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エクスペンダブルズ3

  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

 

  第3弾があるのは予想の範囲内でありながら、よくやるぜジイさんたち元気だなぁと感服です。女性が赤裸々に語る「ニンフォマニアック Vol.2」で笑いつつも考えさせてくれたあとは、ものすごく分かりやすい勧善懲悪80年代アクション。途中経過がなくとも、ラストがどうなるかは・・・。でもお楽しみはアクション・スターたちが一緒の画面に収まっていることが肝心。

 

 冒頭はウェズリー・スナイプス兄貴が登場、刑務所に護送されているところを消耗品軍団に救出される。てっきり「デッドロック」のパロディかと思いきや、ホントにこの人収監されてたそうで、「クロッシング」以来音沙汰ないのも納得。スポーツものに出てきたキャリア(「メジャーリーグ」「ハード・プレイ」)は活かされるのか?と思いきや、元軍医なんだって。

 

 そして悪役がメル・ギブソン。ペラペラしゃべると途端に、陽気なリッグス刑事になっちゃうから無口で冷酷非情な感じを出している。でも後半ハッキリするんだけど、野太い声はシルヴェスター・スタローンと被っちゃうんだよね。双方罵り合ってると、区別つかなかったりして。ただそんなことは些細なことで、マックスランボーの対決かと思うとシビレます。

 

 新加入はもっとジジイのハリソン・フォードまで登場で、ブルース・ウィリスとバトンタッチ。ミッキー・ロークも1回のみだったし、地味にメンバーチェンジしていかないと。ハリソンがCIAっていうのは、もちろんジャック・ライアンから頂いちゃってるのが明白で、考古学者の方は使わなかったみたい。かようにレンタル屋の棚で特集したくてたまらないネタなんだけど、今の人は美味しいと思うんだろうか?

 

 もちろん脚本も担当しているスタローンは若手育成も考えていて、作戦が失敗するに決まっている新チームを結成。おまけに80年代は昔なのだ、と年配の観客も思い知らされる。だってさ、新しいメンバーは80年代生まれなんだもん。もちろんIT機器も使いこなすし、今後どんな感じで彼らが絡んでくるかもお楽しみになった。バイクのジャンプとか、通信機器止めちゃうってのは若い人じゃなくちゃ説得力がない。

 

 ロバート・ダヴィ(「ダイ・ハード」でマクレーン刑事を撃った人)までチラッと出てきて、もう大満足。で、延々と喋ってるアントニオ・バンデラスなんですけれど、「暗殺者」スタローンと共演済み。ウェズリーは「デモリションマン」でスタローンと、「カオス」ジェイソン・ステイサムと・・・。出番ないかと思ったジェット・リーアーノルド・シュワルツェネッガーと一緒に映ってたね。

 

 中身?そんなものは善玉に弾がかすりもしないのに、有象無象がバタバタと撃ち殺されて、最後に大爆発して終わるんです。空っぽです、ところが劇場を後にして得られるこの満足感は何なんだ?昨今こんな体験をさせてくれる劇映画ってあったのか。“全ての洋画ファンに捧ぐ”はウソじゃありません、ぜひ劇場で、ご自身の目でご覧になってご確認を。

 

現在(11/1/2014)公開中
オススメ★★★★☆

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  ドラゴン・コップス

 

 レンタル店の新作コーナーで目にして、“はぁ、ジェット・リーの新作もレンタル屋ストレートになる時代なのか・・・”という思い込みが大きな間違いで、ちゃんと公開されていて、共演者が誰かを知った瞬間に手が出ることになった。絶大な効果ですよ、“「海洋天堂」で息子役を演じたウェン・ジャンを再び共演に迎えて贈るアクション・コメディ。”という宣伝文句は。

 

 障害を持った人を熱演できる役者は、さらに難しいコメディにも挑戦できる。ジェット・リーとの相性も文句なしのバディもので、「アザーガイズ」からご無沙汰していたので笑わせていただきました。伏線とかサブキャラとか、かなり穴だらけと思える部分も含めて、このアホらしさは貴重。「7級公務員」「ブレイキング・ニュース」がまた見たくなっちゃった。

 

 物語の底流にはグッとくる仕掛けも施してあって、ワイヤー・アクションも久しぶりに楽しませてくれたし、文句なしです。ジャッキーさんと似ているようで、アクションはちょっとヒネってるのかな?ラストには分身の術までご披露のジェット・リーも、なんと定年間際のオッサン刑事ですか。でも相棒が彼のコミカルな部分を引き出していて、ウェン・ジャンはスター街道を行きそうだ。
オススメ★★★★☆

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