関連テーマ 

 

 

 


サイドボックス

ここにテキスト


出し

記憶探偵と鍵のかかった少女

記憶探偵と鍵のかかった少女  記憶探偵と鍵のかかった少女

 

 若い頃にはそれなりに生えておりましたが、46歳になり額の頭髪も後退して床屋さんに行っても坊主頭になって帰ってくる昨今。エド・ハリスとかスタンリー・トゥッチとか頑張ってる姿は励みになる・・・というわけではありませんが、髪がふさふさの人ばかりが主演だと、映画も飽きてしまいます。そこで登場の本作、やりましたマーク・ストロングがついに主役です。

 

 思えば「シャーロック・ホームズ」とか「ロビン・フッド」とか「キックアス」などで悪役ぶりが印象に残り(みな2010年に観てるな)、「ぼくのプレミアライフ」などは思わずガッツポーズの発見作。この手の人が善人役をやると、その後のキャリアに支障をきたしますが、まずはめでたい。後はクリストフ・ヴァルツが・・・、と思ってたら、ティ厶・バートンの次回作「ビッグ・アイズ」に出演、皆さん目のつけ所はさすが。

 

 さて、平塚から辻堂に移動しての観賞で、劇場の雰囲気は川崎の109とよく似ている。系列が同じだから当然なんだけど、今やショッピングモール内の映画館が当たり前ですね。ま、数ある広告過多作品に混じって、ミニシアター系(消滅寸前の概念か?)が拝めるのはありがたい。もうちょっと濃い内容だと、シネマライズとかシャンテで上映されそうだけど、より広範囲のお客さんが満足する作りになっております。

 

 “記憶をたどって真相に迫る”内容ですと、サイコ・ダイヴのお話で「インセプション」「ザ・セル」「パプリカ」など数は結構あるから、オチにひと工夫しなくちゃならない。で、本作に最も近いのは「××××××××・××」だと勝手に解釈して、なんだちょっと前に観終わったアレのプロデューサーが手がけているではないか?(無理に関連付けようとしている・・・、×部分はご観賞後にクリックを)。

 

 なかなかね、新鮮味を出すのは難しいですよ。人間の脳は曖昧で、記憶を“自分なりに書き換えてしまう”は強い鉄腕バーディーだってやっていた。「レッド・ライト」も宣伝ではそんな感じだったし。じゃあ何が目新しいかといえば2人の主演、これに尽きます。前述のマーク・ストロングは悪役から脱して、科学を背景に過去に傷を追った21世紀の記憶探偵は彼でなくては。

 

 そして本作のプロデューサー、ジャウマ・コレット=セラが監督した「エスター」をぜひご覧いただきたいんですけれど、並行鑑賞にピッタリです。アチラは姉のヴェラ・ファーミガが出ていましたけれど、本作では妹のタイッサがストーリーを引っ張っていく。クリステン・スチュワートもシアーシャ・ローナン(「わたしは生きていける」)も難しいでしょう、大人を翻弄するんだから。

 

 「絶食をなんとかしろ」と言われて、「ファッション誌を読むのやめさせれば?」などと侮っていると、ものの見事に深みにハマってしまう記憶探偵(それにしても贅沢な悩みだ)。さすがの美少女っぷりで、今後どれだけ化けるか楽しみなタイッサ・ファーミガとマークだけでも成立しそうですけれど、脇に要注目の2人がいる。上司役のブライアン・コックスとピーター・ランドグレン役のノア・テイラー。

 

 映画好きとしては2人とも小気味よいジャブ。ブライアンは「RED/レッド」でやったロシア側のスパイが有名どころで、「ランズエンド-闇の孤島-」ではマークと共演している。ノア・テイラーはホントに出番は少ないんだけど、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でも印象的だったし、「シャイン」「アドルフの画集」からはずいぶん経ったんだなぁと思わせてくれる。

 

 観客が忙しい21世紀だし、合わせて役者さんもフル稼働している昨今。アメリカ映画の主演をイギリス人が演じた方が、ある種の効果を生み出せるのでは?と本日の2本を観てふと思う。クリスチャン・ベイルが証明してきたし、新たな選択肢マーク・ストロングも加わった。そしてタイッサ・ファーミガは「サイドエフェクト」のルーニー・マーラともども気になる女優さんになった。

 

現在(10/4/2014)公開中
オススメ★★★★☆

Amazon.com

 

前のページ    次のページ

 

top

 

関連作

  エスター

 

 「記憶探偵と鍵のかかった少女」のおかげで、やっと見る勇気が出たホラーの秀作。ま、普段は敬遠しているから、本作がこのジャンルのどの辺りに位置しているかは不明なんだけど、「NY心霊捜査官」「フッテージ」と慣れてきてオーソドックスな仕掛けにホッとするくらい。それに貢献しているのはジョエル・シルヴァーかもしれない。監督のジャウマ・コレット=セラもソツのない演出をするけどね(「アンノウン」)。

 

 “子供が原因で不吉なことが起こる”はまさに「オーメン」なんだけど、本作の原題は“ORPHAN”。ただし21世紀ですから、仕掛けは悪魔方面ではなく・・・これに触れてしまうと台無しになってしまいますので割愛。それにしてもエスター役のイザベル・ファーマンがカギを握っていて、その後「ハンガーゲーム」「アフターアース」と出世していくわけだ。

 

 とんでもない目に遭わされる親がピーター・サースガードとヴェラ・ファーミガで、合衆国で養子縁組は慎重にしないと。だいぶ年の離れた妹のタイッサは記憶探偵を翻弄しますが、ヴェラは徹底的にいたぶられてしまう。正体がハッキリするコチラか、腹を痛めた息子でも母を嫌悪する「少年は残酷な弓を射る」か・・・。子供と接する時間の多い女性にとっては、かなり切実になるはずの1本。
オススメ★★★★☆

Amazon.com

DMM.com

ホームページ テンプレート フリー

Design by

inserted by FC2 system