関連テーマ

 

 

 

 

サイドボックス

ここにテキスト


出し

アベンジャーズ

  アベンジャーズ

 

 確か布石は2008年の「インクレディブル・ハルク」から打たれていたヒーロー全員集合の“当たるに決まっている企画”アベンジャーズ。ハルクアイアンマンさらにマイティ・ソーキャプテン・アメリカを加えて段々“マジなんだな”と思えてきたのが2011年。そして今年見事ヒットと予想通りになった。もっとも“これほど興行収益が計算しやすいイヴェント映画もまたとあるまい”というのは結果が良かったからで、外れたら嘲笑の嵐だっただろう。このページでは勝手にアメコミ御三家に次ぐオルタナ系として認識している面々、結集すればオープニング成績で御三家を凌いだ。

 

 この興行収益というのも宣伝の一部で、“日本よ、これが映画だ。”といった売り文句も人々が浮き足立つようにしている。周りも「プロメテウス」には無反応で「トータル・リコール」は知らないし・・・。ただ強力な宣伝を必要とするのは海外で、合衆国で対象は物凄くハッキリしている。アメコミファンが最上のお客さんであることは疑いない。日本だっていまだに仮面ライダーとウルトラマン健在で、40年近く前はマジンガーZ。あの劇場用シリーズ最後の「グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦!大海獣」に似ている。でもさ、漫画なんだから当たり前で、大人はというと「エクスペンダブルズ」に狂喜しているし、もっと上だとロバート・デ・ニーロアル・パチーノが共演し「ヒート」に喜び・・・。

 

 では門外漢は楽しめるのか?大丈夫です、登場しているキャラクターの作品を見れば(旧作は安く借りられます)。付け焼刃ながら「ハルク」からもう一度見直したけど、なるほど合衆国版大魔神=ハルクはもともと科学者のブルース・バナー。大金持ちながらエンジニアのトニー・スタークと話が合う。腕っぷしが頼りのキャプテン・アメリカ、ソーとは一味違う場面を展開。大金持ちスターク氏は最新IT機器を使用で3D効果を活かしている。ロバート・ダウニーJr.とエリック・バナから数えて三代目のマーク・ラファロなんてよく出たものだ(「ゾディアック」 に2人とも出ている)。神様=ソーVSハルクは北斗十番勝負(「北斗の拳」)っぽくてニヤニヤ。子供の口喧嘩と一緒で“どっちが強い”の無理やりマッチは見応え十分。またメンバー中弱そうな元祖アメコミヒーロー=キャプテン・アメリカはその名の通り皆を束ねる。

 

 猛者どものバトルに比べたら完全にオマケなんだけど、「ボーン・レガシー」に抜擢されたジェレミー・レナーは大躍進(「ザ・タウン」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」)。ステラン・スカルスガルドも「マイティ・ソー」に続いて出るとは。アメコミ映画最多出演なるか?のサミュエル・L・ジャクソンも張り切っている。そして2人の美人スカーレット・ヨハンソン&グウィネス・パルトローもお楽しみ。動物園の飼育係も似合うけれど(「幸せへのキセキ」)、「アイアンマン2」で登場のブラック・ウィドー=スカーレット・ヨハンソンは今回の目玉だったし、申し分なかった。ロバート・ダウニーJr.とグウィネス・パルトローの中年カップルの部分はオッサンだけにニヤニヤ。ただワシの目線はもっと脇の“第三の美人”エージエント・ヒル役のコビー・スマルダーズに釘付けになったりして。

 

 「バトルシップ」「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」に通じる最終バトルだけど、そんなにこの手の映画で新しい場面を描けないです。ビルから飛び降りてアイアンマンを着るスターク氏の場面なんか「アップルシード」そのもの。でも既存のヴィジュアルを使い、散漫に見えるかもしれないけれど、劇場に足を運んだお客さんだっていろんな人がいるし、それを想定していろんな仕掛けを施すのはお祭り映画として当然。監督のジョス・ウェドンは融通の利かない現場で奮闘です。お気に入り登録しそうなコビー・スマルダーまで拝めたし、料金分はキッチリ楽しませてもらった。10代ではないので、素で楽しむまではいかないけれど・・・。ここまで大風呂敷広げちゃったから、打ち止めか?と心配する必要もないかもしれない。今度はアメコミM&Aなどと称してバットマンVSスパイダーマンVSスーパーマンでもいいんだから。レイフ・ファインズ、ユマ・サーマン共演の同名タイトルは「アベンジャーズ」(スパイ映画)になって、聞かれることは少なくなりそうだ。

 

現在(8/15/2012)公開中
オススメ★★★☆☆

Amazon.com

DMM.com

前のページ  次のページ

 

top

 

関連作

 プレステージ

 

 クリストファー・ノーランの履歴を漁ると「インセプション」のようにこれも新生バットマンに挟まれている(「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」の間)。被り物ヒーローが素顔でマジック対決する。一方がバットマン=クリスチャン・ベイルで、もう一方がウルヴァリン(「X-MEN」)=ヒュー・ジャックマン「悪霊喰」「ザ・ライトエクソシストの真実」の聖職者とは異なり、2人とも端正なハンサムなんだけど、“裏アリ”と感じさせる(「幻影師アイゼンハイム」エドワード・ノートンしかり)。奇術ながら仕掛けが実は科学と××で・・・、の部分はご覧になってご確認を。エジソン嫌いの発明家テスラを演じたデヴィッド・ボウイは、この後あまり見かけなくなってしまいました。代わって息子のダンカン・ジョーンズ(「ミッション:8ミニッツ」)がメキメキきそうだけど。マイケル・ケインも含めて男優さんはダンディ揃いで、華がなんといってもスカーレット・ヨハンソン、可憐だったのです。
オススメ★★★☆☆  

Amazon.com

DMM.com

ホームページ テンプレート フリー

Design by

inserted by FC2 system