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アデライン、100年目の恋

  アデライン、100年目の恋

 

 本日はコジつけですけれど、“河岸を変えて正解だった”2本立てになります。たいていTOHOシネマズで観ていますけれど、ちょっと違う映画館に行ってみるのは、プラットフォーム企業が“映画観賞を含めた体験”を提供してくれる今(現時点5)ならでは。というわけで、やってまいりましたMOVIX橋本。昨年「her/世界でひとつの彼女」の時に初めて来ましたが、街の景色が気に入ったのだ。

 

 “落雷の電撃で年を取らなくなったアデラインの物語”つまりネタはモータル/イモータルなので、ストライクゾーン。更に「セレステ∞ジェシー」のリー・トランド・クリーガーが監督というのも興味深い要素。ただ今回はまだまだ映画を分かっていない自分を、再度発見するハメになりました。やはり情報の塊=映画は一筋縄ではいかない。前作のページが何より動かぬ証拠。

 

 ミーハー丸出しにラシダが全てみたいなことを書いていますけれど、やはり映画は監督のもの。それは「ビンテージ・ラブ 〜弟が連れてきた彼女〜」→「セレステ∞ジェシー」→本作と順を追って見ていれば一目瞭然、女優の相が完全に一致している。ですから“ラシダがリー・トランド・クルーガーの目に止まった”と認識する方が、より正確なのでは?という気になった。

 

 もっともホントのところは分かりません、スクリーンのこちら側だけで判断しているんだから。それにしても今回のブレイクは完璧だった。「野蛮なやつら/SAVAGES」なんてどこに出ていたかさえ思い出せないけれど、本作の彼女は脳裏に焼きついて離れないでしょう。単純にクラシカルな美貌を披露しているだけでなく、アデラインの肉付けは彼女の演技力なしには成立しない。

 

 人間離れしたティルダ・スウィントンが主演の「オルランド」と比較するとよりハッキリする。美貌が1908年生まれのモノなれど、生きてきた年月が実に魅力的なアデライン。ダテに長生きでないことの証明が彼女の持つ知識、語学力によって示される。ここにシビれます、たまりません。洞察力も年相応で、パッと見た相手の素性などをホームズパトリック・ジェーンも顔負けに当ててしまう。

 

 男子至上の憧れは年上の女ですから、47歳のオッサンでもたまらない。彼女に惚れちゃうエリスなんて童貞君です。母性とも違うこのアデラインというキャラクターを想像した時点でこの物語は成功で、ブレイクが完璧なものにしている。衣装の着こなしは宣伝されていましたけれど、いやーもう観賞中はデレデレになってしまいました。描き方も風格があって、「ジョー・ブラックをよろしく」以来の上質なデートムービー

 

 時の経過と運命のいたずらを見せるため、ハリソン・フォードがエリスの父親役で出てきますが、ここもねぇ唸ってしまう。更に先に年老いてしまう娘役がエレン・バースティンなんですけれど、「インターステラー」と近いかな?外見は逆転しているけれど、娘として若いままの親と対面するのをお芝居で魅せてくれる。ブレイクとエレンの部分は絶品なんだよね。

 

 インディ系らしさが良かった2作を経て、風格のある作品にシフトした監督のリー・トランド・クリーガーは今後要注目の人になった。映画館と観客の文化史にもありましたが、アメリカ映画史においてドライヴ・イン・シアターは欠くことのできない1ページ。それをちゃんと盛り込んだりするのもニクイ。「ステイ・コネクテッド〜つながりたい僕らの世界」ジェイソン・ライトマンみたいにレンタル屋ストレートにならないで欲しい。

 

現在(10/19/2015)公開中
オススメ★★★★★

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