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ベン・アフレック

 ドミノ スーサイド・スクワッド バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 ゴーン・ガール ランナー・ランナー   

 

 一度アメコミ映画に出て、調子を崩した時期があったのに再度挑戦するとは珍しい。“被り物後遺症”とは私めの勝手な認識なんだけど、先代のスパイダーマン=トビー・マグワイア、「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールドが分かりやすくて、ある時期マスメディアを賑わした割には、その後精彩を欠いている。ベンも「デアデビル」で獲得したのは、奥さんのジェニファー・ガーナー。

 

 で、クリスチャン・ベイルは足を洗ったブルース・ウェインを引継ぎ、クラーク・ケントと対決。ただし「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」だけでなく、続投が既に決定している。The Justice Leagueのpart1&2とSuicide Squadにもブルース・ウェインとして参加。せっかく監督作を3つも撮って、デヴィッド・フィンチャーやテレンス・マリックの作品にも出て、批評家の受けもよくなりそうなのに。

 

 でもIMDbを漁ってこの人の下心(野心)はある程度分かる。というのは10月に合衆国で公開予定のThe Accoutantがあるからだ。監督は「ウォーリアー」のギャヴィン・オコナーだし、「ザ・タウン」を撮っている人だけに、この組み合わせには期待。一方で認知度を上げる超大作に顔を出して資金を集め、もう一方では地味だけど中身の濃い作品に継続して出演するのが今のベン・アフレックなのかな。もちろん自身の監督作のための肥やしに違いない。
(3/28/2016)

 

  「ランナー・ランナー」が11月で、「ゴーン・ガール」が12月公開とこの人も観客を忙しくさせてくれる売れっ子。似合わないからかマット・デイモンは悪役をやらないけど、ジャスティン・ティンバーレイクと共演する方はワルに違いない。で、“アカデミー賞ノミネート”と喧伝されている方は、デヴィッド・フィンチャーとの初仕事になる。

 

 ブラッド・ピットはフィンチャーとの仕事がうまくいってたけど、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」で見せてた“気のいい男”は「セブン」の監督世界には存在しない。仕事を終えて家に帰る父(「アルゴ」)、人生に迷う男(「トゥ・ザ・ワンダー」)ときてどんな変貌ぶりか?ひょっとすると弟のケイシーがやった「キラー・インサイド・ミー」に近いのかな?
(10/13/2014)

 

 監督作の「アルゴ」アカデミー賞を獲得したから、そのまま裏方に専念する・・・とは思えない芝居も同時に披露した映画青年。ジョージ・クルーニーにプロデューサーをお任せなんだから、裏表双方に磨きをかけている真っ最中。なんと伝説の映画作家=テレンス・マリックの「トゥ・ザ・ワンダー」に主演、これが実に寡黙で画になるのだ。「ザ・タウン」「カンパニー・メン」と徐々に甘さが取れてきて、以前だったら“隣の兄ちゃん風”がトレード・マークだったけど、ダニエル・デイ=ルイスみたいになっていくのか?パパは演じたし、政治家もやったし、自身の監督作に出演する彼が楽しみ。ダチのマット・デイモンはSF超大作「エリジウム」に主演だし、2人ともまたまた楽しみになってまいりした。
(8/22/2013):


 「ザ・タウン」を観た時ひょっとするとジョージではなく、この人が合衆国の映画を背負っていくかと思いきや、ジョージのプロデュースで「アルゴ」を撮ってしまった。映画青年どうしの相乗効果が期待できるのか?ダチのマットやケヴィン・スミス(「コップアウト」)はマイペースで作品を積み上げている。「アモーレス・ペロス」以来アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督御用達のカメラマン=ロドリゴ・プリエトを新作で起用しているのが要注目。

 

 スタートは悪くなかった( 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」)、でも被ってつまづき、インディ系を経由して(「世界で一番パパが好き」)、監督作(「ゴーン・ベイビー・ゴーン」)で本来の実力を発揮。意外に経歴はジョージ・クルーニーと似ている。でもこの人はテレビドラマに出ていないんだよね。役者として巧いかどうかは分からないけれど、監督としての技量は2作で証明したし、専念して欲しい。もう隣の兄ちゃん風は出来ないので、役者として今後は 「カンパニー・メン」の方面に進んでいくんだろうけれど、ジョージ・クルーニーとの差別化するためにも、ロン・ハワードみたいにならないかな?
(10/25/2012) 

 

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出演作

  レインディア・ゲーム

 

 初めて観たのは今(2012年)や映画館の入っていた建物すら別なものになった東急文化会館にて。そういえば「ドグマ」を観たのもあそこで、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」が当ったし、「恋に落ちたシェイクスピア」などでステップ・アップして調子の良かったベン・アフレックのキャリアにとっては欠かせない1本。監督は「RONIN」のジョン・フランケンハイマーで、その演出は無駄がなく、インディ系(ミラマックス社製)でも十分いける。昨今見かけなくなってさびしいテイストで、「ハンテッド」のウィリアム・フリードキンに通じる(「フレンチコネクション」の1がウィリアムで2がジョン)。記憶に残っているのは騙し、騙されの連続であっと驚くラストという印象のみ。

 

 では12年後に見るとどうなるのか?肝心の仕掛け部分とラストを忘れているから実にスリリング。そして役者は豪華ですよ、シャーリーズ・セロン「2daysトゥー・デイズ」「ディアボロス/悪魔の扉」の延長線上で脱ぎっぷりが良い。「トレインスポッティング」に続いて見たけれど、ケリー・マクドナルドともども若い時に見せておいた方が勝ちの場合もある。ゲイリー・シニーズも「ミッション・トゥ・マーズ」の頃でヤクザでギラギラした感じが出ている。「マチェーテ」で主役になりましたけれど、ダニー・トレホの定番だし、デニス・ファリナってカジノとかがやけに似合う(「スナッチ」しかり)。注意してみないと分かりませんけれど、少年のアシュトン・カッチャーまでかなり美味しい。

 

 いずれベンが監督する「ザ・タウン」にも通じる極道B級映画で、手身近にスパッと見せる手腕は手本にして欲しい。合衆国映画を担うはずのベン・アフレック、いつかはやってくれるでしょう。カジノを襲うといっても「オーシャンズ11,12,13」のようにハデではなく、どちらかというとパチンコ屋を襲撃するのに似ているけれど、そこを仕掛けを施してショボク見せないようにする。映画を分かってない人間にも“こりゃあすごい”という印象だけを、何年も持続させるんだからジョン・フランケンハイマーはさすが(残念ながら亡くなってしまいました)。「リーサルウェポン」ともどもクリスマス映画特集には使えないけれど。
オススメ★★★★☆

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