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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

 

 あんな下品な人物がよくも大統領になったものだ、と唖然とするニュースが飛び込んできた今日この頃。マイケル・ムーアの嫌な予想(ハフィントン・ポストの“ドナルド・トランプが大統領になる5つの理由を教えよう”)はピタリと当たったわけですね。あれがあの国の世論かぁ、プロレス中継に出てくるような人がふさわしいと思ってんだなぁと怪訝に思ったって、皮肉に眺めたって現実。

 

 今後のアメリカ映画はマッチョな作品が続出するんですかねぇ、「エクスペンダブルズ」が量産されるとか。そうそうallcinemaの投稿で「セルフレス/覚醒した記憶」に出てくる悪趣味な成金ゴージャスな部屋って、次期大統領の所有なんだとか。TVニュースは今後予想される日米関係とか喋ってるのかな?ま、本作もトム・クルーズが今後マッチョ路線になってもOK!なハードボイルド。

 

 「この世界の片隅に」で日本帝国軍の憲兵は笑われますが、元憲兵隊(MP)少佐のジャック・リーチャーは笑顔を見せず、腕っ節は強いし、曲がったことが嫌いの一匹狼。「アウトロー」から3年経って、トムもだいぶオッサン臭さが板についてきましたから、在りし日(「ダーティハリー」「ガントレット」)のクリント・イーストウッドに近い役柄が似合うようになったか。

 

 もっとも刑事役をやっちゃうとモロに被るので、軍隊内を捜査する男なのかも。ただ看板シリーズを掛け持ちすると辛い側面があって、特に格闘シーンで“イーサン・ハントと同じじゃん”などと思われても困る。よって本作はなるべく超人的なスタントはパス。板についてきたオッサン臭さを逆手にとって、擬似家族っぽい珍道中に仕上げたのが「ラストサムライ」以来のコンビである監督のエドワード・ズウィック。

 

 トム・クルーズの親父役って「宇宙戦争」くらいだし、本作の見所になっている。ホントの娘かどうかは分からないサマンサがいるからこそ、ただの逃亡劇になっていない。もしターナー少佐の汚名を挽回するだけだったら、華も何にもありゃしない。「アベンジャーズ」でも制服の似合うコビー・スマルダースですけれど、現役少佐に変身した彼女、もっとグレード・アップしていて隙がない。

 

 クリステン・スチュワート「レディ・ソルジャー」、ミシェル・モナハンは「アイアン・ソルジャー」と演じてますけど、本作のコビーはもっと徹底している。ジャックと男同士の絆で結ばれて、という雰囲気。でも彼らが解明しなければならないのは根深く軍隊内に潜む病巣で、ネタバレになっちゃいますけど「リーサルウェポン」とほとんど同じ構図。

 

 戦地がベトナムからアフガニスタンに変わったくらいで、国の税金で賄われているモノを私物化し横流ししちゃうとはね。いつまで経っても収束しないわけですよ、あの人が蒔いたタネって。より下品な人物が大統領となった今、まともなアメリカ人はうんざり、抗議運動が起こるわけです。こんなご時世ですから、ジャックみたいなキャラクターも生きてくるのでしょう。

 

 五十路ながら独身という“良いんだか悪いんだか分からない”ご身分も守れたジャツクは今日もさすらいの旅路へ。シリーズを軌道に乗せたのは監督の手腕ですかねぇ。なお原作シリーズの18作目を映像化とあって、アメリカ映画ってベストセラー小説といえど最初からという必要ないのかな?「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」も“ダーク・ピット”シリーズの11作目だったし。

 

現在(11/14/2016)公開中
オススメ★★★★☆

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 実は公開当時(2009年)観ていて、ページに載せずに放ったらかしにしていた。“自分で観てつまらなかったら黙殺”がポリシーですけれど、怠慢でした。監督のエドワード・ズウィックは好きですし、「ラストサムライ」以来見逃していない。ただ7年経過して再見すると、以後売れっ子になっていった人々の共演作に見える。きっかけになった「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」に感謝です。

 

 ユダヤ人を救った英雄ビエルスキ兄弟の長男と次男をダニエル・クレイグとリーヴ・シュレイバーが演じていてかなり豪華。ダニエルは007が2作(「007/カジノロワイヤル」「007/慰めの報酬」)続いた後なのに、ヒーロー然としないリーダー。リーヴは血気盛んな本作と、落ち着いた「スポットライト 世紀のスクープ」の並行鑑賞がオススメ。そういえば「完全なるチェックメイト」にも出ていた。ミア・ワシコウスカ(「マップ・トゥ・ザ・スターズ」)なんて小娘に見えます。

 

 さらに私めのナチに関する情報量も増えていて、ゲリラ戦で抵抗した人物はノルウエーにもいたし(「ナチスが最も恐れた男」)、第二次世界大戦においてはソビエト連邦も無視できない。それは「カティンの森」「エニグマ」「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」などを経ているからで、初見でソビエト軍のトコなんかスルーしておりしまたもの、無知はホントに損します。

 

 「この世界の片隅に」のような作品が何度も映画にされるように、迫害されるユダヤ人が辿る過酷さも様々な形で描かれる。「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」みたいな体験を若い頃にしていれば、忘れないでしょうけれど。ただ舞台が森を中心に描かれていて、最新技術の「レヴェナント:蘇えりし者」と比較しても遜色ない。これは撮影監督エドゥアルド・セラの技でしょう。
オススメ★★★★☆

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