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アメリカン・ハッスル

  アメリカン・ハッスル

 

 ほかの4人と違って、全世界に知れわたっちゃったヒーロー=ブルース・ウェインのイメージから、脱皮しなければならないクリスチャン・ベイル。ところがいきなりデップリと突き出た腹に加えて、脱毛隠蔽の処理からで爆笑。すだれ頭というより、毛髪が点在していて丁寧にそれを直している。「恋のゆくえ」で兄貴のボー・ブリッジズはスプレーかけてたけど、このスタートで掴みは万全。

 

 続いてSteely Dan のDirty Workがかかって2名が加わる。ブラッドリー・クーパー「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」でも“Reelin' In The Years”が着信音だけど、生まれた70年代に活躍したドナルド・フェイゲン&ウォルター・ベッカーのバンドに縁がある。そして待ってましたがエイミー・アダムスです、彼女に目が釘付けです。ドレス姿になると、だいたい胸が見えるか見えないかの服を着ていて嬉しいサービス。

 

 前作で美味しかった2人にではなく、前々作出演のクリスチャンエイミーが今回は軸になって、騙し騙されの物語を引っ張っていく。ちゃんと女房も子供もいるにもかかわらず、クリーニング店のオーナーで満足していればいいものの、詐欺師を裏稼業にしているクリスチャン=アーヴィン。そんな容姿はイマイチなのに、コロッとイイ仲になってしまうエイミー=シドニー。

 

 「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」なんかでも、犯罪の手口が一流だとFBIが取引するというのはいかにも合衆国。司法取引に関しては「完全なる報復」で問題提起されていましたが、実話を含んでいるのにシリアスに傾斜しない。今回のデヴィッド・O・ラッセルが試みているのは「ハッカビーズ」に近いのでしょうか?ジェニファーエイミーの取っ組み合いもあるし。

 

 ハッキリ言ってうるさくて、どーしょーもない女房にジェニファー・ローレンスが扮しているんですけれど、賑やかし役が実に楽しげだ。それはブラッドリーも同じで、前作はハンサム顔を目を殺して封じましたが、今回はパンチパーマ。カールを巻いている姿って、昨今お目にかからなくなりました。時代記号を現すのはIT通信機器やらオーディオ機器(隠し撮りのビデオ)だけではありません。

 

 そして本作でラッセル作品初参加のジェレミー・レナーですけれど、彼もまた髪型で笑いをとってる。ひとクセある役が似合いますけれど、それは「エヴァの告白」の方になりそう。もっとも真実一路の市長なのに、マフィアとお友達。そこで登場なのがロバート・デ・ニーロで、勝手な憶測ですけれどジャン=リュック・ゴダール(「アワーミュージック」)とかアッバス・キアロスタミ(「ライク・サムワン・イン・ラブ」)を真似しているみたい。

 

 「アルゴ」と似たような宣伝手法で“ウソのようなホントの話”らしいのですが、情報貧者なので元ネタが全く分からなかった。「グランドイリュージョン」の方が単純で、日本人にはアピールするかもしれない。でも「オーシャンズ111213」より確実にキャストはやる気満々で、それがうまく機能している。「ブギーナイツ」なども70年代〜80年代に至るかの国が描かれますが、もう歴史の1ページなんですな。

 

 21世紀になって既に10年以上が経過して、秒進分歩の世界を生きなければならない若者にとっては昔話ながら、オッサン達には当時の風俗を見て“あったあった、やってたやってた”という気になるかもしれない。でも感動作の次に、役者さんにお任せしたコメディでくるという手口はスカされて良かった。実際の70年代をその空気も含めてお感じになりたいなら、「ルパン三世」など意外にイケると思います。

 

現在(2/9/2014)公開中
オススメ★★★★☆

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関連作

  ルパン三世 TV第1期(first tv.)

 

 あえてファースト・シーズンと称することになるルパン三世のオリジナル。学校から帰ってきて何度も見ていたものだ。再放送が繰り返され、身体に染み込んでいる。後半は子供向けに口当たりよく、お行儀よくなっていく(宮崎駿、高畑勲の演出なのだそうな)。ただ石川五右衛門が登場するあたりまでは大人になった今(2014)こそ美味しい酒のツマミ。ルバン登場の第一話「ルパンは燃えているか」は彼がレース狂であることが示され、第二話「魔術師と呼ばれた男」のシーン一つ一つがたまらない。

 

 弾丸だけでなく、バズーカ砲まで効果なしとは魔術師パイカル恐るべしで、ターミネーター顔負けだ。荒っぽいセリフも楽しくて、山田康雄によるルパンが奴に向かって「酔っ払っちまいそうな名前だな、俺が誰だかわかるか?」などはキャラクターを簡潔に示している。防弾チョッキを着ていると判断して、次元がパイカルの頭部を狙って「しかたねぇ、やるぜ」の部分もしかり。昨今70年代を再現したものと比べてみるのも一興。映像の古臭さを簡潔な描写、無駄のないセリフ、躍動感が払拭している。
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