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ターミネーター:新起動/ジェニシス

  ターミネーター:新起動/ジェニシス

 

 外はうだるような熱さです、気の毒です。現在住んでいるド田舎=駿東郡小山町はここ小田原より確実に5℃は気温が低く、不便さと引き換えに快適さを得られる。現時点3で触れましたが、本作は最大スペックが展開可能な作品。つまり10バージョンOKなんですけれど、TOHOシネマズ小田原では3バージョン(3D吹き替え、3D字幕、2D字幕)による公開。私めは2D字幕版で、最も上映回数が多い。

 

 さて、今を去ること30年前、衝撃的だったpart1から月日は経ち、part5ならぬリブートが登場。パターンはバットマンと全く同じで、「バットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲」で息切れしたんで、「バットマン・ビギンズ」から再始動。見事「ダークナイト・ライジング」まで上手くいった。当たった作品のシリーズではなく、“当たった形式を真似て売上を目指す”という商法は21世紀的

 

 正直に言うと「ターミネーター4」は悪くなかったと思うけど、アーノルド・シュワルツェネッガーが出ていなければ、認められなかったのか。とは言っても当時は公務員ですからね、無理な相談。そして6年後、晴れて州知事を辞した彼がカムバックしてのお披露目。期待というか不安は還暦過ぎた男に激しいアクション、それも無表情を貫くサイボーグが演じられるのか?

 

 でも心配ご無用で、ちゃんと無表情芸に徹してなりきってました(当たり前か)。ただ予告編の作り方はいかがなものか、バレちゃってんだよねアッと驚く部分。「ターミネーター」の衝撃はなんと言っても“アイツ撃たれても死なない!”で、タイムパラドックスの側面はむしろオマケ。当然全世界にサイボーグだということは知れ渡っているから、時空を超えたお話が今回は強調されるけど、残念ながら削がれてしまった。

 

 この辺の作り方は難しいですよ、「エクスペンダブルズ3」の方がむしろ楽なのだ。「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」は敵を人工知能にして今日性を得た。コチラでは現実味を増したインターネットをお話に無理やり押し込むため、2017年という時代を入れている。でもオッサンとしては込み入っちゃってて、むしろ「プリディスティネーション」の方がスッキリしてたような。

 

 とは言っても見所はそんなところじゃありません、細かいところです。Part1をまんま移植してるシーンでは、カイルがテキトーに履くNIKEに目が釘付けになった(探し回ったからね)。またPart2の目玉=液体金属サイボーグを演じるのがイ・ビョンホン。「G.I.ジョー/バック2リベンジ」「REDリターンズ」ときてアメリカ映画に進出。「セッション」J・K・シモンズも出てくるだけで美味しい。

 

 恐らく「ジュピター」で体験した4DXなら違った印象を持ったはず。今後このケースは増えていく可能性が大きい。物語が複雑だろうが薄っぺらだろうが、椅子がじっとしていない見世物小屋システムなら、退屈しているわけにはいきません。アーノルド・シュワルツェネッガーの魅力を追求するなら、過去作品を漁ればいいし、私めの場合「ジングル・オール・ザ・ウェイ」が大当たり。

 

現在(7/13/2015)公開中
オススメ★★★☆☆

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  ジングル・オール・ザ・ウェイ

 

 ラジー賞獲得作品ですけれど、「荒野はつらいよ」より断然オススメできます。最強使い捨て軍団の盟友シルヴェスター・スタローンと比して、アーノルド・シュワルツェネッガーが優位に立てるのはこの種のコメディができること。サイボーグもハマりますが、口八丁の仕事中毒パパもやろうと思えばできるのです。発見は彼だけでなく、子役がなんと後に「スター・ウォーズ エピソード1」に出るジェイク・ロイド。

 

 子供の部屋に貼ってあるポスターがキャプテン・アメリカで、忘れがちですけれどアメコミヒーローとは玩具。入手困難なターボマン人形をめぐる騒動は、モロにガンプラブームの頃と瓜二つ。ところがクリスマス商戦も90年代から比べると様相は違っているみたい。モノではなく、金=商品券に変わりつつあるとマイケル・サンデル先生のそれをお金で買いますか 市場主義の限界には記されている。ですからこのバカ騒ぎも時代記号になるのか。

 

 少なくともね、パターンです。仕事一筋で何が悪とい思っているオヤジが大切さに気づくってのは。でも“お人形さんないなら、自分がなっちゃえばいいや”という無理めな展開こそ映画。「レッドブル」で共演のジェームズ・ベルーシまで出てきて、熱演のシュワルツェネッガー。本作はつい最近まで未見でしたけれど、彼の代表作として申し分なし。新作にダメ出しするより、未見の過去作品で楽しむのも一興。
オススメ★★★★☆

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