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ドラキュラZERO

  ドラキュラZERO

 

 連綿と作品が生まれ続けている、映画モンスター人気No.1の吸血鬼。大ヒットのトワイライト・シリーズが終わっても、ジム・ジャームッシュまで手掛けている(「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」)。ま、気がつくのが遅いかもしれないけど、キリスト教が絡んでいるから(秘密兵器は十字架)、狼男とかフランケンシュタインの人造人間を引き離しているんでしょう。

 

 Dのお父さんと言って分かる人はアレのファン、かの作品では神祖と呼ばれるドラキュラ伯爵に迫る本作。予想はフランシス・コッポラの「ドラキュラ」に直結するのかな?とも思ったけど、観賞後に「ドラキュリア」を再見したくなるラインだった。つまり宣伝は派手だけど、B級という品。でもそうでなければ、かなり史実をイジってるから、いろいろ突っ込まれてしまう21世紀。

 

 興味深いのは史劇的コスプレの要素をかなり入れている部分。最近「キングアーサー」を見ていたので、ローマがやってたこと(=負けた国に人身御供を要求)を、オスマントルコもやってたのね、とお勉強になる。「300(スリーハンドレッド) 帝国の進撃」ではペルシアだけど、帝国批判、つまりアメリカ合衆国への皮肉を込めてるのかな?

 

 そういった目で観ると、キワどい話なのかもしれない。迫り来る帝国に対してゲリラ戦と焦土作戦で対抗したとWikipediaには載っている。もちろん確認しようがない15世紀なんだから、ブラム・ストーカーに負けないホラをカマさないと。で、民を第一に考える君主ヴラド、串刺しも民を想うあまりの蛮行として説明。子煩悩だし美人の奥さんにメロメロだから、貢物で満足しない帝国に宣戦布告(我が国の思いやり予算って、××××への貢物?)。

 

 もちろんオスマン・トルコの皇帝は大軍を率いてやってくるので、戦力の差はどうしようもない。そこで洞窟の魔物と禁じられた契約を結んでしまう。超大作だったら、もっと長くクドクドと説明が続きそうなんだけど、トントン拍子に進んでくれるのは嬉しいですよ、本日3本目だったし。人外の美貌を備えているルーク・エヴァンスが、主役としてバッチリ作品を保たせている。

 

 ゼウスも演じたし、アラミスも演じたしで、脱史劇的コスプレが遠のきそうなルークですけれど、「ブリッツ」をご覧になれば納得です。この人が現代に現れるとすごく浮いてしまいます。それは美貌で引けを取らないサラ・ガドンもなんですけれど、サスペンス方面なら現代でも問題ないかも(「複製された男」)。ですから悪役のドミニク・クーパーが一番美味しいかもしれない。

 

 「リンカーン/秘密の書」とか「キャプテン・アメリカ」とかなかなかニクい印象を残していたし、未見の出演作はそそられる。悪逆な皇帝だけど、役者としては儲けたドミニク。で、吸血鬼の起源はどう見てもでっち上げっぽいんだけど、悪魔と被ったってホラなんだから文句なし。「エクソシスト/ビギニング」もかなり強引だったけど、B級で目くじら立てたって仕方ない。

 

 ありがたくも本作が再確認させてくれたのは、モンスター映画ってB級なんだし、恐れることなく楽しさを追求するのが勝ちってことです。こってり長い作品にはうんざりだし、史実とかけ離れたってどうってことはない。タイトルがdracula untold=語られなかったドラキュラなんだし、吸血鬼映画に一つ新しい解釈のものが加わったことで合格でしょう。「プリースト」とか「ブレイド」(2によく似たシーンも本作にはあった)とか好きなものには抗えない。 

 

現在(11/2/2014)公開中
オススメ★★★★☆

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関連作

  エクソシスト ビギニング

 

 恥ずかしながら、オカルト映画の傑作「エクソシスト」を見ていない。ひょっとしてTVで見てたかもしれないが、定かじゃない。で、映画通には信じられない順序ながら、このプリークァルからオリジナルをいってみた。ま、逆からだったら間違いなくコケにしていたレニー・ハーリン監督作。確かに全米ナンバーワンかもしれないけど、通からは怒られそう。

 

 またまたタイミングがズレたレニー、公開された2004年の段階ではリブート・ブームが来ておらず、後の「アメイジング・スパイダーマン2」「猿の惑星:新世紀(ライジング)」のように発展していかなかったのだ(「カットスロートアイランド」「コベナント」も・・・)。確かにね、オリジナルはホントに凄いと唸ったし、以後の作品は全て亜流扱いされても仕方ない。

 

 ではまるっきりお話にならないかというと、主演のステラン・スカルスガルドが神父として目覚める物語として見るとそれほど悪くない。「ニンフォマニアック Vol.2」に至るまで、なかなか善玉になりたがらない人だし、その意味では貴重品。とくにナチの虐殺に遭遇して信仰を見失い、ヤサグレていく感じはハマる。そして信仰心を取り戻し、悪魔と対峙するのは、どこか「奇蹟の詩/サードミラクル」エド・ハリスにも通じる。
オススメ★★★☆☆

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