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    ボヘミアン・ラプソディ

音にホレてから幾年月、まさかフレディ・マーキュリーって、
ああいう人だとは知らなかった
「ボヘミアン・ラプソディ」
むやみに露出しない方が良かったり、
アリーナ・クラスの会場をロックのグループが
単独でいっぱいに出来たり、
ロックの一時代を刻んでくれた。

       ボヘミアン・ラプソディ 

関連テーマ  音楽映画

 クイーンのGreatest Hitsは中学生の時だった、それもLPレコード。繰り返し聴いていて身体に染み込んでいる。本作によって、自分を直撃したのはこのバンドだと再確認。Wikipediaに載っていそうなことだけど、自然に思い出がよみがえる。LPの時には収録されていたUnder Pressure(「アトミック・ブロンド」のエンディング)はCDになったらカットされていたとか、「ウェインズワールド」は爆笑だったとか(なんとマイク・マイヤーズが出ている)。

             
 
 楽曲に関してはロック―ベスト・アルバム・セレクションをオススメします。レッド・ツェッペリンの後に出てきたイギリスのバンドで、“音のうねりが右から左へと曲がりながら押し寄せるようだ”と記されてているけど、その発生する瞬間が描かれていてニヤニヤ。それにしても、Greatest Hitsのジャケットしか知らなかったので、ブライアン・メイがずーっとヴォーカルだと思っていた。今では考えられないことですけれど、80年代の初めまでは、耳だけでミュージシャンを評価していたのだ。

 後になってフレディ・マーキュリーがヴォーカルだと知り、チョッと変だなとは思ったけど、好きな音楽が変わるわけがない。そしてココで描かれているのが、フレディを中心としたクイーン物語。いきなり入り込みます、だって20世紀フォックス・ファンファーレがブライアンのあのギターなんだから。それにしてもフレディが出っ歯のゲイだとは知りもしなかったし、奥さん?までいたとは驚いた。

 
   ただし、彼がいなければああいう音楽は生まれてこなかったわけで、生い立ちも今回初めて知った。インドから英国にやってきた人で、ライヴの時には“パキ”などと呼ばれている。この辺は少数差別が横行する今に合致している部分で、単純なミュージシャン映画を「ワルキューレ」のブライアン・シンガーは撮らない。
 ライヴパフォーマンスはまさにゲイそのものなんだけど、好きだったにもかかわらず初めて見た。よってもし、見ていたら果たして好きになっていたか?と今更ながら自問してしまう。しかし、彼らが映像メディアの露出に頼らなかったコトだけは事実。後に出てくるグループでデュラン・デュラン(「シング・ストリート 未来へのうた」)を対比させると分かりやすい。ヴィジュアルを優先しているだけに、楽曲で記憶されなくなる時代が到来=MTVの台頭。  

 もちろん現在のミュージシャンが音造りに手を抜いているとは言えませんが、映画の1エピソードになるものかな?牛に囲まれて悪戦苦闘しながら生まれるBohemian Rhapsodyのレコーディング風景は「FRANK -フランク-」がダブる。遅刻魔のフレディに苛立って誕生がWe Will Rock You、仲間割れしている最中に地獄へ道づれが発生、いちいちスクリーンに向かって歌いだしそうになるとは「ロック・オブ・エイジズ」以来で楽しくて仕方ない。

         

 バンドのすったもんだは「ジャージー・ボーイズ」、レコード会社に対してけんか腰は「MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間」など音楽映画にありがちなシーンはテンコ盛り。破滅していくのもミュージシャンの常で、フレディはジム・モリソンのようにドラッグでは死なずに、まさに時代を象徴する病によって亡くなってしまう。人に楽しみを提供するミュージシャンはホントに幸せにはなれない。

 
   135分の上映時間は伊達じゃなくて、クイーンを通して70年代から80年代の音楽シーンを、駆け足で垣間見られるのも本作の魅力。アリーナ・クラスの会場をロックのグループが単独でいっぱいに出来たことは時代記号。大規模なチャリティーコンサート=ライブエイドを記憶しているのは幾つになっているのやら。記者会見は「ラッシュ/プライドと友情」同様に無駄な質問に終始していて腹が立つ。時代が進むと音楽とは関係ない、どーでも良い情報に人々が傾斜していったんですね。
 欲を言えば、手をとりあってという曲もあるくらいだから、親日家フレディの部分が見たかった。それとサントラの仕事もしている彼らに関してはバッサリ切り落とされている。「ハイランダー悪魔の戦士」で使用されているWho Wants To Live Foreverは聴こえてきたけど、「フラッシュ・ゴードン」は“無かったこと”にしたい過去なのかも。こういう体験は「海街diary」以来だなぁ。
現在(11/10/2018)公開中
オススメ★★★★☆
 


  

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 クイーンを描いた「ボヘミアン・ラプソディ」ではバッサリ切り落とされ、現在のマーベルTシャツを着ている人たちもそっぽを向くに違いない珍品。公開が1980年ということは「スーパーマン」の後なのに、これほどショボく仕上げるとは見上げたものだ。真知子ちゃんがドマイナージャンル、ガキ向け、マニア向け低予算B級扱いと称しているけど、これを見れば納得していただけます。アメコミ映画冬の時代は1999年まで続くのです。

 では、正視に耐えないかというと、昨今のTVニュースを見るより笑える酒のつまみ。むかしTV放映時に見ていましたが、その当時とて物足りなかった。理由は簡単でクイーンのFlashを繰り返し聴いていて、映像が断然負けちゃっているからに他ならない。CGじゃないし、着ぐるみもバレバレで、安っぽい仮装行列みたいな宇宙人たち。必死に演じている役者さんたちは「ミクロの決死圏」同様なれど、ホントに“よく出演したな”と思わずにはいられない。

 だってあなた、後に007になるティモシー・ダルトンや「エクソシスト」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のマックス・フォン・シドーが出ているんですよ。ただし、もし映像が「ロード・オブ・ザ・リング」のレベルだったら「ネバーエンディング・ストーリー」に負けていなかっただろうし、評論家の嘲笑にさらされなかったかもしれない。

 おすすめポイントはそもそもアメコミ映画って、子供向けでこの程度だったことを知るには、うってつけだということ。現在のジャスティス・リーグご一行様アベンジャーズご一行様のお話は商売っ気がミエミエで、やたら難しい。対して、たかだかフットボール選手が宇宙人に挑んでいく、という荒唐無稽さは蘇らせても良いのでは?映像のクォリティは今のままで、観客が唖然とするストーリーを期待。いやいや、これを作り直しちゃえば・・・。
オススメ★★☆☆☆

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