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トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part1

トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1  ブレイキング・ドーンPart1/トワイライト・サーガ

      

 公開が2/25で2週間経つと1日に上映が1回という劇場もあって、ちょっと二の足を踏む。さすがにパート4だし、ジュブナイルはすたれるのか?でも前売り券を反射的に買っているし・・・。ま、ココまで来ると新規のファンじゃなく、固定客が大半を占めるだろうから、みんな真っ先に劇場に駆けつけて観るのは予想できる(でもけっこう前3作は貸し出されてますぜ)。よって春休みのお子様向け作品を上映するため、劇場を空けなきゃなんないのは仕方ないですけれど、デート・ムービー少ないです最近。もちろん不安はクリステン・スチュワートの顔を拝んで吹き飛ぶ。デジタル大画面には彼女が必要です、絶対です。

 

 前半から真ん中へんまで動きナシ、ドキドキ・ウキウキの結婚式→ハネムーン→初夜。笑っちゃうくらいワシとは別次元だけど、娘をニヤニヤしながら眺めているオヤジ目線ですよ。可愛いよなぁ。観ているティーンエイジャーも感情移入できるでしょう、理想のパターンだもんね。でもさ「抱きたいカンケイ」とか「ラブ&ドラッグ」に説得力がある21世紀ながら、ジュブナイルなんだから、ヤングアダルト小説なんだから。つまりはファン・サービス、読者サービス、ココまでお付き合いいただいたファンに感謝を込めて“良かったねぇ”と思わせるのは顧客重視姿勢で悪くない。そして映画好きとしては無造作に「50/50 フィフティ・フィフティ」でも良かったアン・ケンドリックとか、先月観た「ヤング≒アダルト」のエリザベス・リーサーとかが脇で出てくるのもひそやかなお楽しみ。

 

 ヨーロッパ方面の悪役の邪魔も入らず、南国の離れ小島で幸せ一杯だった2人が突然お話に引き戻され急展開。あっという間に赤ちゃんできちゃって、ヤバイよ、どうすんのよ・・・。子供が出来てうろたえて、どうしよう?はこの作品がティーンエイジャー向けであることの証明。「4ヶ月、3週と2日」の悲惨さも「JUNO ジュノ」の淡々とした日常でもない。ただフツーの10代の妊娠ではなく、吸血鬼ものとの合体技で古典的なシーンでも物語を加速させられる。更にどんどん痩せ細っていくクリステン・スチュワートは観ていて気の毒なくらい。「ロストガール」でストリッパー&売春婦役を口汚いセリフ全開で熱演した彼女、スター業と女優業を平行してやっていて根性入りまくり。ま、「キャテンアメリカ」でも痩せっぽちの方に特殊効果を使用だそうですから、心配いらないんだけどホラー映画のメイクよろしくグイグイ引き込まれる。

 

 そして宿した子供は・・・、というところでハタと気がつきましたけれど、人間と吸血鬼のハーフと言えば“ダンピール”じゃないですか。更に狼男君との関係にも重要な役割があって・・・、ぜひご覧になってご確認を。スパッと終わっちゃうからといって、物足りなさはなくよく出来ている。原作の力もあるだろうし、監督の手腕も確かです。ま、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」が出てきているから、「ニュームーン」の時ビックリした狼男はCGに見えるかもしれない。でも現代の映像加工技術(「パレルモ・シューティング」を参考までにどうぞ)は化け物ばかりに発揮されるものではない。CGを用いたクリステン・スチュワートのアップが納得の美しさで、申し分なし。

 

現在(3/11/2012)公開中
オススメ★★★★☆ 

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  ロストガール

 

 スター業と女優業を平行してやっているクリステン・スチュワートの小品。ところが「アドベンチャーランドへようこそ」とか「ランナウェイズ」を経て“お芝居に磨きがかかってきたね”とファンに思わせる中身。スター業方面の作品ですと、他にも芸達者さんは一杯いるからキレイ顔していれば良いんだけど、主要登場人物が3人となれば映画を背負うことになる。しかもジェームズ・ガンドルフィーニと“客と売春婦”の関係から始めなければならない。「ゲット・ショーティ」とかですとそれほど目立たないけれど、TVシリーズ“ザ・ソプラノズ”に出ている人気者で上手い。背中にごく普通の疲れと哀愁を漂わせているダグを自然に演じている。

 

 中小企業の社長さんで、業界の集まり(コンベンションとかって言うのかな?)に出るため遠い街へやって来る。ま、レンタル屋業界のつどいに出たことありますけれどあんな感じだった。もちろん日本なら熱海でやりそうな研修で、集まった後は一杯やるのが常。待っている人には“情報収集”ってウソつけるからね。たまたま入ったのがストリップを隠れみのにしている売春宿で、クリステン・スチュワート 演じるアリソンと知り合うことに。妻を残して遠い街にやって来たダグにはワケがあって、たまたま出会った売春婦アリソンを放っとけない。面倒を見ようとするんだけど、もう21世紀の家出少女にして売春婦をしているくらいだから荒れ放題。

 

 出来ればあり得ないエンディンクでも許せるけれど、21世紀の現実を反映したものになっていた。ただ糸が切れた凧みたいだった少女に1本繋がった、というラストはぜひご覧になってご確認を。監督はリドリー・スコットの息子ジェイクで、実力は未知数かもしれない。でも「ミッション:8ミニッツ」のダンカン・ジョーンズ、「SOMEWHERE」のソフィア・コッポラに次ぐ人になっていくかも?少なくとも着眼点は悪くない。 
オススメ★★★☆☆

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