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スター・ウォーズ/フォースの覚醒

  スター・ウォーズ/フォースの覚醒

 

 マスメディアは無視しても、電車の中でもコンビニでも至る所で本作の宣伝を目にする。もっとも自己暗示に近いくらいに、ホームページの予告編を繰り返し見ているから偉そうなことは言えない。思えば小学生の時にエピソードWに出会ってぶっ飛んだな、Yの時は高校生になってたな、観に行った劇場はことごとく無くなっちゃたし、建物ごと消え失せたりしている。時は過ぎゆく、信じられないスピードで。

 

 ホントに長いお付き合いのこのシリーズ、たぶん延々とコメントがネット上に溢れていることだろう。全世界に信者がいるし、これほど集客力が予想可能なタイトルも滅多にない。興行収益だって塗り替えるに違いないけど、感触として誰に聞いても「見たよ」という答えが返ってきそうだ。そう信じられる作品は2009年の「アバター」以来だろう。

 

 世界同時公開なら「マトリックス・レボリューションズ」で、あれから13年経過している。その間に映画を取り巻く環境は、作り手受け手ともに激変の渦中にある。初期はのんびり次回作を待つことが出来たのに、間髪入れずに続編を作っていなかければならない21世紀。監督のJ・J・エイブラムスはプロモーションとかで忙しいのかな?と思いきや、もう「スタートレック/ビヨンド」が来年公開予定とは。

 

 もっとも製作者にしてみれば辛いことも多々あれど、楽しくて仕方ないんじゃないのかな?突っ込む人はいっぱいいたけど、「宇宙戦艦ヤマト2199」「機動戦士ガンダムUC」も良く出来ていたし、スピン・オフは論外で、リブートも「アメイジング・スパイダーマン」が分かりやすくて旗色悪い。“やっぱ正攻法のシリーズで勝負するしかない”という判断を、金出す人々がするのも当然。

 

 「シドニアの騎士」が良い例で、精通したファンが作ってしまえば満足のいく仕上がりになる。ま、20世紀フォックスのファンファーレは鳴り響かないだろうけど、あのタイトルがバーンと出た瞬間にグッときちゃうんだろうなぁ、と思っていた通りになった最新作。もはや映像にぶっ飛んだりしませんが、ファンを楽しませる要素だけで組み上げられている。

 

 そこら辺は監督のJ・J・エイブラムスはもとより、脚本参加のローレンス・カスダンが大きいでしょう。そもそもXYも担当していた人で、冒険活劇の要素を詰め込んだ「レイダース/失われた聖櫃」を書いている。監督作の「シルバラード」だって素晴らしく、西部劇のエッセンスを抽出して80年代の観客に提供している。そして今回もその能力が冴えまくっている。

 

 物語の構造が継承されているだけでなく、構図を見た瞬間に旧来のファンは何が起こるか予測可能になっている。恐らくマニアの間では、“元ネタはあれだ”と当てっこしているだけでもたまらない時間が過ごせるはずだ。一例はハン・ソロとカイロ・レンが橋の上で対峙するところなんだけど、あのXのシーンを持ってきている。それにしてもファンを満足させる旧シリーズのキャストなれど、キャリー・フィッシャーは老けたなぁ(ごめんなさい)。

 

 では根強いファンだけを満足させておしまいかというと、むしろ古臭く刷新されているところにワクワクした。T〜VまではCGを強調して刺すような映像だったのに、フィルムの感触を取り戻し、着ぐるみの感じも出ていて目に優しかった。それは帰宅してすぐに「スタートレック/イントゥ・ダークネス」を確認するほどJ・J・エイブラムスのテイストなのだ。

 

 まぁコメンタリーをぜひ聞いてみたいものだけど、単に栄光あるシリーズを踏襲するだけでなく、あまりいないけど、スターウオーズ初体験の人を虜にしてしまう作りを目指したのでは?もしたまたま空いた時間にふらっと映画館に入って、この作品を観たら間違いなくぶっ飛んじゃう。そして虜になったら3D、IMAX、4DXとバージョンをエスカレートして楽しむことが出来るのが今。

 

 だからさ、最も楽しめるのはスターウォーズの情報に一度も接したことがない人なのかもしれない。「MiV」「SUPER8/スーパーエイト」「スタートレック」とオーソドックスな印象が常にあったJ・J・エイブラムスの作品。“過情報の今”が貧しい時代だと教えてくれてるのかな?もちろん勝手な解釈です。ただオッサンはレイ役のデイジー・リドリー嬢にメロメロですよ。おっと「機動戦士ガンダム」のソーラレイ発射のパロディがあったと思うのは気のせいか?

 

現在(12/21/2015)公開中
オススメ★★★★☆

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 既に 2D 字幕で観賞済みながら、 1 か月無料パスが使えるのでやってまいりました TOHO シネマズ新宿。なにせ前回は「マッドマックス / 怒りのデスロード」でぶっ飛びましたからね、どんな体験をさせてくれるのか。ただチョッと気になるのは 3D の時もそうでしたけれど、劇場によって呼称が異なるだけでなく、仕様 ( 見え方 ) まで違うのはいかがなものか ?不毛なフォーマット競争をしたVHS 時代の名残りがまだあるような気がする。

 

 で、フタを開けてみるとどうかと言えばJ・J・エイブラムスはあまり 3D にこだわりがないよう。ミレニアム・ファルコンとか X ウィングが飛んでる部分に立体視が用いられていても、人物描写の部分ではまるでそれを感じない。ま、むしろその方が良かったんだよね、レイ役のデイジー・リドリー嬢に集中できたんだから。まだ椅子が動く MX4D を試していないけれど、やはりトシのせいです、また観るんだったら 2D になる。

 

 映画館を見世物小屋化する傾向に拍車がかかるかは入り次第。それより恐ろしく進行している流れに映画館はどう対抗していくのか ? 同日シネマライズの前を通りかかって、感慨に耽っちゃったんですけれど、オーソドックスに作れば旧来のファンを喜ばせるのに成功。もっともネット端末ディバイスから離れようとしない若い人を、ビックリさせるインパクトを映画が獲得できるのか ? そうこうしている間に刻々と時代は先へ。

 

  SF 映画にカテゴライズされることが多い本作ですが、ホントは昔話。新味がなくとも十分楽しめる内容が詰まっている。「ハーモニー」「シドニアの騎士」といった作品の方が新しく感じますが、いつ使っている設定が“古臭く、通用しなくなるか”の懸念が残る。それよりは物語をオーソドックスに、特撮も古典的に映るように仕上げるのは戦略として正しいのかもしれない。何年後かに再見すると分かってくるのかな?。

現在 (1/7/2016) 公開中
オススメ★★★★☆

 



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