タイトル

関連テーマ  劇場版アニメーション  クロックワークス
       インターネット

BLAME!


 “文明消滅の1バリエーション「BLAME!」 進化し続けている日本アニメーションそのもで、ポリゴンピクチャアズは先頭ランナー”

 いずれイオンシネマ海老名でも上映してくれるけど、21:00スタートのチネチッタ川崎までやって来て拝む。別サイト“映画館と私”のためでもあるけど、コチラの売り、“東亜重音7.1ch LIVE ZOUND”は未体験だったし。記憶を遡ると爆音上映が宣伝されたのは「パレルモ・シューティング」だったような。そういえば真知子ちゃんは現在の上映バリエーションを「マッドマックス/怒りのデスロード」の回で列挙してたね。

 また人をあまり見ないド田舎在住なもので、たまには人混みを眺めてみたいのが人情。海老名、横浜、川崎とだんだん人が増えていく(皆さん帰宅時間)。この劇場には、昼間来ることがほとんどだったから、イルミネーションが輝くこの時間も悪くない。劇場は大きめで、開始前にシステム“LIVE ZOUND”のイントロ(で正しいかな?)映像があって、そう言えばDolbyの汽車が走り出すやつ最近見てないな、と思い起こしたりして(ホントにトシとった)。

 「シドニアの騎士 第九惑星戦役」に本作の予告映像が挿入されていて、気合の入ったすごい映像だった。確かYouTubeで監督と原作者がコメントをしていた。1,2年前でも遠い昔か・・・。ただ作っているポリゴンピクチャアズは先端を走っている。劇場の予告は最近のアニメーション(つまり私めが見覚えのないモノ)ばかりだったけど、「君の名は。」が映像のクォリティを上げてしまったため、見劣りする。

 本作の見所はもちろん主人公=霧亥が携えている、重力子放射線射出装置発射の瞬間。その音は物理的な圧(プレッシャーの方が分かりやすい?)を感じるほどの迫力でしびれる。主役登場で名を名乗るトコがカッコ良いのは「あしたのジョー」から不変で、「シドニアの騎士」だと岐神海苔夫ですが、声を担当している櫻井孝宏はいいですね。「虐殺器官」のジョン・ポールもやってて、美声で世の女性をノックアウトするのは小野大輔(「黒執事」)だけではない。

虐殺器官

  シボ役の花澤香菜も「言の葉の庭」「君の名は。」新海誠作に連続出演していて、「夜は短し歩けよ乙女」とヒットに恵まれております。この辺は現在のアニメファンなら常識ってことになるのかな?月刊アニメージュを高校生の頃定期的に読んでいたオッサンからすると、まさかこんな時代が来るとは夢にも思わなかった。監督の瀬下寛之は私めと同じ年だし、驚いているかも。

夜は短し歩けよ乙女

 原作は連載開始が1997年ということは、終末が迫っていると人々が思い込んでいた時期。既に「ターミネーター」「風の谷のナウシカ」もあって、影響がうかがえる。でも最も近いと思えるのは「パンパイアハンターD」。ただし、映像化に20年必要だったのは、受け手の準備が整っていなかったことを示している。一度目のアッチも何を描いているのかサッパリ、それが2014年の「シドニアの騎士」を経てなんとか追いついたといったところでしょうか。

 

 「夜は短し歩けよ乙女」でも自由度に好感を持ちましたが、本作もそれが最大の魅力。文明崩壊の定番といえば「マッドマックス2」なんですけれど、本作は派生した「サルート・オブ・ザ・ジャガー」の冒頭を思い出させてくれる。文明が崩壊したわけだから、“そもそもその起源とは何だったのか”すら人々に伝達されることなく、“ネット端末遺伝子”とか言われても、なんのことだか分からんのは当たり前。

 その舞台装置として“都市そのものが勝手に増殖する”のはまさに弐瓶勉のオリジナル。原作者から見た東京は、建設者がいつまで経ってもビルを建てることを止めない生き物だったのかもしれない。またあの食料が湧いて出る瞬間は「未来少年コナン」にも近いシーンがありますが、テクノロジーを独占して、その他大勢を排除するってエライ人達の性癖かもしれない(「エリジウム」をご参考までに)。

 前回も触れてますが、過剰な情報でホントに人々は忘れっぽくなっている。そして“生き延びる本能”がむき出しになって行く時代に突入。よって公開のタイミングは“今こそ”なのかもしれない。IT機器が進化したところで、人間がついていけるかどうかは不明。もっとも職場の若い人はバッチリ知っていて、限定公開“今だけ、ここだけ、あなただけ”商法は功を奏しそう。いや、悪い意味じゃなくてさ。

現在(5/23/2017)公開中  オススメ★★★★☆
Amazon.com

その他の関連作


ライヴザウンド  

 マトリックス  マトリックス/リローデッド  マトリックス/レボリューションズ
 ザ・ロード  ザ・ウォーカー  サラマンダー SHORT PEACE           


← 前のページ   次のページ→



       top

シドニアの騎士 第九惑星戦役

 尻切れトンボで終わってからもう2年が経過している。けっこう支持されていたと思うけど、完結に至っていないのは「荒川アンダーザブリッジ」もご同様。TVは見なくなったし、アニメーションのトレンドは皆目見当がつかない。本作の後にハマったのが「四畳半神話大系」というのもオッサンの証拠です。なにせ7年前の代物だからして。ただし古臭いとはぜーんぜん感じない。

 この辺は“大量に溢れている映像コンテンツ時代”を象徴しているのでは?いつでもいいし、何年後でも本人が楽しめれば、それでいいのだ。海老名の歩道橋に“今だけ、ここだけ、あなただけに気をつけましょう”という標語が貼ってあって、深く肯く。もっとも劇場公開作はこれに該当するんだよな。「BLAME!」の公開は2週間限定、商売上手、と納得したうえで乗せられましょう。

 

 ファースト・シーズンから監督はバトンタッチしていて、瀬下寛之が担当。アニメ化推進の張本人だけに、白羽衣つむぎがじつにキュート。「ムーミン」のニョロニョロと、ヱヴァンゲリヲンの合体技のようなキャラクターデザイン(これは間違いないと思います)で、ギャグを炸裂させるためにも不可欠。土管を通ってイザナの家に登場のシーンは出色。日本家屋がいい味出してます。

 それと1000年後の「いなかっぺ大将」ですから、エッチな笑いも込められていて、イザナが宇宙服バラバラになって、長道くんがゴツッてなる場面は3日ほど思い出し笑い。「君の名は。」を5回観たのもギャグあってこそです。最終話は奇居子ぶった切りも凄いし、緑川纈の機転を利かせた救出作戦に感無量。でも終わっていないんだから、ぜひ劇場で完結させてほしい。「GODZILLA 怪獣惑星」の後だと来年になるけど、お待ちしておりますです。
オススメ★★★★☆
Amazon.com



       top

 


inserted by FC2 system