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英雄は嘘がお好き



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すばらしき映画音楽たち(字幕版) 完全ストライクゾーンの
映画音楽ドキュメンタリー。
音を楽しむはずがスクリーンこそ
映画に不可欠と再認識させてくれる。
「素晴らしき映画音楽たち」 
ほとんど知ってる人たちが
網羅されているだけでなく、
エンドロールにニヤリとしてしまう。
 

















  すばらしき映画音楽たち  


観賞劇場 アミューあつぎ映画.comシネマ アミューあつぎ映画.comシネマ  


関連テーマ 映画音楽と作曲家  音楽映画  ドキュメンタリー  アミューあつぎ映画.comシネマ  



 昨日、従兄弟の葬儀が終了。亡くなったのは11月29日、享年49歳。私めより、年が下なのでまさかとしか言いようもなく、ショックで何も手に着かない、何も考えられなくなった。従兄弟のうちで最年長は自分だから、親や叔父たちを送るまでが務めだと思っていたのに・・・。彼には子供が3人いて、葬式があんなに辛いとは。「マンチェスター・バイ・ザ・シー」で主人公は「ダメだ、乗り越えられない」と搾り出すように心中を明かすが、現在の心境は近いと思う。  

   身内が亡くなるとは、心に埋められない穴が空くので、それと共に生きていかなければならない。背負うとも違って、確かにそこに在る。ま、私めの考え方というか、喪失に慣れるための方法です、普遍性はありません。でも、乗り越えられなくとも、なんとか生きていかなければならない。映画に助けてもらうことにします。最適な映画館はもちろんアミューあつぎ映画.comシネマ  
   劇映画ではなくドキュメンタリー、それも映画音楽についてがテーマ。2010年に“映画音楽と作曲家”と題して1ページ割きましたが、まとめておいてヨカッタ。ジョン・ウィリアムズハワード・ショアハンス・ジマーなどが本作で取り上げられている。技術的なことで「サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ」は役に立ったけど、まさか自分が勝手にやった一括りが、作品観賞の一助になるとは。 サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ
   で、映画館に行く前にTSUTAYAに寄ったら、なんと本作のDVDが店に並んでいる。それでも来ちゃうのは物好きってことなんだけど、音楽でしょ、家のスピーカーに不満はないけど、やはりデカイ音の魅力は捨てられない。それと、家での観賞はドンドン記憶に残らなくなっているし。本作をもうひと押ししたのは、この劇場から来たメールで、館主が“どなたか私と一緒に鑑賞していただければ嬉しいです”と記していたり。  


 その当人が劇場前でお出迎え、なにやらお客さんと話しこんでいる。人口減少局面に入っている日本ですから、ひょっとするとシネコンの方が先に厳しくなって、お客さんに近いこの手の名画座が、映画好きにとって最後の砦になるのでは?と思っている。前説も有効に機能していて、本作はクラウドファンディングで資金を集めて作られたのだそう。「この世界の片隅に」がそうだったし、「0円キッチン」の続編も現在進行中。激変する今を実感です。 0円キッチン


      
 さて、中身はというと、外に置いてあるピアノで実験的な音を生み出そうとしているマルコ・ベラトルミが出てくる。この人の代表作は「ハート・ロッカー」「3時10分、決断のとき」とテロップがあるけど、「ソウル・サーファー」「人生の特等席」がオススメ。そしてマシンを使って走る時に聴く定番の「ロッキー」が鳴り響く、最も分かりやすい例ですよね、「この曲を聴けば・・・、観客はすぐさまピンとくる」とはスタートとして申し分ナシ。  


   今、PC画面で本作のDVDを見ながら書いておりますが、劇場で観た作品を帰宅してからまた眺めるとはこれが初めて。ま、「チチを撮りに」に至っては劇場を移動する時にダウンロードしたりしているし、まさに加速する流れの一端。そして肝心の中身ですけれど、もう次から次へと示されるエピソードは映画好き大満足のものばかり、ぜひご覧になってご確認ください。  


    
 印象的だったのはジョン・ウィリアムズに触れている部分と、ハンス・ジマーですね。この2人が時代の牽引役っぽい。ジョンと言えば「スター・ウォーズ」「スーパーマン」もだし、スティーヴン・スピルバーグとの「ジョーズ」「E.T.」も・・・。ハンスはつい最近「ダンケルク」「ドリーム」「ブレードランナー 2049」を観たばかりだし。


   もちろん私めの知らない人、作品は観ていたけど注目していなかった人もいて「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」のブライアン・タイラーは楽しいエピソードをご披露。劇場に行ってお客さんの反応を確かめたり、トイレでこっそり鼻歌を待っている。音響監督を描いた「リスボン物語」も並行鑑賞にオススメです。音は映画にとって欠くことのできない要素で、音楽家の中には日常の音から曲作りを始める人もいる。  
     
     
   もうリリースもされていますから、すぐにでも見られるでしょうけれど、唸ってしまったのは例として出てくる「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「ジュラシック・パーク」を久しぶりにスクリーンで再見して、やはりデッカイ画面でないとまるでその画が映えないのだと再確認した。観賞前は音を楽しむつもりが、“やっぱ映画は劇場に行くしかないよな”になってしまった。  


      
   最後の方には「ソーシャル・ネットワーク」「ゴーン・ガール」のトレント・レズナーまで出てくるし、いちおう納得だった。ただし、この劇場の前説に感謝です、エンドロールが始まっても席を立ってはいけない。だってさ、ひとり忘れちゃいませんか?と思っていた“ジェームズ・ホーナーを偲んで”って出てくる。ヤラれましたね、グッときますよ。ジェームズ・キャメロンが語る「タイタニック」の裏話がたまらない。  







 「ハリウッドがひれ伏した銀行マン」もラストにそういう仕掛けが施されている。よって現実を映し出す場合、「海は燃えている ~イタリア最南端の小さな島~」といった手法が最適な現在。宣伝用のメイキングはTVっぽくてどーも面白くないし、ある程度時間が経過して、“みんなの記憶に残っている”作品を取り上げて、まとめる作業は意義があるし、実に有効です。従兄弟が亡くなって、ぽっかり空いた穴はそのままですけれど、また日々を生きていこうという気になった。

現在(12/3/2017)公開中ですけれど、12/15までです。
アミューあつぎ映画.comシネマに急げ!
オススメ★★★★☆
アマゾン










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