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ドクター・ストレンジ

ドクター・ストレンジ  ドクター・ストレンジ

 

 このタイトルを聞いてオッサンはすぐに、ピーター・セラーズ「博士の異常な愛情」を思い出してしまいます。もっとも「SHERLOCK/シャーロック」以来のベネディクト・カンバーバッチファンには意味がない。相棒のマーテイン・フリーマンは「アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち」「アメリカン・レポーター」とキャリアを積んでおりますが、この人は宣伝コピーに“上から目線”と書かれてしまう。

 

 で、予告映像ではクリストファー・ノーラン監督作「インセプション」「バットマン・ビギンズ」の合体技のように見えたけど、そのまんまだった。ベネディクトは全然外していないキャラクターで、高飛車、傲慢な外科医。彼を指導するティルダ・スウィントンも、「コンスタンティン」が好きなものとしては期待通り。「ヘイル、シーザー!」が外し過ぎなんだよな。

 

 レイチェル・マクアダムスもまだまだイケる可愛さ全開で、「恋とニュースのつくり方」を再見したくなる。マッツ・ミケルセンが冒頭に出てくるのは「ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー」そのもので、キウェテル・イジョフォー(「シークレット・アイズ」)、ベネディクト・ウォン(「オデッセイ」)など知っているキャストで誰も予想を裏切らない。

 

 意外でもなんでもないから、つまらないというのは筋違い。数を観て得意になっていることが大間違い。いろんな楽しみ方を提供しているんです、監督のスコット・デリクソンは「NY心霊捜査官」「フッテージ」など怖い方面が得意ですけれど、リメイク「地球が静止する日」も手がけられる。既存のパーツからどんどん組み込んで、よく見ている人には元ネタ探しを楽しませるってのもアリ。

 

 アメコミ映画からの流用はマーベルだから、「アベンジャーズ」と被って当然で、「ジュピター」からヴィジュアル・イメージはそうとう貰っている。ワルの親玉は「スターウォーズ/フォースの覚醒」っぽいけど、オッサンは「幻魔大戦」が遂に実写化可能になったなどと世迷言を・・・。あのマントさ、日本製アニメの「ドロロンえん魔くん」の帽子とか「バンパイアハンターD」の左手っぽくない?と椅子も動かず、3Dでもないのにウキウキ。

 

 ラストは「恋はデジャ・ブ」の転用で、モータル/イモータルねた+師と弟子ものだから、中身なんか濃くなくとも、精緻でなくとも良いのです。もっとも精魂込めて作り込んでいるアメコミ映画ならではの情報量なんだけど。ラストにトンカチの神様が出てきて、次回予告となって締めていたけど、これ1本限りでも良さそうな気がする。あまり商売っ気を見せられるのも興ざめだし。

 

 「魔法使いの弟子」の時は未だアメコミ映画は、史劇的コスプレをしのぐには至らなかった。それが今となっては名だたる俳優さんが、揃って漫画の登場人物を気合を入れて演じている。「木根さんの1人でキネマ」第3巻によると、1999年が転機だったそうで、シネコンのスクリーンを占めるプログラムとして今後も君臨しそう。そうそう時間を戻すってやつ、1979年の「スーパーマン」でやってたんだけど・・・、あれもこれもと記憶を呼び覚ましてくれる。スコット・デリクソンは1966年生まれ、なみのオタクじゃないだろうなぁ。

 

現在(1/31/2017)公開中
オススメ★★★★☆

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関連作

  博士の異常な愛情

 

 邦題から「ドクター・ストレンジ」の関連作には不釣合ですけれど、原題は“DR. STRANGELOVE: OR HOW I LEARNED TO STOP WORRYING AND LOVE THE BOMB”=「ドクター・ストレンジラブ または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」ですので、こじ付けは承知で載せることにしました。「ゴジラ」公開から10年後の作品ですけれど、東西冷戦による核爆弾の驚異は増す一方だった動かぬ証拠。

 

 そして現合衆国大統領はまさに現実化させそうで、もはや苦笑いを通り越して凍りつく。だってあの人うっかり核のボタン押しそうじゃない?タージドソン将軍がさ、そっくりに映って怖い。本作が笑っていられるのは大統領がまともなんだけど、ソビエト側が・・・。ピーター・セラーズ一世一代の名芝居で、硬軟演じられるとて、アダム・サンドラー(「再会の街で」or「ピクセル」)やベン・スティラー(「ズーランダー」or「LIFE!」)には越えられないでしょう。

 

 冒頭はタイトルが「メン・イン・ブラック」がパクった、「SHORT PEACE」のラストがなんであんな感じになるのか分かった気になって楽しい。ジェームズ・アール・ジョーンズが出てるでしょ、「レッドオクトーバーを追え!」ってこれのパロディだったのか?とか美味しい酒のつまみです、もし今の状況がなかったらね。笑いに専念しているようで、戦闘シーンはまるでドキュメンタリーを見ているよう。

 

 飛行機の特撮なんて「ファイヤーフォックス」まで廃れない技術なんじゃ?怖いのは全世界に展開しているB52爆撃機で、その構想は実体化していて「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」がまんま。ピーター演じる最も笑えるDr.ドクターストレンジラブ、例の男の崇拝者で“赤狩り”すなわちファシズムって高らかに宣言。スタンリー・キューブリックは先々見通す才能があったって感心してもいられない。
オススメ★★★★☆

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