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    GODZILLA 決戦機動増殖都市

 3に期待を繋げるのが2の役割、見事果たした
「GODZILLA 決戦起動増殖都市」
やはり21世紀的なんでしょう、チョッと難しい。

    GODZILLA 決戦機動増殖都市


関連テーマ  既に手の届かないアニメ 劇場版アニメーション シリーズ  怪獣映画

 21世紀を実感させてくれる「ナチュラルウーマン」アミューあつぎ映画.comシネマで拝んだあとは、TOHOシネマズ海老名に移動して本作。家と職場の行き来と入院中の母親に代わって家のこと(公共料金の支払い、年金などの登録変更、檀家のことなどなど)をしていると、まるで縁のない夜の街は心地よいですな。ま、若い人たちの生活圏だし、明るいショッピングモールを指して、エネルギーの無駄使いなどと思うのはただの嫉妬。

 で、パート1を観たのは去年の11月で、既にDVDでもリリースされていて、チョイチョイ摘んで見ている。かなり前からアニメーションを見ていた者だけに、映像の進化は信じられないくらい先に行っていると思う。たかだか10年前の「崖の上のポニョ」とか「スカイ・クロラ」でさえ今の映像に慣れた目からすれば、紙芝居に等しいクォリティと称されてしまうかもしれない。

                       GODZILLA 怪獣惑星

 ただし、「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇」のコメンタリーで福井晴敏は、昨今の物語に王道は少ないと嘆いていたような。また職場の同僚に聞くと本作のストーリー原案、脚本、シリーズ構成を担当している虚淵玄という人には信者がいるそうな。「楽園追放 -Expelled from Paradise-」にはノックアウトされたものの、それ以外でピンとくる作品はなかった。やはり古い人間だから、5/25に配信スタートの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇」が楽しみになってしまうわけ。

 仕掛けがよくよく見ないと分からいないようになっていて、ネタバレですけれどサブタイトルの決戦起動増殖都市とはメカゴジラを表している。エンドロールが終わって始まる11月公開のパート3予告には、案の定の怪獣が示される。かなり引きというか俯瞰の姿勢というか、“客観的に見る”という視点じゃないと難しいのでは?オッサンのキャパシティを超えています。なにせセリフが余りに込み入っていて、戦闘している最中に、あんな舌を噛みそうな用語をスラスラと話せるものか?

 
 その辺は古参の「スターウォーズ 最後のジェダイ」もヤマトもガンダムも演出でスルーさせちゃうんだよね。もっとも全然ダメだったかといえば、舞台が住んでる近所で展開しているということ。富士山周辺とか奥丹沢とか2万年後にはなんの意味もないながら、地元が映るだけで興奮し配信買っちゃった「チチを撮りに」みたいなもの。だんだん田舎者根性も板についてきた。

 主演声優はスターで、恐らく今のアニメファンは楽しめるでしょう。ハルオ役の宮野真守は最近は「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のラインハルトで、「009 RE:CYBORG」の島村ジョーもやっていたわけね。美声のメトフィエス役櫻井孝宏は「シドニアの騎士」「虐殺器官」「BLAME!」などキャリアのほんの一角に過ぎない。10年前の「ベクシル 日本鎖国」にも出ていて、「コードギアス 反逆のルルーシュ」の枢木スザクはもう一度確認したい。

     虐殺器官 BLAME! ベクシル日本鎖国

 平日のワリには入っていたし、古臭いかもしれないけど、展開の順序は間違っていない。劇場公開→配信またはパッケージソフト・リリースでやってくれないと、劇場が消滅してしまう。ヤマトのように観客層が年配者だった場合は配信が有効なれど、若い人をPCの前に釘付けにするのは不健全です。よって勇気のある戦略かもね。ひょっとすると次回に炸裂するラストが待っているのかな?と思いつつ、半年後を待ちましょう。
現在(5/21/2018)公開中
オススメ★★★✩☆ 
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関連作

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 拡散波動砲がコケて、地球連邦艦隊が白色彗星に飲み込まれちゃうのはオリジナル。ホームページの予告でもそれを匂わせていてニヤニヤ。ところが福井晴敏をはじめ、スタッフはそんなことは重々承知しているから、変えずに大胆な描写を入れて、次回にバトンタッチ。営業戦略が絡んでいるのは明白なんだけど、現在の観客は冷めていて俯瞰で楽しむというか、大量の情報で頭がいっぱいの状態で見るから、このくらい盛り込んでいかないと。

 オーディオ・コメンタリーは相変わらず楽しくて、もはや大御所の山寺宏一が神谷浩史(「荒川アンダーザブリッジ」をぜひ)をネタにしたりして。前作もそうだったけど、松本零士を排除しないのがさすが。池田昌子(「銀河鉄道999」)が登場するなんて、もはや最後かもしれないからオッサンは大喜び。もちろん旧ファンだけでなく、若い人とて入れるように新キャラに美味しいエピソードをあげちゃう。ま、キーマンに裏があるのは分かっていたから、“お話に厚みを加える”リブートらしい展開のさせ方。ぜひご覧になってご確認を。

 で、どーしても次回が楽しみになったのはチラッと映る女性艦長=藤堂早紀。もちろん観賞後にホームページで確認して、ウェブのニュースもチラチラ見てといった感じに時間を浪費。また新キャラが捨てパイじゃないとすると、旧キャラにそのお鉢が回ってくるので、映し方がいちいち気になる。殉職候補は加藤、斎藤、徳川機関長が確率高そうで怖い。アニメも変わりましたよ、少なくとも先に進んでいるのかな?
オススメ★★★★☆
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       アトラクション-制圧-             



 
 



 異星人との遭遇ロシア版。ロシア産は実話ネタの「ガガーリン 世界を変えた108分」を去年見たけど、娯楽大作は「オーガストウォーズ」以来かなぁ、まず目に触れないよね。おまけにTSUTAYAに並んでいるパッケージは「スカイライン 征服」っぽかったりするけど、見方によっては楽しめる。昨今アンチ米国プロパガンダとも言える、オリヴァー・ストーン「オリバー・ストーン オン プーチン」を繰り返し見ているからか。

 「メッセージ」と対比させて眺めると、両国の体質やら、時代の進み具合を知る側面もあって、なかなかだ。宇宙から未確認物体が飛来した場合、軍隊が出張ってくるのは「未知との遭遇」から変わらない。それは知的な「コンタクト」とてそうで、本作には父と娘を軸にして物語が進行する共通点があったりする。ま、軍人の堅物父ちゃんと遊び盛りの娘って、どこにでもいるわけね。

      

 もちろんIT機器に浸っている若者も万国共通で、ひょっとすると人類の危機かも?という時にSNSの“いいね”が最優先とは。またエイリアンのパワードスーツみたいなのが「第9地区」とか「エリジウム」方面のデザインですかねぇ。女の子が主人公だけに接触するエイリアンはハンサム(死語で悪かったな)。ある意味SF版の「美女と野獣」の側面もあって・・・。経済発展してくると、お国柄が限りなく縮小して大同小異の印象を受ける。これってつまりはグローバル化?
オススメ★★★★☆

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