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ジェイソン・ボーン

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 いつの間にかマット・デイモンもオッサンに、スピン・オフまで含めたらジェイソン・ボーンのお話も5本になっている。関係ないけどいつから公開初日は金曜日になったのか?たぶん興行収益ランキングが絡んでいるように思える。で、地味に人気のこのシリーズ、公開2日目の本日はTOHOシネマズ小田原での観賞。9:15のスタートで8割の入りと盛況です。B級アクションが2本続いて、一気にジャンプと相成るか?

 

 昨今の作品、AクラスとB級の線引きをするとなると、撮影機材ですかねぇ、CGも含めて合成がバレないのが予算高めで、分かっちゃうのが・・・。その辺を本作は間違いなくクリアしてくるでしょう。注目は監督のポール・グリーングラスが、あまたある混沌の渦中にある世界の、どの部分を切り取ってくるか?予告編でもその辺に注目がいかないよう、ジェイソン復活のみをアピールしているように見えた。

 

 「ブラッディ・サンデー」「キャプテン・フィリップス」の人ですから注目ポイント。アクションは2本で見慣れちゃってるし、キャストも一人被ってるし。そうそう、ポールとマットは“当たらないイラクねた”の「グリーン・ゾーン」でも仕事しているのだった(本作の後にいかがでしょう)。また殺伐としたスパイ映画ですから、華がないと疲れるのでアリシア・ヴィカンダー(「エクス・マキナ」「二つ星の料理人」)もお楽しみの一つ。

 

 現在のスパイ映画は“最新IT機器のお披露目”も機能の一つになっちゃった。これが冒頭から炸裂、CIAのメインフレームをハッキングする部分の描写は気合入っている。映像で分かりやすいのは「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」ですのでご参考までに。また「ヨルムンガンド/PERFECT ORDER」にも車のスマートキイをハッキングする部分があるけど、CIAは外国の配電盤に干渉できるのか?

 

 「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」で賞賛されていたアイスランド、そのビルから侵入者を特定、「あのハッカーのアジトをパワーダウンさせろ!」とはテンポ良くスリリングに描かれていて、チョッと気づきにくいですけれど、完全な越権行為だと思う。「21世紀のEV.Cafe」には伊藤穣一氏が“アメリカはレイプしている方でしょ”と触れている箇所あって、私めにとってエドワード・スノーデンのドキュメンタリーが欠けていることが痛い。

 

 東西冷戦後のアメリカ合衆国はやりたい放題で、「フィフス・エステート/世界から狙われた男」では不十分で、欠けているパーツの「シチズンフォー/スノーデンの暴露」は来年リリースだから・・・、と思っていたらジョセフ・ゴードン=レヴィット主演でオリヴァー・ストーンが監督する「スノーデン」が来年予定、この辺はしばしの辛抱といったところですかな。

 

 捨て身のアクションをマットが繰り広げて観客を飽きさせないと同時に、シリコンバレーに居を構える会社とCIAの癒着がモロに描かれている。これは監督の真骨頂で、最新撮影技術もきちんと導入されている。それが主要都市の“夜の明るさ”で、ギリシア、ローマなど高感度のキャメラで撮ると夜など存在しないかのようだ。ラストなんかラスベガスだもんね、「マイアミ・バイス」からあっという間に10年かぁ・・・。

 

 アチラでは仕掛けとして登場したトミー・リー・ジョーンズ、今回はワルそのもの。手下をヴァン・サン・カッセルが演じていて、「美女と野獣」の王子様も冷酷非情な殺し屋。興味深い対比ですけれど、年長のワルはスマートフォンで喋っていて、若年のジェイソンとアリシア扮するヘザーはメール交換で無言のやり取り。あんまり細かいこと気にして観ても仕方ないんだけど、つい“なにか仕掛けがあるんじゃ?”は昨今のよくないクセ。

 

 シリーズだけに基本路線=“切れ味鋭いアクション、したたかなジェイソン”を変えようがなく、2002年のパート1から観ているとマット・デイモンとて老ける。ただし、家で見てきた若い人が劇場で“ジェイソン・ボーン初体験”するには適しているし、情報は更新されているし悪くないと思う。これは「千と千尋の神隠し」の時に感じたことと似たような感触。前から観ていたからって、威張れるわけもナシ、トシ取るとロクなことがないな。

 

 ただし、くどい様ですけれど、ギリシア警察の監視カメラを平気でのぞき見するCIAってホントだとしたら(その確率は高い)、国際問題ではないか?それとも国同士で話ついてるんですかねぇ。その辺りは「007/スペクター」も参考になります。ま、最新映像技術を駆使して画面いっぱいのアリシア・ヴィカンダーを拝めたからOK!私めの次のターゲットはもちろん「インフェルノ」「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」と連続するフェリシティ・ジョーンズ。

 

現在(10/8/2016)公開中
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関連作

  村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café

 

 タブレットに入れておいて、ふと気になった時に読みたくなるのは「NEXT WORLD」に近い。辞書ということはないけど、ある種の“足場”を確認するには重宝する。1998年から2012年にかけて、ホストである坂本龍一、村上龍両氏が語っている事は、私めにとってある種の指標となる。以前読んだ時にピンと来なくても、「ジェイソン・ボーン」で置いてかれずに済んでいるのも本書のおかげ。

 

 “幸せなインターネットの時代は終わった”で語られているのは、いずれではなく、現時点で実際に稼働しているシステムだ。監視カメラなどから“顔の認識”を国家はやっているでしょう、2012年の「コロンビアーナ」で映像化されてたもんね。ただ国家の安全保障に関しての問題意識は低いらしい。権力をコケにするハッカーを血眼になって追いかけるクセは「ピエロがお前を嘲笑う」をご参考までに。

 

 「LUCY/ルーシー」を見る時などは“複雑なものを単純化してはいけない”などが参考になるし、冒頭の“3.11後の東京で語る”は何度も読み返している。「日本の伝統行事 Japanese Traditional Events」の予告もされているけど、後の「ラストワルツ」を並行して読むと、村上龍氏の世の中への懸念はより深刻になっているし、私めも一部分であるけど共有している感覚。

 

 高校生ではないので「君の名は。」を観て勇気づけられるわけもないが、キチンと職務を全うした男を描いた「ハドソン川の奇跡」を御年86歳のクリント・イーストウッドが世に送り出している。投げっぱなしで生きるのは恥ずかしい。また政治家の意気込みと本音を知る手掛かりとして“責任を取らず事実を隠蔽し、解決を先送りするより、過去の失敗を認め、原因を検証して次代につなげなくてはならない”も参考になる。
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