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アサシン・クリード

アサシン・クリード  アサシン・クリード

 

 先週は“現代イシューを考える”2本立てでしたが、今週はヒーローものとミュージカルの“純娯楽作”2本立て。つまりほとんど考えないでボサーっと観賞できるハズの品。ゲームの映画化も数が増えてきているのかな?若い観客を増やさないことには、映画の存続も危ぶまれる昨今だけに、ライトノベル(「ハンガーゲームFINAL:レボリューション」)ともども元ネタとして注目されているんでしょう。ただ「ピクセル」などでも明らかで、TVゲームに親しんだ子供も既にオッサン。

 

 職場の若い人に「そういえば昔やった」と言われて、Wikipediaで調べると元になったゲームは2008年にリリースされている。歴史があるんでしょうけれど、サッパリ分からない。オッサンの観賞理由はキャストなんですけれど、アメコミ映画に次いで豪華なキャストを集め、予算も投入されている。20世紀フォックス社製だし、超大作の体裁だけど、スクリーンが小さめの劇場での公開。

 

 CGが用いられるのは予想の範囲で、どう処理するかが私めの注目点だった。「ウォークラフト」と「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」を比較すると歴然で、実物の人間が出てこないと画面は安定しない。その意味ではうまくいっている。CGを使う場合「アップルシード」が未だ観賞に耐えられるのはモーションキャプチャーを採用しているからで、「ホーリー・モーターズ」にも出てくるけど有効では?

 

 映像技術で細かいところは突っ込めませんが、物語に入り込めたんだから文句なしでしょう。予告編でも分かる通り、枠組みは過去遡行する「マトリックス」+「インセプション」。永きに渡り“エデンの果実”を巡って対立を続けてきたテンプル騎士団とアサシン教団、そしてその秘密はルネサンス期のスペインにある。というわけだから、宗教対立とかチャンバラとかの要素を入れることができる。

 

 よって15世紀のスペインと21世紀の現代を同時に舞台にもできるし、ゲームを全く知らない観客も飽きることなくイケる。格闘アクションも切れ味鋭かったですけれど、人馬一体のチェイスシーンもなかなかです。最近「ベン・ハー」でも見ましたが、「エクソダス:神と王」以来かなぁ、劇場スペックを活かすにはもってこいです。真知子ちゃん絶賛の「マッドマックス/怒りのデスロード」とかね。

 

 注目していたキャスト、マイケル・ファスベンダーマリオン・コティヤールは共演済みにもかかわらず新味を出していた。まさか前作の「マクベス」がスクリーン・テストとは思いませんが、マンネリ感はない。また「リスボンに誘われて」の2人は貫禄で、ジェレミー・アイアンズとシャーロット・ランプリングはキチンと悪役顔。そして父親役のブレンダン・グリーソンは「ザ・ガード西部の相棒」がオススメ。

 

 スペイン期で登場のマリア役アリアーヌ・ラベド嬢もキラリと光り、ゲームの映画もずいぶんと豪華なキャストを出すようになった。屋根伝いのアクションは「ボーン・アルティメイタム」とか「007/スペクター」もやっているけど、いちばん既視感を覚えたのが「インフェルノ」で、やっぱ近いものがある。それと“エデンの果実”に関係して登場する人物、昨今アレを見たのでスペイン人でいいのかな?と思ったりして。

 

 表層は文句なしのアクションだし、ゲームを知らなかったから楽しめたのかもしれない。監督のジャスティン・カーゼルはゲームのファンだったのか、権力の宗教利用を見せたかったのか。根強いテーマだけにこの種のモノで描くのは戦略としてアリ。直訳すると暗殺教団、何やら不穏な気もしますが国家とてちゃんと備えている。「ニキータ」が分かりやすくて、冒頭部分に近いものがある。

 

現在(3/9/2017)公開中
オススメ★★★★☆

 

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