殺されてきた。ワシにとってはベートーヴェン役(「不滅の恋/ベートーヴェン」)がもっともお気に入りだけど、「蜘蛛女」も捨てがたい。初期のイメージ(狂気の男)が強すぎたのか、「バットマン・ビギンズ」の誠実な刑事役などは“彼らしくない”という人もいた。ただし世間の期待に応える役(「ザ・ウォーカー」.「赤ずきん」)と平行して無表情を貫徹した「裏切りのサーカス」には驚かされた。バットマン最終章も楽しみ。たぶん感動作には縁遠いように見えるけれど、一番ハマッたりして。
(5/8/2012)

 

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出演作

  蜘蛛女

 

 一家惨殺する悪徳警官もやるけれど、マフィアに情報を流しているセコイ腐敗警官がものすごく良く似合うゲイリー・オールドマン吸血鬼音楽家も世間の期待通りにキバって演じて見せるけれど、情けなくも我々と同じ現実を生きるダメ男には、やりがいがあったんでしょう。持ち前の端正なマスクを隠さず、モテ男ではあって、ロミオと仲間から呼ばれているジャックがハマっている。でもタイトルが“Romeo Is Bleedingロミオは血だらけ”というくらいで、徹底的に追い詰めらる。モテる男の周りには美女が配されていて、奥さんがアナベラ・シオラ(「ジャングル・フィーバー」の彼女が素敵)、浮気相手がジュリエット・ルイス(「ギルバートグレイプ」の彼女がたまらない)。そこに完全無欠の悪女レナ・オリンが現れて、 とんでもない目に合わされる。

 

 「存在の耐えられない軽さ」のレナが大好きだったので、大胆に変身どころか殺人サイボーグも真っ青の非人間的なモナにはビックリした。更にチラリ出演は豪華そのもので、デニス・ファリナ(「ロー&オーダー」)、マイケル・ウィンコット(「ヒッチコック」でエド・ゲインだった)、「JAWS/ジョーズ」のロイ・シャイダーも凄みがあるし、ロン・バールマン(「ドライヴ」)、ジェームズ・クロムウェル(「アーティスト」)となかなかだ。劇中シャレで後半のシーンが挟まれるお遊びがあるが、「21g」の前ですから新鮮でした。マーク・アイシャムの楽曲が好きで、「野獣死すべし」を思い起こさせる。ゲイリー・オールドマンという役者を本作で知った人は、やはりゴードン警部が信じられないか?
オススメ★★★★☆

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