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トランスフォーマー/ロストエイジ

  トランスフォーマー/ ロストエイジ

 

 西大井(正確には中延なんだけど)で1泊して、銀座で9:00から超大作を拝む。昨日がものすごい小品で、予算はどれだけ違うんだろう?夏の超大作第2弾、お盆で比較的空いている都内ですけれど、けっこう大人が観に来ている。ま、大人の選択肢はコレか「GODZILLA ゴジラ」になっちゃうよね。劇場はTOHOシネマズ日劇だから、スクリーンの大きさは申し分ない。

 

 監督のマイケル・ベイは第1作から足掛け7年、巨大エイリアン・ロボのシリーズを撮り続けている。合間に作ったのは「ペイン&ゲイン史上最低の一攫千金」くらいか。でもスティーヴン・スピルバーグに焚きつけられたからといって、ここまで長い付き合いになると思っていたのかな?ま、子供向けロボットはダシで、予算を獲得する方便。この監督がやりたいのは通好みのキャストと、派手なカーチェイス。

 

 予想通りにそちらの方にしか目が行かなかった。主演のマーク・ウォールバーグ前作から連続登板で、お任せされている。シャイア・ラブーフとの交代は何より作るのが難しいパート4(「ミッションインポッシブル:ゴーストプロトコル」など)のため必須だった。子供の視線はロボに釘付けだから、大人が退屈しない人間ドラマはひと捻りしないと。

 

 「オーガストウォーズ」はシングルマザーと息子のお話でしたけれど、コチラは逆の家族構成。「ブギーナイツ」のデカ××男も、とうとう娘につく虫を心配する父親です。発明家を自認しているだけに貧乏で、ガラクタを集めて娘に呆れられている。でも買い付けに行くのが、埃だらけの映画館って監督がアピールしたかった部分なのでは?派手なカーチェイスもいずれは廃れてしまう可能性が大きい21世紀。

 

 最後の悪あがきかもしれないけどさ、派手に無意味に繰り広げられてましたよ。恐らく最新の車種を次から次へと出してくる。CGも使われているかもしれないけれど、カーチェイスはなかなかゴマかし効かないもんね。人類から裏切られてるし、前半部分でトランスフォーマーの見せ場は少ない。考えすぎだけど、日本発祥のスーパーロボットがお払い箱って、現在の我が国が重なって複雑です。

 

 ただ、不義理のアメリカ人に追い詰められても、隣人同士なら協力できるって進行は当然で、ロボの見せ場はラストに盛り上がる。「アメイジングスパイダーマン2」の時同様にオッサンはクライマックスで疲れてしまうんだけど、退屈しなかったのはジョン・グッドマンそっくりのロボ=ハウンドが大活躍。実在の俳優に似せたトランスフォーマーは初でしょう。

 

 ジョンだけでなく、スタンリー・トゥッチが目当てだったけど、ちゃんとワルになりきれないCEOでニヤニヤしてしまう。顔がほころんだのは「1911」のリー・ビンビンも然り。で、「ロボコップ(2014)」を見ても分かりやすいですれけれど、中国と合衆国の距離は急速に縮んでいる。日本のマスコミが騒ぎ立ててるのはほんと眉唾。だから余計にお払い箱のオートボットたちが・・・。

 

 車やVHSが隆盛を誇っていた時代には、それらを通じて日本と合衆国の距離は今より近かった。マイケル・ベイトム・クルーズと違って親日派ではないものの、現在の情勢には敏感だし、元気のなくなった原産国=日本に伝えたいことがあったんじゃ?古い映画館、お払い箱のロボ、なくなっていくであろうカーチェイスに加えて、わざわざ香港で撮影したのはジャッキーさんへのオマージュ?子供向けのパートを削ぐと、そんなことが見えてくる超大作でした。もちろん勝手な解釈に過ぎません。

 

現在(8/15/2014)公開中
オススメ★★★☆☆

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関連作

  オーガストウォーズ

 

