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オール・ユー・ニード・イズ・キル

  オール・ユー・ニード・イズ・キル

 

×は関連作ですけれど、ご観賞後にクリックしてください

 

 “トム・クルーズ主演”、強引な“日本原作”が宣伝文句だとすると、ワシの場合アピールするのはエミリー・ブラントが出ていて、監督がダク・リーマンだということ。それにしてもいつ表記がダグ・ライマンになったのかな?予告編ではエミリーが勇ましく映っていて楽しみだった。彼女は確かコスプレとかコメディは守備範囲ながら、派手なアクションに体当たりは初挑戦だったはず。

 

 で、鍛え抜かれた肉体美にメロメロになりながらも、英雄“Full Metal Bitch”の彼女がトレーニングするのがトム扮するケイジ。これはですね、往年のトム・クルーズ映画の再来です。有名シリーズではリーダー格になり、渋さを獲得しつつある彼ですけれど、やはり「トップガン」「デイズ・オブ・サンダー」のパターン=“才能がある生意気な男が、訓練によって本物になる”はこの人ならでは。

 

 てっきり冒頭から激しい戦闘になるかと思いきや、ケイジはニヤニヤ顔を絶やさない宣伝将校。司令官に最前線に行けと命じられて、ヘタレ丸出しの笑える場面が連続。また導入部は「世界侵略:ロサンゼルス決戦」と似たような感じで、説明調を省くことに成功。さすがは「ボーン・アイデンティティー」の監督ダグで、流用は間違いないんだけど、演出のキレがいいからグイグイと入っていってしまう。

 

 ハッキリ言って設定は「×××××・×」そのもので、「×××××:×××××」の要素もあるし、「×××××××」だってタイムリープを繰り返して起こったことを修正する。これはタイムパラドックスものの特権で、エイリアン映画との合体技は当然でもあり新鮮。また展開される戦闘シーンはモロに「プライベート・ライアン」で、「スターシップ・トゥルーパーズ」も混ぜられているんだよね。

 

 原作未読ながら21世紀を生きる桜坂洋は、時代に即した物語を提供。新しすぎるとついてこれない観客が出るケースもある。「攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears」の士郎正宗がまさに典型で、2008年の「RD潜脳調査室」を2014年に楽しんでいるオッサンが現実にいるわけですから、この物語は親切ですよ。ただアメリカ人じゃなきゃ、こうも派手に映像化は無理があったかも。

 

 同時に批判されるかもしれないけど、“ゲーム感覚”の世代はとうに中年にまでなっている。リセットを繰り返し、ジワジワと成長するキャラクターに違和感ないでしょう。映画のキャラクターを生身の人間が演じる「ホーリーモーターズ」もあるし、根幹に“新しさ”がなくちゃ、トムもダグもエミリーも原作に魅力を感じない。「BLAME !」も海外の映画関係者が見つけてくれればひょっとして。

 

 メインの2人も監督のキレのある演出も文句なく、脇が映画好きにとってはたまらないのだ。司令官役のブレンダン・グリーソンはぜひ「ザ・ガード/西部の相棒」と、鬼軍曹のビル・パクストンは「エイリアン2」と、科学者のノア・テイラーは「アドルフの画集」とぜひ見比べていただきたい。パワードスーツは「エイリアン2」、「アバター」より進化していやはや「機動戦士ガンダム」まであと一歩。

 

 前作が“ブレイム事件”を扱った「フェアゲーム」だけに、しばらく音沙汰なくてちょっと気になっていたダグ・ライマン。ここのところパターン化したCG映像に食傷気味でしたが、大満足。だって凛々しいエミリー・ブラントを華に、往年のトム・クルーズ映画を、日本の小説を元に映像化してくれたんだもの。でもさ、原作はライトノベルってことだけど、反対はヘヴィノベルになるの?純文学は重いの?

 

現在(7/12/2014)公開中
オススメ★★★★☆

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関連作

  BLAME ! Ver. 0.11:salvaged disc by Cibo

 

 この作品に至る経緯は、Amazon.comのDMからだった。まず新作「シドニアの騎士」のお知らせが送られてきて、ふむふむ原作は弐瓶勉という人か、どんなもんを描いてるのかな?と興味が沸く。更にデータを漁って行って、既にリリースされているタイトルがコレ。余談ですけど置いているレンタル店は少ない。外国で人気があるらしいし、これなら「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の関連作になるかな?と眺めてみた。

 

 で、「アニマトリックス」が近いんだけど、完全にイントロ映像のみといったところでしょうか。出てくる専門用語はオッサンにはチンプンカンプンで、Wikipediaを参照しながらでないと、原作未読では難解。しかしテイストは「天使のたまご」を思い起こさせたり、大友克洋(「SHORT PEACE」)、士郎正宗(「RD潜脳調査室」)の遺伝子も継承されているようで悪くない。

 

 劇場公開が2012年の11月にもかかわらず、未だにリリースされない「花の詩女ゴティックメード」は不人気というより、埋もれているに過ぎない。自然に今の情報に接している若者にとっては“ああ、アレのことね”なんだろう。“日本アニメーションの新しい試み”が過去の出来事で、どんどん先に進んじゃってるんだね。“ハードディスクの先端に位置する情報”ってカッコ良い。
オススメ★★★☆☆

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