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ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

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 “トム・クルーズ必死のお笑い劇、コミカルなモンスタームービー
「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」
これはお客さんの観賞履歴によっては楽しめる”

 このサイトは2005年から始まっていて、これまでにサマーシーズンは12回やってきた。機械の力を借りれば7月~8月の作品もパッとPC画面上に出せて、どんな超大作を観ていたかを振り返ることができる。2005年には「宇宙戦争」、翌年は「パイレーツ・オブ・カリビアン・デッドマンズ・チェスト」「スーパーマン・リターンズ」といった具合。


 アメコミ映画シリーズといった子供向けの比率が高いことは、あえて申し上げる必要ありません。もっとも超大作ばかりというわけでもなく、“中に混じっている”程度の比率で、1年を通して似たようなことを繰り返している。ま、他の月と違うのは夏休みだから、シネコンのロビーはチビッコでいっぱいということくらいか。それは本作を観に行ったイオンシネマ海老名もご同様、8:30には親子連れで賑やかになっておりました。

 昨年この時期に観たアメリカ映画の大作は「ターザン:REBORN」「ゴーストバスターズ」。国産の2本「シン・ゴジラ」「君の名は。」の方が確実に面白かった。で、今後予定しているのは「ダイバージェントFINAL」と「ベイビー・ドライバー」。両作とも最近行っていない横浜ブルク13だけに、予告を一度も見ていなかったのが大きいかも。アミューあつぎ映画.comシネマに行くことが増えたし、クドい宣伝は私めには逆効果。


 「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」はスルーして、「トランスフォーマー/最後の騎士王」もどうしようか迷っているのに、コチラを選択したのはTHXで上映されるからが大きな理由(「シドニアの騎士 第九惑星戦役 THX上映会」をご参照ください)。ところが1日ズレちゃうと、途端に「怪盗グルーのミニオン大脱走」に劇場取られちゃうんだよねしくしく。オマケに吹き替えでの上映とは・・・。

 またチケット売り場で“55歳以上の方は\1,100の割引”って出ていて、オレもあと5年したら該当するのかとガクッとなった。それだけではなく、“映画観賞を習慣にしている年代を指しているのだな”と納得。追記に書きますが、観賞前に元レンタル屋として“うなだれてしまう”ことに遭遇したもので。それにしてもこうしてクドクドと記しておかないと、途端に忘却の洪水の中に飲み込まれてしまう昨今ですな。

 つまらん前置きが長くなりました、トム・クルーズの最新作です。この人に関しては次に公開が予定されている「バリー・シール/アメリカをはめた男」がそそりますが、キッチリお客さんを楽しませる大作にしている。ただし、ホラーではなくコメディにしちゃってるんだよな。冒頭から口八丁のスチャラカ男全開で、荒れ果てたイラクで軍人でありながら宝探ししている。

 どさくさに紛れてかっぱらうのは第二次世界大戦から変わらない(「戦略大作戦」)。宝と思ったら、大昔に呪われた王女を封じ込めた柩。もう観る前から分かっておりましたが「ハムナプトラ/失われた砂漠の都」が土台になっている。ヒネリはミイラ男ならぬミイラ女で、ソフィア・ブテラ出てなかったらかなり厳しかったに違いない。トムも力いっぱい飛んだり跳ねたり、素っ裸になったりして110分を退屈させない。

 出演していませんが、サイモン・ペッグが本作とトムとソフィアをリンクさせる。ミイラ女が手下にするのは生気を吸い取ったゾンビで、「ショーン・オブ・ザ・デッド」そのもの。ソフィアは「スター・トレック BEYOND」でサイモンと共演、トムとは「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」でダチ。あの車がひっくり返るシーンはモロだ。

 トムと初共演じゃ?のラッセル・クロウも、「ナイスガイズ!」から体型変わらずで心配になるくらい。彼がロンドンにいるってだけで、「プロヴァンスの贈りもの」の記憶が蘇ってきたりして。本作は一大プロジェクト“ダーク・ユニバース”の記念すべき第一弾なんだそうで、ラッセル扮するジキル博士は朗々と、“経営側の方針”を脚本にしたようなセリフを喋っていて可笑しくて仕方ない。

 「アイランド」の脚本からキャリアがスタートしている監督のアレックス・カーツマン。「イーグル・アイ」とか「グランド・イリュージョン」などを製作していて、当たりもあればハズレもある人。ある意味パーツを作っているわけだから、後々効いてくるネタも込められているかもしれない。でもさ、何年もかけて「リーグ・オブ・レジェンド」を作っているような。


 ゾンビと化してトム扮するニックにつきまとう、クリス役のジェイク・ジョンソン(「彼女はパートタイムトラベラー」)は美味しかったけど、やはりソフィア・ブテラが本作の目玉。次の「アトミック・ブロンド」が待ち遠しい。もはやパッケージソフトが前世紀の遺産になりつつある昨今、“PC画面上にデータを並べて観賞”なんてのもアリなんでしょう。ま、だてに映画を何本も観ておりません、“あれのパクリだな”とか“このネタだな?”などとけっこう楽しめました。

現在(8/4/2017)公開中 オススメ★★★★☆
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その他の関連作

吸血鬼映画  ウルフマン  ヴィクター・フランケンシュタイン

アイ・フランケンシュタイン  屍者の帝国  NY心霊捜査官

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追記  “レンタル屋の閉店”

 「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」の前に時間があったし、近くにある24時間営業のポパイ海老名店で時間を潰そうとしたら、店前に閉店告知が貼ってあった。“まさか”ではなく、“やはり”なんだけど、パッケージ商品を扱う商売は厳しい。店内を覗くと実に30年近く前のことが蘇ってきた。経営が厳しく、閉店が近づくと品揃えは極端に貧弱になる。“金になりそうなタイトル”は、ほとんど売り払われてしまうのが実情なのだ。

閉店2

閉店1

 ただし20年くらいまでは売り払われた商品は、また別の店舗で活用されたんだけど、現在その行き着く先はあるのか?CD、DVDといったメディアを使って、音楽や映画を楽しむという習慣は、ある年代なら“未だに”で、ある年代なら“あったね”なのか、“人によっては”なのか。加速する流れを“自分なりに捉える”ため、この種のことを“その時に記して残す”ことを続けているわけですけれど、今後は何がなくなっていくんだろう?

 非大手ながら現在まで生き残っていた希少な店だが、希少というだけではお客さんにアピールしない。トレカを扱ったり、コミックレンタルもしていたけど、それらモロモロが若い人にはアピールしなくなっている。ここ数年の変化は現在49歳のオッサンが滅入っちゃうくらいの速さと激しさを伴っている。天変地異ほど大げさではないけど、音のない台風が吹き荒れているみたいだ。ITディバイスからふと目を上げると、街の風景が変わっていたなんてね。
(8/4/2017)
関連する作品としては「VHSテープを巻き戻せ!」「僕らのミライヘ逆回転」などです。

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