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コロンビアーナ

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 今のところ「アバター」のネイティリを演じた女優という枕詞が世界的に通じるゾーイ・サルダナ。この人はなんとあの熱血楽団物語「ドラムライン」にも出ていて、「スター・トレック」でセクシーなウフーラも演じているし、「テイカーズ」にも出ている、といった具合に結構出演作は観てきたけれど、ワシの場合本作が最上位に登録。非情な復讐者にして殺し屋役を見事に体当たりでモノにしている。後々「コロンビアーナ」のゾーイ・サルダナになるのは間違いない。

 

 物語は南米コロンビアが発端で、このタイトルになっている。無惨に両親を殺された主人公カトレアは復讐を胸に合衆国へと逃げ延びる。いきなり両親が殺されるなど「レオン」そのものみたいですけれど、少女時代を演じたアマンドラ・ステンバーグが、子供の可愛らしさと極道オヤジに育てられた野生を兼ね備えている。瞳は「それでも生きる子供たちへ」に出てきてもおかしくないのに、身の危険を察すると途端に「ニキータ」でもやっていた、舐めてかかっている相手の手の甲にナイフを串刺し。住宅密集地での逃亡劇は「インクレディブル・ハルク」でもやっていましたが、リュック・ベッソンがプロデューサーで、「トランスポーター3」の監督オリヴィエ・メガトンだけに実にスリリング。「クリムゾン・リバー2」にも登場のアクロバティックな不死身の殺し屋集団、おそらくあのスタント担当の面々が繰り広げるシーンは見応えアリ。なんとか敵の追撃をかいくぐり、合衆国へ逃げ延びるカトレア。シカゴには叔父が待っていて彼女をしっかりと抱きしめる。

 

 ホッと一息ついたのもつかの間、復讐に燃える少女は極道の叔父に殺しを教えてくれと懇願する。ところが息子を亡くした姪を愛する叔父は拳銃か教育かを選ばせる。これは実に21世紀的なシーンで重要(「ミラル」)。裏社会で生きてきた男だけに、ただ人殺しを覚えたって、生きてはいけないことをよく知っている。「クジラの島の少女」でも父親役でしたがクリフ・カーティスが素晴らしい。そして美しく成長したゾーイ扮するカトレアが登場するともうメロメロです。スレンダー・セクシー!って感じでたまりません。殺しのプロに成長した彼女は「メカニック」ジェイソン・ステイサムよろしくテキパキと作業をこなし、非情の殺しを進めていく。殺しを稼業にしているから、まるで「レオン」のその後を見ているよう。彼女は生活のための殺しと並行して、親殺しの相手を次から次へと血祭りに上げていく。しかし心の拠り所はハンサムなダニーで、彼のアパートで過ごす時間が唯一の安らぎ(これも「ニキータ」みたい)。

 

 もちろん連続殺人をFBIの切れ者捜査官が嗅ぎつけて、じわじわと彼女に迫っていきます。もっとも「ブレイブ・ワン」みたいな展開になるのかと思いきや、当の悪党をCIAがかくまっていて展開は複雑な様相を呈す。ま、合衆国は麻薬王をやっつけたりしますが(「今そこにある危機」)、仲良しの悪党がいてもおかしくない。非情かつプロフェッショナルなカトレアは果たして復讐を成し遂げられるのか?恋人とはどうなってしまうのか?はご覧になってご確認を。ベッソン・テイストですから「パリより愛を込めて」「96時間」にちかく、強く美しい女性が主演ですから「マチェーテ」よりは格段にシャープなアクションで見惚れてしまいます。「ラルゴ・ウィンチ」の小気味よいアクションにも通じるし、おっさんとしては大満足。

 

 ただIT機器は時代を表現するのに都合の良い小道具だなぁと妙なところで感心。B級アクションですから、セットを組んだり余計なところにお金をかけるわけにはいかない。1992年をフロッピーディスクで表し、俯瞰の映像をモロに使ってもOK。現在はというとスマート・フォンの写真が瞬時にデータベースに接続されて、居所が特定されてしまう。使用される銃火器も次から次へと進化発展しているらしく、見たこともないものがいっぱい出てくる。いちおう92年のシーンで出てくるウージー(「ターミネーター」で使われていましたね)とかグロックとかベレッタとかは分かるけれど、シルエットのやけにカッコ良いライフルとか。でもさ、IT機器が進化しているということは個人を特定するのが容易な証拠だし、銃火器が進化発展しているなんてとてもじゃないけれど良い時代とは言えないよね。

 

 グラマーも好きだが(「恋はスラムダンク」のクィーン・ラティファ)、やはりスレンダーな美女にはメロメロになってしまうのを再確認。ゾーイ・サルダナの代表作を劇場で拝めたことにご満悦で、フランス産の「GIGN」「インストーラー」「ラルゴ・ウィンチ」も劇場で観られなかったのが悔しかったし、合衆国の超大作に食傷気味だったから実に爽快でした。

 

現在(9/6/2012)公開中 
オススメ★★★★☆

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関連作

 今そこにある危機

 

 コロンビアと合衆国との戦争ではなく、大統領が私的に部隊を派遣して麻薬組織を壊滅させるという戦闘が繰り広げられる。前作でテロリストの脅威を排したけれど、さらに高いハードルが主人公ジャック・ライアンには待っていた。出世するにしてもホワイトハウスにまで達すると、厄介なことが次から次へと襲いかかってくる。奥さんには足を洗えと再三言われているのに、正義漢のジャック・ライアンはズブズブと深みにはまってしまう。CIAが軍隊の生え抜きを選抜して非公式な作戦に参加させる。暗躍するエージェントがウィレム・デフォーなんだけど、胡散臭い中にも精悍さがあって、仲間を見捨てないのはスパイでも国に対する忠誠があるからに他なない(「フェア・ゲーム」)。「レッドオクトーバーを追え」からの常連のグーリア提督(ジェームズ・アール・ジョーンズのはまり役)が亡くなってしまうけれど、英雄と日の目を見ないで死んでいく兵士との対比は、この作品の前も後も幾度となく描かれる。現場にも行くが、もうひとつの現場=伏魔殿ホワイトハウスで決然と言い放つジャック・ライアンはやはりヒーロー。一体何に向けられたのかはご覧になってご確認を。
オススメ★★★☆☆

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