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ゴースト・イン・ザ・シェル

ゴースト・イン・ザ・シェル

 “監督のマニア度半端じゃないですね。ほとんど抜かりなく、最初の劇場版、「イノセント」、個別の11人をすべて盛り込み、「アヴァロン」までどさくさに。”

 トシなもんで意地が悪いですけれど、本作チラシのコピー“SFアクションの金字塔”に笑ってしまった。今を去ること22年前にオリジナルの「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を観ておりますが、サッパリ分からなかった。原作者の士郎正宗も知らなかったし、原作に書かれていることもチンプンカンプン。むしろ「機動警察パトレイバー2 the Movie」に続く押井守作品だったから劇場に足を運んだだけ。

 「2001年宇宙の旅」も長らく“SF映画の金字塔”って覚え方してたけど、初見でサッパリ、でも繰り返し見て発見があるのは傑作の要件なのかも。「ルパン三世 カリオストロの城」「七人の侍」もだし、リリースされてから何度も見ている「シン・ゴジラ」、そしてこのあと4回目の「君の名は。」など。面白いことは大前提で、細かいところを詰めている必要はありそう。

 押井守によるオリジナル以降、神山健治が跡を継いだ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」があり、2015年の「攻殻機動隊 新劇場版」に至るまで原作から抽出した要素あり、時代を反映した設定を盛り込むことも出来る攻殻機動隊作品群。21世紀を生きることで、なんとかついていけるようになった。もっとも若い人には見てて当然だし、世界観は日常か。


 

 日本のアニメ好きならもはや古典ながら、アメリカ映画にするとなると不安は残ります。ただし、若い人は「どうっすかねぇ」と言っていたけど、それは「スノーホワイト」を観ていないからだと思う。実は監督のルパート・サンダースに期待は大きかったし、見事にやられてしまいました。突っ込む気満々だったから、「大丈夫、忘れてないよ」というネタの入れ具合にニヤニヤ。

 まずスカーレット・ヨハンソンが演じているのは少佐だけど、名前が違う。バトーもトグサも出ているけど、スナイパーのあいつはどーした?もクリアしている。ファンの方でないと意味不明の文章ですが、攻殻のファンですとご納得いただけるかと。また、たいがいの人が忘れっちゃってる「イノセンス」だって入ってるし、「アヴァロン」も確認できた。さすがに押井守最新作の「ガルム・ウォーズ」はなかったけど。

 

 先行する「ブレードランナー」の影響も受けているけど、オリジナルには欧州産のSFテイストもあり、本作の魅力になっている。試しに「ルネッサンス」とか「インストーラー」「ゴッド・ディーバ」などいかがでしょう。けばけばしい広告風景は「ゼロの未来」もご参考までに。たぶんこのTOHOシネマズ海老名ではMX4Dで上映されていたから、VRゴーグルも視野に入れて作っているのかも。

 前作は黒澤作品だけでなく、「もののけ姫」まで取り入れたこの監督、主要キャストも日本絡みで固めている。スカーレット「ロスト・イン・トランスレーション」、ジュリエット・ビノッシュは「GODZILLA ゴジラ」、クゼ役のマイケル・ピットだって「シルク」がある。また日本人キャストも北野武には「J.M」があり、桃井かおりは「イエロー・ハンカチーフ」とスキがない。

 

 予全編オマージュで清々しいくらいで、ラストにタツノコプロ魂もキッチ入れている。ぜひご覧になってご確認を。ただ本作の見所ではないでしょうが、無理がありそうな荒巻役の北野武、少佐を見守る優しさがあって意外。「ガン・ホー」の時の山村聡を思い出したんだけど、もう日米の経済摩擦も遠い昔。もはや無視できない中国が関与しているのも時代の流れなんだけど、オリジナルはとっくに日本を離れて香港でロケしてたんだよね。

現在(4/10/2017)公開中  オススメ★★★★☆
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