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THE NEXT GENERATION/パトレイバー第5章

  THE NEXT GENERATION パトレイバー/第5章

 

 いよいよ第5弾まで来ました実写パトレイバー。昨日もDVDの2を見ていて、レイバー立たせるお話とゲーマーである明のネタは、本シリーズ中でお気に入り。ところが今回はそれを変更せざろう得ません、episode8は出色の出来栄え。ま、5でテロリストを蹴散らし、7で爆弾処理と決まっていたカーシャですけれど、今回はスナイパーでもある彼女を中心に物語が展開、周囲はギャグ全開。

 

 スナイパーが登場する作品は「ザ・シューター/極大射程」「スターリングラード」などかな?「ハートロッカー」に出てくるレイフ・ファインズもだし、なんと「ジャージー・ボーイズ」で感動させてくれたクリント・イーストウッドの新作が既にアナウンスされていて、american sniperの予告編映像は衝撃的だった。ブラッドリー・クーパー扮する狙撃兵が母子を狙っている。

 

 「リーサルウェポン」のマーティン・リッグス刑事も凄腕の射手で、ココ・ヘクマティアルのチームにもルツとレームがいる。「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のサイトーも忘れちゃいけない、新しい方はダメ男なれど神山健治版のストイックさはお気に入り。本作には「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」第14話の影響があるような。

 

 スナイパーのお話だけでなく、スパイものの要素が入っていてるのはさすがパトレイバー、最新情報を更新できます。本日は帰宅後に「メビウス」を見るんですけれど、コレがなかったらチンプンカンプンだった。カーシャが所属しているのはFSBというロシアの機関。また要人警護を担当するのは警備部なれど、外国人となると公安部外事課が出てくる。

 

 ITが進化し、スパイの世界もどんどん複雑かつ進化発展している。TVニュースじゃあ21世紀についていけなくて、信頼度は低くともWikipediaを参考に、本と映画で情報更新していかないと。またCSIほどじゃないって、何度もギャグのネタにされたりして、作り物には要注意。背景が申し分ないので、パトレイバー抜きでも成立してしまう。カーシャ役の太田莉菜、彼女の美しさが前面に出ていてデレデレ。

 

 で、凛々しくもストイックだったカーシャでさえ爆笑シーン連発のepisode9も、8とのギャップも込みで楽しめます。てっきり担当の監督は8が「RAN]GER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日」の監督田口清盛で、9が辻本貴則(「真・女立喰師列伝」)かと思いきや逆です。ただし監督の実力はドキュメント・タッチの4分割画面で発揮される。

 

 「エイリアン2」も思い出させてくれるし、つい最近観た「NY心霊捜査官」、モキュメンタリー風(「クロニクル」とか)で大爆笑。特にカーシャ役の太田莉菜がまるでロシア語を話さず、素で怒鳴っているように見えるからたまらない。真摯に自衛隊を描いた肥やしを、こういう手法として使うんだから侮れない人です。オマケに白いワニ探しに行って、出てきたのが××とは。

 

 ただ4までとは違って、そろそろエンジンがかかってきたのかな?と思えるのは後藤田の本性がチラホラ見えたりするところか。切れ者で汚いは、まさに前シリーズの隊長もなんだけど、トボけたふりしてツッコミが鋭い筧利夫の芝居は今後も楽しみ。次回は軍用レイバーとテロリストが絡む話になっていくそうな、完結編から長編新作へはシリアス路線に変貌するんだろうなぁ。

 

現在(10/18/2014)公開中
オススメ★★★★☆

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  RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日

 

 軍事拠点のそばに住むことを好んでいるわけではないけれど、どういうわけか近所に軍施設がある。1年前には横須賀だけに米軍第七艦隊の基地があったが、今は自衛隊の富士学校が町内にある。駿東郡小山町の有線放送は“自衛隊演習の有無”を毎朝伝えている。高射砲の轟音は地響きを伴うのでその威力は察せられるし、公開された演習も見たことがあって、戦車の走行速度に舌を巻いた。

 

 企業でもセミナーと称して、自衛隊の訓練に従業員を参加させる所があるけど、効果は抜群らしい。ただしこのドキュメンタリーで描かれているのは、特殊部隊の訓練だけに壮絶だ。教官たちは暴力なんて振るわない、ものすごい怒声を浴びせて、徹底的に訓練生を鍛え上げる。部隊に帰ってレンジャー部隊のリーダーになる人達なんだから、トップエリート。

 

 「野性の証明」が描いたくらいで、彼らの実態はあまり知られていない。特殊部隊が想定している戦闘は通常のものとは異なり、彼らは民家のあるところでも訓練を続行。お寺に立ち寄ったりして、情報収集もその課程に含まれる。もちろん見せてはいけない部分は映っていないだろうけど、「半島を出よ」を書いた時、村上龍氏は「北朝鮮の部隊が日本に潜入するリアリティを出すのは難しかった」とエッセイに記していた。

 

 右傾化するのは困るが、「絆〜キズナノキオク〜」同様にこの人たちがいなければ、我々の安穏とした生活は成立しない。このことだけは両作を見て痛感。もちろん「銀河英雄伝説」のヤン・ウェンリーが語っているように、軍隊は道具に過ぎなくて、なるべく無害であることが望ましいのだ。出演している人々に好戦性とか、残忍さなんて微塵も感じられないから余計に。「THE NEXT GENERATION/パトレイバー」監督の一人、田口清隆の貴重な肥やしでもあるな。
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