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コリン・ファレル

アフター・ヤン 13人の命 ジェントルメン AVA/エヴァ ロブスター (字幕版) ニューヨーク 冬物語      

 

 コンスタントにキャリアを積んでいるセクシー・ハンサム。レンタル屋ストレート「戦場カメラマン 真実の証明」「オンディーヌ/海辺の恋人」は素晴らしかったし、見逃した「セブン・サイコパス」「デッドマン・タウン」も美味しそうだ。そういえばトム・ハンクスも出ている「ウォルト・ディズニーの約束」もパスしちゃったんだっけ。「ニューヨーク/冬物語」タイムパラドックスものなので逃せない。歌も絶品だったし、芝居に磨きもかかってきたし、作品選択眼も然りですな。
(5/10/2014)

 

 ブラッド・ピットの後に出てきた演技派を目指す美男子。「マイノリティ・リポート」トム・クルーズと共演し、世間一般の認知度をあげるパターンは似ています(ブラッドは「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」)。トントン拍子に出演作を重ね、実験的作品(「フォーン・ブース」)、演技派との共演(「リクルート」)、アクション(「S.W.A.T」)、史劇的コスプレ(「アレキサンダー」)、巨匠との仕事(「ニューワールド」)などをこなしまずまずの出世街道を行くはずだった。もっともアイルランド出身ゆえに、ありがちな合衆国の上昇路線に背を向け、「マイアミ・バイス」以降はあんまり見かけなかった。勿体ないなぁと思っていたら、レンタル屋ストレート「ヒットマンズ・レクイエム」「プライド&グローリー」は劇場公開作品には一歩譲るものの、悪くなかった。身近にファンがいるので注意してみていたら、「クレイジー・ハート」に出てきて歌声を披露。なんとなく「ザ・タウン」で復活のベン・アフレックに近い印象があって、芸能界慣れしていないから表通りはダメかもしれないけれど、出演作品は無視できない。未公開作「戦場カメラマン 真実の証明」は役になりきっているだけでなく、彼の作品選択眼が優れていることを証明する1本でした。 

(7/2011)

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出演作

  マイノリティ・リポート

 

 目を開けて映画を見ていなかったことを、思い知らされるスティーヴン・スピルバーグトム・クルーズによるフィリップ・K・ディック原作SFの映像化。「トータル・リコール」を観た後に再見すると巨匠の力量がクッキリする。公開当時(2002年)に観てはいたけれど、無知と予見によってピンと来なかったのだ。無知は紛れもなくIT機器に関することで、日常的に使用しないと分からないような描写だったのだ。予見は“「ブレードランナー」こそがフィリップ・K・ディック原作の最高傑作であり、リドリー・スコットのヴィジュアルをそう簡単に超えられない”である。だてに合衆国映画特撮最高峰会社20世紀フォックスではない。「ブレードランナー」に見劣りしないどころか色味を抑えた映像は「インストーラー」に影響を与えているし、近未来SFの舞台装置として村上龍氏の「歌うクジラ」などは参考にしているかもしれない。さらに「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」は本作のパロディ・シーンで一杯だ。

 

 幼児誘拐などの社会問題も入れているし、IT機器の使い方もそう簡単に風化しないように作られている。無駄なくスピーディに物語は進行するけれど、スピルバーグの手腕は熟練の技で、アクションの中にところどころユーモアも交えられているし、娯楽作としては極上。またこの時期トム・クルーズを“客寄せのスター”だと甘く見ていたわけで、コリン・ファレルとの演技合戦にしろ目を見張る出来栄え。「ワルキューレ」を見た知り合いが、“トム・クルーズは良い役者になったね”と言っていたが、ワシも気づくのが遅い。共演者を輝かせるのは「レインマン」以来彼の特徴だけど、コリン・ファレルが相対する堅物ハンサムで画面に映える。ここに登場するコリンはどことなく聖職者っぽくて、「ザ・ライト エクソシストの真実」のコリン・オトナフューを見た時のデジャヴをスピルバーグも持ったのか?セリフにされているのでニヤリとしてしまった。

 

 長持ちする黒字作品を撮れるのがジジイの監督たちだと最近気がついて(「Virginia ヴァージニア」)、さらにSFはお得意のスピルバーグだけに、理解されるまで時間を要する1本を10年前に仕上げていたのだ。「トータル・リコール」(アーノルド・シュワルツェネッガー版)、「アジャストメント」はもとより、「ブレードランナー」に負けずとも劣らない作品であることを、「トータル・リコール」の後になって気がつくとは。2012年の今こそ知ってもらいたい筋金入りの近未来SFです。特撮の使い方ばかりに気を取られて、タイトルのマイノリティ・リポートが肝心なことにも気がつかなかったとはトホホ。

オススメ★★★★☆

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  リクルート

 

 コリン・ファレル 君が熟練のアル・パチーノに鍛え上げられるスパイものCIAという実態の分からない諜報機関だけに、見ているこちらも何がホントで何が嘘か主人公同様に翻弄されっ放しの1時間55分です。トラップ、トラップ、トラップの連続、見ていて目が離せない秀作、オススメです。
オススメ★★★★☆ 

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