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攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears

攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears  攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears

 

 “日本アニメーションの新しい試み”は終盤に向かおうとしている。ま、ガンダムは終了したが、実写のパトレイバーは継続中。アニメファンにとっては、商品供給が途絶えない2014年。劇場としても固定客が見込めるタイトルは歓迎でしょう。全4部作となる功殻リブート、今回はどんな“新しい何か”を魅せてくれるのか?前回と同じく入口では小冊子をくれて、年齢層の高い観客で客席は占められている。

 

 改めて士郎正宗の先見性というのか、現在でも日保ちしているその世界観には驚かされるし、情報更新がなされていることにも感嘆する。なぜかって言うと、データ漁りしてヒットした「RD 潜脳捜査室」に現在ハマりこんでいるためだ。タブーが多い我が国の表現において、アニメーションは比較的自由。それに“観客が分からないとまずいね”という遠慮も、コアなファン層で固められているだけにしなくて済む。

 

 いきなり水関連の企業がテロに遭っている。もちろん観客の全員が「ダークウォーター奪われた水の真実」とか「ザ・ウォーター・ウォー」を見ているとは考えにくい。しかし実際にボリビアで起こったことは「007/慰めの報酬」でも触れられていたし、TVの特番とかでも「フロウ/水が大企業に独占される」に近い内容のものだって放映されているはずだから、皆さんチンプンカンプンではないハズ。

 

 それにこれくらい世界の実情を反映させたお話じゃなければ、士郎正宗のファンは納得しない。公安9課入りする前の草薙素子率いる面々にとっては、やりがいのあるお仕事。ただしこのリブートの特徴は、それ以前の作品群より素子を中心にしたストーリー展開。。ハンサムな義体技師ホセと熱々の関係が、涼し気な海中イメージを背景に繰り広げられる(暑くなり始めた今になくてはならない)。偶然にも「RD潜脳調査室」見てて、“関連作にピッタリ”と悦に入ってしまった。

 

 まだ第4部があるので、チラチラと伏線が見受けられ、お楽しみはまだまだ継続。ただ今回の素子は悲劇のヒロインでしたね。思えば暴走したプログラムに“融合しよう”などと持ちかけられたり、幼馴染(恐らく)と対決しなくちゃなんなかったり。イシカワにメスゴリラ呼ばわりされる彼女にだって、寄り添う誰かを求める心はあるし、恋人との二律背反が悲劇性を助長。

 

 あまりクドクドとは語られないけど、軍人時代の彼女には、“黒く塗り潰されなければならない任務”が多々あったようだ。そのおかげでせっかく結ばれそうになった恋人と・・・ぜひご覧になってご確認を。それに義体化したメンバーによる完璧なチームが、意外にも不完全だったことも見所で、いよいよトグサが合流。過度に売れない日本のアニメーションは、外に出しても恥ずかしくないクォリティにホッとする。オープニングのコーネリアスに清涼感を覚え、9月が待ち遠しくなった

 

現在(6/29/2014)公開中
オススメ★★★★☆ 

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関連作

  RD 潜脳調査室

 

 士郎正宗の世界は「アップルシード」とか「攻殻機動隊」だけってわけではないことに驚かされる秀作。データ的には「機動戦士ガンダムUC episode 7 虹の彼方に」の監督古橋一浩がクレジットされていて、「009 RE:CYBORG」「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」のプロダクションI.Gが制作。2014年の今になって気付かされる贅沢な裏方(本作は2008年放映)。

 

 で、タツノコプロから“のれん分け”した制作会社だけに、主人公を演じる声優にニンマリしてしまう。波留真理を担当しているのは森功至で、第1話を見たとき思わず「あっ、ガッチャマン」と呟いた。この人は科学忍者隊が代表作だけど、「銀河英雄伝説」のミッターマイヤーも良いのだ。爺さんも若者も演じ分けるのは、ベテランならではですな。ぜひご覧になってご確認を。

 

 日本を舞台にした近未来SFだけに、波留さんは81歳。でもメタルと呼ばれるネットワーク世界では、若き日の姿も垣間見せる。合衆国には爺さんとロボットの「素敵な相棒 〜フランクじいさんとロボットヘルパー〜」など当たり前に出てきているし、老人と介護をする少女のバディものがあっても、おかしくない。現在ハマっている「鉄腕バーディーDECODE:02」とコチラはその世界観にホッとする。

 

 インターネットだけでなく、加速する高齢化を嘆くのではなく、作品世界に盛り込んでこそ説得力があるというもの。TVを見なくなってしまったので、深夜帯アニメの現在は分からないが、コレが放映されていた時期は充実したモノが揃っていたのでは?「東のエデン」は2009年、「荒川アンダーザブリッジ」は2010年ですからね。でも今は視聴環境が様変わりしているし、“いつやってる”は重要ではなくなった。

 

 公安警察という組織だけに「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」は本作に比べると殺伐としている。ダイバーが主人公で、海に囲まれた都市が舞台になっていることは何より目に優しい。ちょっとジャック・マイヨールも頭をよぎるが、電脳探偵という設定は海外TVドラマにも引けを取らない。始まり方が似ていても、警察に協力するって範囲を「Lie to me」「THE MENTALIST」も出られないしね。

 

 今のところDVDの3までしか見てなくて、本筋とか作品世界全体は把握していないけれど第6話のラブレターにジーンときてしまった。電脳化=コンピュータに囲まれた世界であっても、紙媒体の手紙であるとか本がテーマになるとグッとくる。確かに失われつつあるかもしれないけど、「LIFE!」のように映像作品にして残しておくのは大切でしょう。ガツガツ消費するのではなく、これも先が長いのでじっくり楽しみたい。
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