 “南オセチア紛争”をグルジア側から描けば「5デイズ」になり、ロシア側からは8月戦争になる。アンディ・ガルシア演じる大統領があまりにカッコ良すぎて、プロパガンダっぽかったアレの時は、ロシアってやはり怖いと思い知らされた。なにせじいさんがシベリアに抑留されていただけに、不信感はそうそう拭えない。ただ戦争に巻き込まれる人々は我々と同じごく一般的な人々、どちらの国もクソもなく観賞可能です。

 

 ロシアが出てくる作品は「オーケストラ!」でしょ、「デイウォッチ」&「ナイトウォッチ」でしょ、資本主義経済に侵されている姿は「ブランデッド」で拝ませてもらって、遡れば「レッズ」といったくらいしか思いつかない。要するに北方領土を占拠している超大国に関しては無知同然。でも今のモスクワは若奥さんが「恋人たちの予感」の真似するくらいシャレてるのだ。

 

 もっともグルジアと国境を接している地域まで、遠路はるばるやってくるとなると様子は全然違う。しかも戦闘が開始されたりすると、生き残りに全てをかけなくてはならない。戦争はいつも突然起こり、情け容赦なく人の命を奪う。子供の妄想部分で「トランスフォーマー/ロストエイジ」ばりのロボが出てくるけど、特撮が活かされているのは戦闘シーンで圧巻。

 

 たとえ戦争の渦中であっても、子供を救うためなら命をかける必死の母親は万国共通。演じるスヴェトラーナ・イワノーワは都会的な美人なんだけど、銃弾をかいくぐっているうちに、だんだん顔つきが野性的になる。彼女を守って進む特殊部隊の面々は「ネイビーシールズ」も顔負け、リーダーがタフで勇ましい。大統領を立派に描くのは、「5デイズ」と共通していてサービス、当たり前だけどそこに弾は飛んでこない、
オススメ★★★★☆

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  ロボコップ

 

 ポール・ヴァーホーヴェン作品のリメイク「トータルリコール」に続いてだけど、似ているのはあの“ドぎつさ”が軽減された分、テーマが見えてくるといったところでしょうか。人を組み込んだ機械か?機械を組み込んだ人か?そして悪党はありありと浮き彫りにされていて、大企業CEOってナチに次ぐキャラクターになりそう。ずいぶん前にはブルース・ウェインだったマイケル・キートンも・・・。

 

 そして新生バットマンで善玉づいている、ゲイリー・オールドマンはそのキャラクターを継続。ただこの人ワルかもしれない?という不安定感は「レオン」などで培ったキャリアのなせる技。結果として21世紀の膿を浮き立たせているのが本作の真骨頂で、その尖兵たる扇動者=TV司会者をサミュエル・L・ジャクソンがやりまくり。この人はワルの時は手を抜かない、参考までに「ジャンゴ 繋がれざる者」をどうぞ。

 

 アビー・コーニッシュなんて「プロヴァンスの贈りもの」をしつこく見ているので、奥さん役かぁ、などと思ってしまうほど月日の経つのは早い。オリジナルから世の中は良くなるどころか、悪くなり方が洗練されている。そんな状況をヒーローが覆すのではなく、“必死に生き抜くことが最優先される”がメインテーマかもしれない。エンディングで響くクラッシュの“ I Fought The Law”がなかなか効果的。

 

 法律を遵守するのが警官で、“守ろうとする側を攻撃するのはTV司会者を手先にする”は何も合衆国に限ったことではない。戦闘はロボットにやらせて、こっちは安心のアメリカ人への皮肉なのか?ロボコップのテクノロジーは戦場で培ったノウハウの流用。兵器であろうと売れるならなんでもする、邪魔なら法律も変えて・・・。確かにバイクにまたがる颯爽としたロボコップはカッコイイけど、背景はかなりシビアなドラマです。
オススメ★★★★☆

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