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はじまりのうた

  はじまりのうた BEGIN AGAIN

 

長くなります、元レンタル屋の音楽に関しての昔話がイントロで、本作に関しては次ページ→

 

 レンタル屋にいた頃だから2年前、レコード協会のおっさんと話したことがあって「今の若いもんは音楽を聴かねぇ、オマケ買ってる」とその人は嘆いていた。“でも売ってるのあんた達でしょ?”と思いつつも、曖昧に受け答え、商売人なんていい加減なものです。で、話は進みその人がスピッツの担当だったことが分かると、その昔のことがよみがえり、盛り上がっちゃった。

 

 イニシャル発注の段階で、スピッツのヒット曲“ロビンソン”は店に在庫が1枚だった。それがバックオーダーを繰り返すうちに、70枚にまで増える結果となりよく覚えている。ちなみにイニシャル発注とは発売前のもので、バックオーダーとは商品が来てからのもの。同時期にMr.Childrenも人気がジワジワ上がっていたはず。もっともミスチルの場合はシングルヒットではなく、“抱きしめたい”を含んだアルバムが火付け役。

 

 2つのグループが出現してきたのが90年代で、その頃は店長をしていたので嫌々ながらもランキング番組をチェック、以後イケそうなアーティストに目星をつけたりしていた。が、背景には既に“洋楽レンタル1年禁止”があって、国内アーティストだけを見ていれば良い状況下だから、楽な商売にシフトしていたのだ。そしてより音楽が“つまんなくなる”時代に突入する。

 

 ミリオンヒットが連発されるのもスピッツ、ミスチル以後で、これは前述のイニシャル発注の段階で決定している。“買わないとお前の店に卸す商品を限定するぞ”という脅し文句が、丁寧かつ適切な文章でメーカーから通達され、“ダメ臭いじゃん”というアーティストの曲も渋々仕入れていた。だから嘆いているレコード協会のおっさんには全面的に同情ができない。

 

 日本のミリオン・ヒットは井上陽水の時代にまで遡らないと、説得力がない。国民的ヒットとは“ルビーの指輪”までなのだ。スピッツがなぜ受け入れられたかは、彼らの曲がチューリップに近かったからで、ミスチルはサザンオールスターズオフコースの合体技だ。というのも勝手な解釈なんだけど、ランキングに既存の音を継承しているアーティストを新人として埋めていくのは日本の十八番。

 

 もはや21世紀は音楽屋でなくとも務まる仕事で、どんどん音楽ファンが減少していった時期に符合するはずだ。FMでのオンエアー時間が洋楽から日本アーティストへと移行しているという記事に触れたのもこの頃で、CD出現以前の状態になっていったのだとも推察される。“CD出現以前”とは当然“レコードで音楽を聴く時代”を指して、早い話が“猫も杓子も”ではなかったの。

 

 捏造に加担した者なので、偽りの名声を獲得したアーティストに関しては割愛しますけれど、スピッツ、ミスチルは楽曲の良さで人気を獲得した人たち。店で嫌というほど聴かされたので、ダメっちゃあダメなんだけど認めるしかない。彼ら以後では不屈のACIDMANは聴いているし、異論はあろうともRADWIMPSも悪くないし、ELLEGARDEN出現は当然の流れなのだ。

 

 TV媒体に出演しないという点でもELLEGARDENはユニークだったけれど、楽曲はパンクで若い人が世に出る“手っ取り早い”スタイル。ぜひ「少年メリケンサック」をご参照いただきたいんですけれど、パンクでデビュー後は別の音楽にシフトしていくのが常。だからねぇエルレの“ELEVEN FIRE CRACKERS”を聴いている時に泣いちゃった。“もうオシマイ”って宣言しているみたいだったもん。

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参考までに

  

Begin Again         Subway Recordings

 

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 私めが「今の若いもんは、チャラチャラとアイドルなんぞを追っかけおって」と口にできない動かぬ証拠がコレ。高校生の時に観に行って、TVでこのグループを鼻の下を伸ばして見ていたのだ。1984年に出現したアイドルグループ、セイントフォーであるが、映画でデビューを飾り、売り出そうとした例はこれ以前にはなかったハズ。「機動警察パトレイバー」の前にあったメディアミックス戦略。

 

 中島美嘉もTVドラマを使ってデビューしてきたけど、この人たちも歌手だけに芝居は今見たら、相当に凄いことになっているだろう。アニメは現在この手の売り方で成功しているわけだけれど、実在の彼女たちはその後写真集でヌードを披露したり・・・、になっていくが萌えキャラは成長しないからねぇ。お気に入りは板谷祐三子で、グループに“メガネっ娘”がいるというのも最古じゃない?

 

 映画として成立させているのは、元歌手のマネージャーに扮したツイストのボーカリスト世良公則。脱ミュージシャンしてた頃で、彼の「Wの悲劇」とか「雪の断章 情熱」もそういえば観に行ってたな。平均的な日本人だったわけで、映画通からは程遠い体験談。ただ現在40代の大人に聞けば「ああ、そうだったかもね」とその昔を懐かしむに違いない。

 

 我が国の場合、芸能界のウラ話を物語にするとこういうスタイルで、「はじまりのうた」とは別世界。YouTubeで確認できますけれど、激しいダンスしながら歌うって無理がある。だからその後に出てきたMAXとかSPEEDはより進化したといえる。もしこのVHSがどこかのレンタル屋にあったら、試しにご覧あれ。ただしひとつだけご忠告を、発売されたビデオはカットされてたんだよね、それもキモの代表曲をバッサリ。
オススメ★★★☆☆

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