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パンドラの約束

 パンドラの約束 

 

 東日本大震災が引き起こした、福島原子力発電所の事故を頭から振り払うことはまず困難。福島の人たちに申し訳ないという気持ちは、決して払拭できない。ただし、じわじわと気候に変化が起きているのでは?という兆候も昨今見られる。「TIGER & BUNNY The rising」の時がそうで、雪に振り込められたのは2月だ。そして雪害では?と思える倒れた木々が、そのまんまなのは気になる(静岡県駿東郡小山町の現実)。

 

 で、「ドン・ジョン」の時シネマライズで予告編を見ちゃってから気になって、ホームページを覗くと、環境のためには原子力発電が不可欠だと説く活動家のドキュメンタリーがコレ。反対と声高に叫んでも、その根拠とするのは借り物の理屈だ。正直に言えば“あんなもんが近所にできたら嫌”が偽らざる気持ちで、それゆえに現在も放射能の危険にさらされている人々に、申し訳ないという気持ちになる(堂々巡りです)。

 

 新宿から渋谷に移動して観賞するわけですけれど、ものすごく不信の目線で、意地悪な体勢になってスクリーンを凝視。前日に「希望の国」を見ているだけに頭の中は反原発モード。ところが実に退屈な代物で、ホッとしたくらいだ。だってこの程度じゃあ、我が国で再開できないよ。フランスの例が出てくるけど、電気科料金が安いがその根拠だもんね。

 

 ま、元々環境保護の立場にあった人たちの主張だから、強硬な印象はない。紋切り型に原発と原子爆弾は別物と称しても、ロシアの核爆弾を合衆国の原子力発電所で燃料として使っているって事実を示したら、少なくとも我が国で原発再開を唱える根拠には乏しい。でも怖いのは“大人の都合”たる資本主義が支配的な世界にあっては、金のことしか考えない人々が先頭ランナー「ニューローズ・ホテル」

 

 ソトコトの憂国呆談2によると、「政官財学報」の現状追認ペンタゴンには勝てないのだそう(憂国呆談2talk72)。ただ無知から脱する情報は今、レンタル屋の棚にズラッと並んでいるから、どんどん吸収しておくと後の備えになると思います。捨て場に関しては「100,000年後の安全」で知ったけど、どこから来るのかは「イエロー・ケーキ」を見るまで知りもしなかった。

 

 「ザ・コーヴ」の描いたことは事実で、主張していることは間違っていない。環境を保護する意味でも、貧困をなくすためにも必要なのだという正論に、「11th hour」とか「ザ・コーポレーション」で主張されている正論をぶつけるのではなく、対比させる情報として持っているのが、案外今後のカギかもしれませんね。作品内容とはまるで違うこと書いてるな。

 

現在(4/19/2014)公開中
オススメ★★★☆☆

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関連作

  イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘

 

 捨て場に困ることは「100,000年後の安全」で描かれましたけれど、原子力発電所の原料がどこから来るのかも、知ろうとしなかった自分を反省しつつ、たいへんお勉強になるドキュメンタリー。ドイツが原子力発電を止めて、火力発電にシフトしたというニュースにもこれで対応可能。ドイツのウラン鉱は東西ドイツ負の遺産で、結果として高い代償を支払うことになったゆえ。

 

 ドイツだけでなく、ナミビア、オーストラリア、カナダなどウランが採れる国が紹介され、知られざる実態は我々にとって貴重かつ重要な情報だ。さすが「みえない雲」の国だななどと感心ばかりしていられない。この種のことを推進している人々は知っていて、我々は知らされていない。終わりの方で「我々は原発推進者が聞かせたがる情報を、受け入れる消費者です」がなにより真実を示している。
オススメ★★★★☆

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  ニューローズ ホテル

 

 アベル・フェラーラ監督によるサイバーパンクSF。彼の作品は見たことないけど、リメイクもされた「バッドルーテナント」はハーヴェイ・カイテル主演だし、やはり見てみたくなる。テイストがポール・シュレイダーっぽくて、「ライト・スリーパー」ともどもウィレム・デフォーが主演だからなのかな?クリストファー・ウォーケンとの親分子分コンビは映画好きとしては楽しい。

 

 キャストは日本側からあっと驚く人が出ていて、坂本龍一には納得ながら天野喜孝ですからね。「バンパイアハンターD」もグインサーガも「ヤッターマン」もこの人のヴィジュアル・イメージがなければ成立しないイラストレーター。他にもジョン・ルーリー(「ストレンジャー・ザン・パラダイス」)とかチラッと映るヴィクター・アルゴ(「ワンダーランド駅で」)とか映画好きとしては美味しい。でも抜かりなしは女優陣です。

 

 つい最近「コップランド」でもグッとくるアナベラ・シオラだけど、軸になるヒロインはアーシア・アルジェント。おとーさんは「ゾンビ」の巨匠ダリオ・アルジェントで、もうたまらない美貌の持ち主。レイチェル・ワイズっぽいし、ちょっと前に観た「おとなの恋には嘘がある」に出ていたイヴ・ヒューソン(この人もU2のボノがおトーサン)がいずれ醸し出しそうな雰囲気を持っている。

 

 かなりしまりのない進行かもしれないけどさ、ウィリアム・ギブソンの世界観というか雰囲気を、映画に置き換えることに成功してるんじゃなかろうか?携帯端末が今のスマート・フォンにダブるし、工業地帯の空撮はモロに「ブラックレイン」だ。カチッと誰が見ても分かるように仕上げてあるのが「インセプション」。科学も進み、資本主義が支配的になった“世界の成れの果て”で活躍するのはこの手のヤクザ者。
オススメ★★★☆☆

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